ブーログ › フューネ三浦直樹の「感動葬儀。」ブログ
2017年07月21日

スタンディング

先日、とある立ち食いそば屋さんで食事をしていた時に

3歳くらいの女の子を連れたお母さんが二人で入店してきました。

お店の外で食券を買い、お店に入る仕組みのそば屋でした。

中に入った時に、どうも「立ち食い」だと思わなかったらしく、

お母さんがしばらく固まってました。

しかし、椅子席が無い店内でそばは食べる様子でしたが、

子どもには高いテーブルには届かず、お母さんはお店の人に

「踏み台はありますか」

と聞いていました。残念ながら、お店に踏み台は無く、またそもそも

子どもが来店することをお店側が想定をしていないようでした。

結局のところ、お母さんが器を手に持ち、子供さんの高さに合わせて

しゃがんで食べていました。




スタンディングのバーや喫茶店。そして、スタンディングスタイル

だから、安く提供することが出来る飲食店は今、都会では結構

あちこちで見かけることができます。

「スタンディング」ということで結果的に何かを制約することで、

お客様が望むニーズを満たしていることはお客様とお店側の双方が

WINーWINの関係になることはビジネス上は大切なことです。

但し前述の親子のような想定外を想定する対応はどんなお店を

必要なことでしょう。





葬儀というサービスも格安で提供している葬儀プランも存在します。

安く提供できる代わりに、多くの場合、何らかの制約が伴っているもの

がほとんどです。

葬儀の会場の制約。お花などの飾りや備品の制約などお客様に

一定のご理解を頂く上で安く提供できるのです。

しかしながら、一定のご理解を頂けない一部のお客様からの制約に

対するクレームはなんとも辛いものです。

多くの場合、クレームを頂いたお客様にしっかりと事情を説明すれば

ご納得頂けます。

葬儀という商品においても「スタンディング」的な商品はこれからも

増えてきます。それを提供する側の説明責任とお客様の納得した理解

がなければ、いつまで経っても後味の悪いものになってしまうこと

からは抜け出せません。





  

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Posted by フューネ三浦 at 08:21 │日々いろいろ

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2017年07月19日

自動ブレーキで事故が無くなる

人の死は様々な亡くなり方がありますが、突然にやってくる交通事故

での「死」は誰にでも起こり得る危険性があり、また当事者の悲惨さは

なんとも言葉が見つからないものです。

年々、交通安全に関する各種活動の効果もあり、死亡事故での死者が

減少傾向にあることは喜ばしいことです。

交通事故でのお葬式はこれまでもブログで何度も取り上げましたが、

被害者も悲惨ですが、加害者もまた悲惨な運命にあるものです。

近年は自動ブレーキを装着した自動車が徐々に普及をして、さらに

交通事故が減ってくる可能性があり、被害に遭われる方が一人でも

減ってくることがとても素晴らしいことです。




交通事故が減少することの裏側に安全装置としての自動ブレーキを

装着するコストが新車に上乗せされる反面、接触事故が減って

板金塗装をする修理工場の仕事が減少しています。

世の中のこれまでの常識があるものを境に急激に変化してしまうこと

があることは多々あります。




どんな時代が来てもどんなに科学が発展しても人は「死」からは逃れ

ません。

しかしながら、自分が理想としている死に方が選べるならば、

交通事故死を選ぶ人は誰もいないと思います。

自動ブレーキはそういった意味では本当に素敵な発明品だと

思うのです。







  

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Posted by フューネ三浦 at 08:57 │日々いろいろ

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2017年07月15日

大切にしている備品でも。

一流と言われているプロは道具を大切にします。

日々自分自身の道具を磨いていくことはとても大切です。

私たち葬儀社が使う備品も様々なアイテムがあります。

およそ、日常の生活ではまず使わないものもたくさんあります。

特にお葬式に使う備品は専門用語が難しいものもたくさんあります。

総じていえば、普段聞きなれない備品類は高価なものが多くまた、

壊れやすいものが多いのです。





宗教用具は何百年とまた、モノによっては千年以上前からカタチの

変わらないものものが存在します。これらのものはメンテナンスさえ

しっかりすればいつまでも持つ道具です。




今の時代はで流行の流れが速く、モノのデザインや色は数年で合わなく

なってしまうことが往々にしてあります。

お葬式に使う祭壇やその周りの備品類もいくら大切にしても、

どうしても時代のトレンドに合わなくなってきてしまっているものも

多数存在してしまうのです。

葬儀の中で「定番」といわれるような形の備品でも変化を求めら

れるものです。

例えば、ご遺体を安置する場所は大方、「和室」というのが言って

みれば長年の「常識」でしたが、今は和室の無い家が無数にあり、

リビングルームなどの洋室に安置することも増えています。

そうすると「和」のテイストのご遺体周りの各種備品がデザイン的に

ミスマッチを起こしてしまうことになるのです。

「洋」のテイストの備品が欲しくなってしまうものです。



時代に合わせて変化する葬儀のトレンドですが、トレンドにぴったり

と合わせていくことは常に神経を使うことになります。

  

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Posted by フューネ三浦 at 08:20 │お葬式の知識

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2017年07月13日

葬儀の写真撮影

先日、インターネットの記事を見ていたら、火葬場でお棺の中にいる

自分の親の写真をスマホで撮影したら、注意をされトラブルになった

という内容が掲載されていました。

自分の親とはいえ、死者の顔を写真に撮っておくことが果たして良い

のかという議論は昔からあるのですが、そもそも火葬場のルールで

写真撮影が禁止になっているところは全国多々あり、仮に

写真撮影禁止であれば、いくら自分の親の最期の姿と言えども

いけないことになるのでしょう。




お葬式の風景は「悲しい」風景であり、葬儀中の悲しんでいる姿を

写真に収められたくないという方は大勢います。

取り乱している姿や、化粧が落ちてしまっていたり、やつれている

姿は誰も振り返りたくないでしょう。

葬儀の記録として写真を残しておくことは次回の時の為には

非常に役に立つ資料になるのですが、撮影時の配慮は本当に

必要です。




前述の死者の顔を撮影することは、賛否両論あります。

記録として残したくないという方や、最期の姿だから忘れたくない

からといった意見や場合によっては霊魂の存在を気にする方は

写真を撮ることがNGだと言われる方も。

私の立場から言えば、皆さまの意見が違うということ。

まずはご遺族・ご親族の個々の意見をまとめてから撮影をしないと

いけないと思います。

さらに言えば、勝手にSNSを通じてネット上にアップをしないことです。

後からの修正が出来なくなりますから。




お元気で生きていて笑顔いっぱいの写真ならば、何ともないことが

葬儀の際は気を配らなければならないということなのです。














  

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Posted by フューネ三浦 at 08:50 │日々いろいろ

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2017年07月11日

運賃

運賃とは人の移動やモノを運ぶ時にかかる費用のことですが、

基本的にこれらの費用は安く抑えたいという心理が働きます。

人が何かをアクションを起こすことの中で「運賃」は日常的に

かかってコストであり、それを節約することは大切なことです。




葬儀とは非日常の世界であり、非日常であるからこそ発生する

特別なコストというものがあるのです。

食事においては通常の食卓の料理とは違うご馳走であるし、

自家用車を運転をすることを控えて、貸切バスやタクシーを使用する

など、日常の生活では使わないところにお金をかけるものでした。

ところが、葬儀においてもバスやタクシーの使用されるお客様が

大きく減っています。確かに火葬場に行く人の数が30人~50人くらい

であれば、バスも必要ですが、10人以下であれば自家用車に乗り合わせ

で良いということになってしまうものです。

お葬式そのものが昔のように「非日常」の世界という価値観が薄れて

いるのである程度仕方の無いことでしょうか。

それでも、火葬場に行くときは特に近親者の方の運転は絶対に控える

べきだと考えています。

火葬場への道中に万が一、接触等の軽い物損事故でも巻き込まれて

しまったら、火葬場での最期のお別れに立ち会えなくなって

しまいます。

そのようなことになってしまい、後悔をされたお客様をこれまでに

何度も見てきているのです。

近親の方が亡くなったという非日常であるからこそ、ドライバー

としての責任は回避しておかなければならないものです。





葬儀関連でも香典返しなどのギフトの配送に関する運賃も

上がっています。

お客様に送料無料で対応できるものが減っていることも事実であり、

配送に関するコストをお客様が負担しなければならないことが多々

あるのです。



運賃コストの上昇は葬儀においても今後、仕組みが変わってしまう

可能性があるのです。

  

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Posted by フューネ三浦 at 10:18 │日々いろいろ

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2017年07月09日

葬儀と有給休暇

有給休暇は労働者が雇用者から与えられる権利であり、また法律に

よってしっかりと規定が守られています。

近年は働き方改革の中で、積極的に有給休暇を取得することを

奨励される風潮にあり、レジャー目的でもしっかりと有給休暇を取得

される方が増えています。




ひと昔前では、有給休暇は病気やケガなどの理由で働けない状況に

なった時の保険であり、いざ言う時に使うことや冠婚葬祭などの

非日常の行事で活用することは大抵でした。

お葬式において親戚・縁者が亡くなった時に有給休暇を取得し葬儀に

参列することはもちろんですが、自分の住んでいる隣近所の方の

お葬式を手伝う為に有給休暇を取得することがあたり前の時代も

ありました。しかしながら、最近では自身の遊びの為に有給休暇を取得

しても、葬儀の為に有給休暇を取得する方が本当に減ってきて

いるのです。




最近のお葬式の傾向を見ていると有給休暇どころか忌引休暇さえも

取得をしない方もいらっしゃいます。

葬儀は日程を調整して、土曜日・日曜日に葬儀をしたり、

勤務時間中に休憩を貰って葬儀の時間だけに仕事を抜け出して

葬儀をする人もいらっしゃいます。

以前に比べて有給休暇は取得しやすいはずですが、葬儀に

有給休暇を使用したくないと思っていらっしゃる方が少なからず

いるのです。

そして、身内しか参列しないような小規模化したお葬式では

準備もほとんどありませんから、日程の変更も容易ですし、

時間も自由に決めやすいのです。




葬儀の価値観の変化や有休休暇の取得する価値感まで変化を

していると感じます。
  

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Posted by フューネ三浦 at 08:55 │お葬式の知識

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2017年07月05日

100%の死亡率

人が生きていると様々な事件や事故・病気やケガに遭遇します。

自分自身もそうですが、自分の周りの家族にもいつ災難がくるのかも

しれません。




地震で亡くなった。ガンで亡くなったという現実に対して、私たちは

死亡率○○%と言ったように確率で表現をすることが多々あります。

全体を統括する専門家としてはこの死亡率を少しでも下げることが

使命であり、昼夜努力をして生命の安全を守っていることには大変

頭の下がる思いです。

昔のことを思えば、交通事故で死亡する方の死亡率はクルマの

安全性能や交通行政の成果のおかげで年々減少をしていて

死亡率は数パーセントの低い水準となっていても、当事者の家族に

とってみれば死亡率100%なのです。




当事者にとって死亡率が100%であるということを常に心をして

おかなければ、「運が悪かった」といったようなご遺族を傷つける

軽率な言葉が出てしまうのです。

人の死を扱う私たち葬儀社の社員が絶対にしてはならないこと

であるし、国家のレベルで言えば、大臣クラスが「失言」として大きく

クローズアップされてしまうのです。

後から「ご遺族の心情を思えば・・・」

と取り繕ってももう遅いのです。

「死亡率100%」だからこその「ご遺族の心情」に繋がるのです。





人が死ぬことが必定の戦争においても、ドラマや映画で主人公に

感情移入してしまえば、「死亡率100%」だから悲しくなるのです。

人の死を数値化してしまうことは人として死者に対する尊厳を忘れて

しまいがちになってしまうという危険が孕んでいることを忘れては

なりません。

ご遺族にとって「死亡率100%」であることを前提にしているからこそ

「感動葬儀。」は成立をするのです。



  

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Posted by フューネ三浦 at 08:54 │日々いろいろ

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2017年07月03日

トヨタ車しかない現実に

フューネグループの車輛部門である

「ゼロナイントヨタ有限会社」では先日、

ベンツの宮型霊柩車を廃車しました。

くわしくはコチラ↓
http://fune.boo-log.com/e409231.html


狙ったわけでもなく、結果的にそうなったのですが、

所有する霊柩車のすべてが「トヨタ自動車製」の車に

なってしまいました。

ゼロナイントヨタ有限会社の霊柩車一覧です。↓
http://zero-nine.jp/reikyuu/car-lineup.html




ベンツやボルボの霊柩車もありましたが、これで外国製の車をベースに

した霊柩車が一台も無くなりました。

ご承知のように、愛知県豊田市はクルマの街と言われており、

トヨタ車のシェアが8割を超えるというトヨタ自動車の

企業城下町です。

普段はトヨタ車に乗っているお客様が、最後に憧れる外国車製の

高級車を揃えておいて、最期に乗って頂けるサービスを提供しようと

ゼロナイントヨタ有限会社を設立した平成15年からずっと外国車の

霊柩車を所有していました。




トヨタ車ばかりになってしまった理由はもちろん、地元でのトヨタ車

の人気はあります。

ですが、それ以上の理由があります。

「壊れない」のです。

特に10年を超えてきた時に高級外国車との強さが違うのです。

通常、私たちがマイカーとして使用する車は10年も所有することは

ほとんどないのですが、営業車であると10年以上の耐久性は

要求します。

古くても毎日ちゃんと整備をすれば、ずっと異常のない状態で

乗れることは車輛を運行する会社としてはとても重要な要素です。




「壊れない」

というトヨタ車の凄さはやはり、郷土の誇りでもあるのです。

ゼロナイントヨタ有限会社は当面の間、所有する車両はすべて

トヨタ自動車製としていきます。



  

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2017年07月01日

フューネの広告代理店事業





あまり知られていないのですが、葬儀社が母体であるフューネですが、

広告代理店のお仕事をしています。

この度、広告代理店業としての専用のホームページを開設しました。

是非、ご覧ください。

http://www.ad.fune.ne.jp/



他の業種を含め様々な官公庁・企業様に葬儀のノウハウを生かした

広告物の提供をしています。

おかげさまで、お客様は年々増えてきています。

ホームページにはこれまでに制作した広告物が一部公開して

ありますので、興味のある方はご覧ください。



  

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Posted by フューネ三浦 at 10:08 │フューネ(会社)のこと

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2017年06月29日

フューネラルビジネスフェア2017

6月26日・27日とパシフィコ横浜で行われた葬儀業界のイベント

「フューネラルビジネスフェア2017」

に行ってきました。昨年までは4年間連続で出展をするほうで、今年は

完全にお客様としてゆっくりとフェアを見ることができました。












今年は祭壇の飾り方のレイアウトを展示をしているブースに興味が

あり、花でのレイアウトを飾っているブースを中心に見て参りました。

毎年、行っていると一年毎の違いはわずかですが、5年・10年という

単位で葬儀業界を見ていると確実に流行があり、葬儀に関する商品の

トレンドが見てとれます。




小規模なお葬式が増えている中で、いかにコンパクトで個性的なものを

提供できるかということも、これからは大切な要素では

ないでしょうか。



昨年まではゆっくり見れていなかった分、今年は落ち着いて様々な

気づきを頂いた2日間でした。








  

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Posted by フューネ三浦 at 08:30 │イベント&ニュース

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2017年06月25日

最愛の人に見守られ

小林麻央さんの逝去の報に多くの人が悲しみを共有しました。

早すぎる彼女の死は私たちに改めて多くのことを教えてくれました。

歌舞伎界の名門に嫁ぎ、梨園の妻として覚悟を決めたその時から

背負っていかなければならなかったプレッシャーも相当なもので

あったはず。しかしながら、ブログで発信される内容は家族の物語

でした。

海老蔵さんが記者会見で公表した最後の言葉が「愛してる」という

言葉であったことも周りの人々をも感動させる言葉であったと

思うのです。




麻央さんは今回は自宅で息を引き取ることができたこと。

そして最愛の人に囲まれて旅立つことができたこと。

長年葬儀の仕事に携わっていてもこのような最期を迎えることが

出来るのは本当に少数です。

エンディングノートにも「自宅で亡くなりたい」「家族に見守られて」

という希望を書いていても現実的になかなか実現しないものです。

このような状況になるにはただ「運が良かった」では片づけられない

家族の努力があるはずです。

まずは、自宅での療養は家族にとって相当に肉体的・精神的そして

金銭的に大変なことでそれを飲み込む努力をすること。

そして、家族のみなさんがいつでも駆けつける環境でなければ

できなかったことでしょう。



「ガン」という宣告を受けた方の葬儀の生前相談をこれまでに何度も

応対してきましたが、こちらが思っている以上に悲観的になっていない

方ばかりです。自分のお葬式の相談を自ら葬儀社にされる方ばかり

ですからそうだと言えるかもしれませんが、限られた残りの自分の命を

いかにして有効に使うのかということを真剣に考えている人たちばかり

です。麻央さんもそのような人でした。葬儀という仕事は限りある命を

有効に使うことの大切さをいつも教えてもらっているのです。




  

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Posted by フューネ三浦 at 08:23 │日々いろいろ

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2017年06月23日

弁当

子どもの頃、母親が作ってくれるお弁当はとても楽しみでした。

給食とは違って間違いなく、お弁当の中の食材は冷めているのに、

温かさを感じたのはやはり母親の愛情がつぎ込まれていたから

でしょうか。

弁当の定義は「屋外で食事をとる必要から携行する食物のこと」

ですが、弁当は日々の生活の中でも頻繁に食べるものでしょう。

コンビニなどで購入する弁当はその日のメインディッシュになることも

ありますし、駅弁フェアではおそらく、飲食店で買ったほうが安い

くらいの量と中身ですが、あえて弁当として購入することに美味しさ

以上の楽しみを感じさせてくれます。




お葬式の食事では弁当というものが定番です。

弁当というよりは仕出し料理といったところですが、間違いなく、

その場で調理をするものでなく、どこからか運んできた食材である

ことは間違いのないことです。

食事というものはやはり、一人で食べるよりは複数の方とおしゃべりを

しながら食べることで美味しさも増します。

葬儀の時の食事は故人を偲ぶ意味で非常に重要な会食の場所であるの

ですが、近年、故人を偲ぶ食事会というものを実施する方が

少なくなってきているものです。

「偲ぶ」ということの性質上、食事は大皿に盛りつけてある料理を

小皿に少しずつとって食べる形式のほうが良いのですが、個々の

弁当のスタイルでは無言で自分の料理だけを食べるというスタイルも

取れてしまいます。




「個」を主張することも出来る弁当ですが、気心の知れたメンバーが

集まって同じ弁当を食べれるのも弁当の特長です。

皆で集まって同じものを食すことが冠婚葬祭において結構重要な

ポイントなのです。





  

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Posted by フューネ三浦 at 12:39 │お葬式の知識日々いろいろ

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2017年06月21日

傘を大事にすること

私は基本的に出張に出かける時に傘を持っていきません。

もしも、雨が降れば、現地購入です。

持ち歩きが面倒なことと、安価に買えることを思うとこの選択になって

しまうのです。

多くの日本人にとって、傘を大切にしなくなりました。

高価なものであれば、その辺に忘れることはありませんし、もしも

忘れてしまっても、必死で探すのですが、傘においてそのような行動を

とる方は少数です。余程の高価な傘か、思い入れのある傘でなければ

そのようなことはしないのでしょう。




傘という商品は完全に「コモディティー化」しています。

辞書によるとコモディティー化とは競合する商品同士の差別化特性

(機能、品質、ブランド力など)が失われ、価格や買いやすさだけを

理由に選択が行われること。機能や品質面で大差のない製品が

多く流通し、消費者にとって「どの会社のものを買っても同じ」

状態になること。


と定義されています。

どこの会社のものを買っても同じという状態は本当は

よくないことです。




「傘を大切にする」ことが出来る人は、おそらく細かいことに

気を配れる人だと思います。

多くの人がどれも一緒と思う中で、自分自身にあった傘を選ぶことが

できるのなら、それはとても素晴らしいことなのではないでしょうか。




葬儀業界も努力怠ると「コモディティー化」が起きてきます。

消費者にとってどの葬儀社に頼んでも同じだという印象がついて

しまえば、間違いなく「コモディティー化」に進んでしまっています。

傘を大切にしていない私が言うのはおかしいですが、傘を大切に

する心のようなものを葬儀に携わる人が葬儀に持っていなければ、

消費者にとって「どこも同じ」ということになってしまうのです。

葬儀業界の関係者が「心」を持ち、お互いに切磋琢磨していくことが

結局のところ、お客様の利益に繋がるのです。

フューネの「感動葬儀。」はいつの時代も新しい「価値」を

提案していくことが使命なのです。





  

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Posted by フューネ三浦 at 08:55 │日々いろいろ

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2017年06月19日

さよなら宮型霊柩車

2017年4月28日付ブログ記事「続・消えゆく宮型霊柩車」で告知した

とおり、平成15年6月から14年間運行をさせて頂いた宮型霊柩車が

いよいよお別れの時がやってきました。





いざ、お別れの時となるとこれまでの様々な想い出が思いだされてきて

悲しくなります。

14年の間毎日欠かさず手入れをしてくれたこの霊柩車はエンジンルーム

も含めてまだまだピカピカです。

しかしながら、立派な輿の部分の重量を支えてきたエアサスは14年の

歳月の中で限界になり、修理をしても完全には直らない状態です。

宮型霊柩車の需要が無くなってきた現在では、これ以上の延命も

難しいということでの廃車となりました。



道路交通法の改定により、今後はこのような車両は認可が下りない

ので、本当に消えゆく葬送遺産になっていくのでしょう。

さみしいお別れですが、未来にむけてまた新しいお客様に支持を

される霊柩車を導入していきたいと考えています。


  

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2017年06月15日

葬儀社の日曜日

フューネの本拠のある愛知県豊田市は自動車関連に代表される

製造業が多い都市であり、工場が休業である日曜日は平日の朝は

恐ろしいほどの渋滞が起きている場所でも、ガラガラです。

反面、日中はレジャーや買い物などに出かける人で車が混雑する

といった状態です。

葬儀社であるフューネは日曜日も関係なく、会社は稼働しています。

日曜日は通常の葬儀のお仕事に加えて、法要の施行もあり、基本的

には、仕事が集中するのです。

しかしながら、社員の皆さまは家族の休日に合わせて日曜日に休みを

とりたいという希望が多いので、どうしても個々の仕事の量が増えて

しまうものです。



フューネの本社では、平日と比べて日曜日は電話の架かってくる

回数が激減します。

やはり、多くの企業が休日な為に会社対会社のやりとりは

少ないのです。




日曜日は本業のみに集中できる日ともいえます。

お客様に真正面から応対できるこの日はたくさんのお客様と接する為の

日でもあるのです。

  

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Posted by フューネ三浦 at 08:28 │フューネ(会社)のこと

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2017年06月13日

自宅葬が見直されている。

最近、「自宅葬が増えている」とか「自宅葬が静かなブーム」

などという見出しの記事が新聞や雑誌などに掲載をされる頻度が

増えています。

ご承知のとおり、現在は葬儀会館でのお葬式が95%を超えている

ような状態なのですが、確かにわずかながら自宅葬を希望される

お客様は増えてきているように感じます。

自宅葬といっても以前のようなお葬式ではなく、基本的には会葬者

をお呼びしない、家族葬や直葬がほとんどです。

以前は弔問者の利便を考えると自宅で葬儀は出来なかったのが

ご会葬者辞退であれば、自宅でお葬儀をしてみたいというニーズが

生まれているのです。

ご自宅でお葬式をするにも以前のように幕を張って葬儀の会場を

作ることはほとんどありません。

リビングにご遺体を安置してご遺族の皆さまに想い想いにお別れを

して頂く。そのようなスタイルです。

言ってみれば、新しいタイプの自宅葬なのです。





利便を考えれば絶対に葬儀会館にかないませんが、

病院で亡くなる方の8割の方が「一度は自宅に帰りたい」

と言って亡くなっていくことを考えれば、今後も少しづつ自宅葬は

増えてはいくはずです。

お葬式にも時代時代のトレンドがあるのです。







  

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2017年06月11日

暴れるお客様

先日、久しぶりにフューネの葬儀会館で夜中に大暴れをして

備品を壊されたお客様がいらっしゃいました。

これまでに何度かこのブログでも取り上げてきましたが、

悲しみや苦しみの中で、我慢が出来なくなって暴れてしまうという

行為は葬儀という非日常の空間の中では仕方のないことだと

思うのです。




心の奥の「悲しみ」という部分を本当の意味で他人である私たちが

理解をすることは出来ないのではないのかと思います。

物を壊すことは決して褒められたことではありませんが、悲しみや

怒りを表現をすることが出来ているという点においては間違ったこと

ではないでしょう。

一番、危険なことは無反応なことです。

これは他人にはわからないですから、気づいた時には時すでに遅し

という感があるのです。




お葬式の持つ役割の中に「悲しみを和らげる」という役割が

ありますが、昔は悲しみは我慢をするという風潮がありましたが、

今ははっきりと悲しみを全面に出すべきです。

「感動葬儀。」の中にはご遺族の皆さまのストレートの感情を

受け止める役割も含まれているのです。





  

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Posted by フューネ三浦 at 08:17 │日々いろいろ

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2017年06月09日

お仏壇の処分

近年、お墓がいらなくなり、「墓とじ」「墓じまい」と呼ばれている

ようなお墓の処分のご依頼が多くあります。

永代供養墓や樹木葬・散骨などの様々な供養の仕方が多様化する

中、従来のお墓を守ることが重荷になることが多々あるのです。





お仏壇も昔からあるお仏壇が家庭の事情などでいらなくなることが

往々にしてあります。

家の建て替えや引っ越しの時にお仏壇の買い替えということが

よくあるのですが、最近は一人暮らしになった独居老人が、

お仏壇を管理していくことが難しいケースも増えています。

さらに、老人ホームに入所してしまうようなことになれば、家にある

従来のお仏壇を施設に持っていくことはほとんど不可能なので、

お仏壇が不要になってしまうといったことにもなるのです。

結果的に処分することになっていくのですが、

どんなにコンパクトでも心の拠り所になる仏壇はやっぱり必要だと

思います。

なぜならば、お仏壇をご購入されるお客様は皆さまが笑顔だから

です。




  

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Posted by フューネ三浦 at 08:36 │終活の教科書

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2017年06月05日

結クラシカル三好 オープン100日祭

6月4日日曜日

みよし市三好町の葬儀会館「結クラシカル三好」

オープン100日祭を開催しました。

300人を超えるお客様がお越しになられ、終日盛況でした。



新作の和風の壁掛け祭壇も好評でした。



家族葬セミナーも30名の参加者でにぎわいました。



今回初開催の「ハッピーエンディングセミナー」

当初、予約されるお客様が少なくて心配でしたが

蓋を開けてみれば多くのお客様が参加をしてくださいました。




これからも地域に根付く葬儀会館であり続ける為に頑張っていきたいと

思います。

ご来場いただきましたお客様本当にありがとうございました。
  

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Posted by フューネ三浦 at 09:21 │イベント&ニュース

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2017年06月03日

喪服で飲食店はOK?

ネット上の記事(J-CASTニュース)に以下の記事が掲載されて

いましたので引用させて頂きます。


葬儀の後、喪服のまま飲食店に立ち寄ったら、店主から露骨に邪険にされた――そんな新聞投書をきっかけに、ツイッターなどで議論が起こっている。

喪服で飲食店に入るのは、マナー違反? それとも問題なし? J-CASTニュースでは、葬儀のプロに尋ねてみた。

■なぜか「異様な視線」

議論のきっかけとなったのは、朝日新聞の2017年5月14日付朝刊に掲載された、70代男性からの投稿だ。

 男性は、親族の告別式に参列するため郷里を訪れた。式は正午前に終わったため、喪服姿のまま、近くの寿司屋さんに立ち寄ることに。ところが店長は、なぜか「異様な視線」でこちらを見てくる。不審に思いながらも食事を終え、外に出た途端、店内から、

  「塩をまいておけ!」

と店長が怒鳴る声が聞こえた――というのだ。それ以来、葬儀後などに店に入るときは、ネクタイだけ外すようにしているものの、どうにも腑に落ちないらしく、「喪服は、そこまで忌むべきものだろうか」と投稿を結んでいる。

 この投稿がツイッターで紹介されると、2000回近くリツイートされた。投稿のリプライ欄、またこの話題を紹介したまとめサイト「トゥギャッター」のコメント欄には、賛否含め様々な声が寄せられている。

「私の意見としては喪服で大声で食事してる姿はあまり、いい感じは受けないです」
「怒鳴ったり嫌な態度取る店主さんはちょっと頂けませんが、お商売って縁起を担ぐ方が圧倒的に多いのでピリピリされるのは無理もないと感じます」
「理由は特に聞かなかったけれど、お葬式の後は何処にも寄らず真っ直ぐ家に帰っておいでと親に言われましたよ。だからそんなものかと」
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葬儀会社の見解は?

 などなど、お店の行動に理解を示す、あるいは「マナー違反」との見方を採る人が一定数いる一方で、

「お清め代わりにどこかの店に寄るのは普通でしょう。そんなすし屋に二度と行かなければ良い」
「それは初耳です。私なんか、通夜の帰り、喪服のまま寿司屋に行ったり、焼き鳥屋に行ったものですよ」
「行きつけの複数の居酒屋(個人営業、チェーン店含む)とレストラン、中華料理店、そば屋、すし屋に訊いてみた。『喪服はご遠慮』を言ったお店は無かった。『喪服であろうと全くかまわない』とのこと。なんか『訪問先で出されたお茶は飲まないのがマナー』と同様な感じがしてきた」

など「別に構わない」「むしろ当たり前なのでは」派も多い。数で言うと、こちらがやや優勢のようだ。

 各種Q&Aサイトなどでも、同じような議論はたびたび繰り返されている。たとえばYahoo!知恵袋の2012年の投稿では、ファミリーレストランで葬儀帰りのグループに遭遇したという投稿者が、「嫌な気分になりました」と書き込み、やはり賛否両論が寄せられた。

 「小さなお葬式」ブランドで葬儀ビジネスを展開する、ユニクエスト・オンライン(大阪市)に尋ねてみると、「特に問題ありません」との答えが返ってきた。

  「冠婚葬祭でしか会えない方もいますし、(葬儀の後に飲食店に立ち寄ることは)そうした方とお話する良い機会になるのではないでしょうか。最近では、葬儀を縮小、簡略化することも多く、『通夜ぶるまい』などの代替としての役割も果たしています」

 お互いに、あまり気にしないのが一番のようだ。


葬儀社である私たちも最近では喪服で飲食店に出入りしないように

は気を付けています。

少し前には消防団の方が消防車で飲食店に出入りをしたことが

賛否両論、物議を醸していましたが、やはり、気にする人がいる以上

はプロとしては気を付けていくべきところです。

記事のとおり、喪服のまま飲食店に立ち寄ったりすることは何も問題は

ありませんが、5人を超えてくるとやはり、目立つことは事実です。

その目立つ人々が度を越えるような大声や笑い声は通常の服装の

時よりも気になることは確かなことだと思います。




ところ、変わって火葬場内の喫茶店では喪服のお客様ばかりです。

逆に普通のスーツを着ているほうが目立ってしまうもの。

TPOに合わせた服装は本当に大切なことですね。





  

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Posted by フューネ三浦 at 08:38 │お葬式の知識

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