日々の出来事から葬儀に関するおはなしまで盛りだくさんの話題をお届けします!!
2007年11月30日
助六は葬儀の寿司!?
お葬式にはかかせない食べ物
助六寿司。美味しいですよね。
個人的にも大好きです。
豊田の火葬場ではほとんどのお客様は助六を召し上がられます。
もともと助六は歌舞伎の幕間に食べるもの。
同じく、第一幕と第二幕の間に食べるお弁当で
有名な名前がついたのが幕の内弁当
助六は幕の内弁当のお寿司版です。
「助六」は歌舞伎の人気演目
「助六由縁江戸桜」(すけろくゆかりのえどざくら)の主人公。
主人公「助六」が江戸吉原の遊女「揚巻(あげまき)」に
恋をするおはなし。
「揚巻」にちなんで
揚げ寿司と巻き寿司が入っているお寿司を
助六寿司という名前をつけたとか
この洒落、最高です。
当然揚げ寿司だけでも巻き寿司だけでも助六寿司にはなりません。
どちらかというと日常の生活に食べるお寿司が
なぜ「お葬式では助六」になったのでしょう。
それは助六寿司の食材にお魚やお肉が使われていないから。
身内が亡くなったら、忌があける49日間、魚や肉を一切食べず
精進することが故人への供養とされています。
助六寿司は精進期間中に堂々と食べれるお寿司なのです。
そんなことから本来の目的でなくお葬式で食べることが有名になったのです。
実は火葬場で食べる習慣があるのは豊田だけ。
名古屋にはありません。
なぜなら、豊田の火葬場には広い待合室があるからです。
名古屋は火葬場で食事をする場所が十分にありません。
その代わりお葬式の前に「出立ち料理」食べます。
出立ち料理も魚や肉類は一切使われておりません。
「亡くなった人と一緒に食べる最後のごはん」という
意味が込められています。
ところ変われば葬儀文化は全く異なります。
続きはまた。
助六寿司。美味しいですよね。
個人的にも大好きです。
豊田の火葬場ではほとんどのお客様は助六を召し上がられます。
もともと助六は歌舞伎の幕間に食べるもの。
同じく、第一幕と第二幕の間に食べるお弁当で
有名な名前がついたのが幕の内弁当
助六は幕の内弁当のお寿司版です。
「助六」は歌舞伎の人気演目
「助六由縁江戸桜」(すけろくゆかりのえどざくら)の主人公。
主人公「助六」が江戸吉原の遊女「揚巻(あげまき)」に
恋をするおはなし。
「揚巻」にちなんで
揚げ寿司と巻き寿司が入っているお寿司を
助六寿司という名前をつけたとか
この洒落、最高です。
当然揚げ寿司だけでも巻き寿司だけでも助六寿司にはなりません。
どちらかというと日常の生活に食べるお寿司が
なぜ「お葬式では助六」になったのでしょう。
それは助六寿司の食材にお魚やお肉が使われていないから。
身内が亡くなったら、忌があける49日間、魚や肉を一切食べず
精進することが故人への供養とされています。
助六寿司は精進期間中に堂々と食べれるお寿司なのです。
そんなことから本来の目的でなくお葬式で食べることが有名になったのです。
実は火葬場で食べる習慣があるのは豊田だけ。
名古屋にはありません。
なぜなら、豊田の火葬場には広い待合室があるからです。
名古屋は火葬場で食事をする場所が十分にありません。
その代わりお葬式の前に「出立ち料理」食べます。
出立ち料理も魚や肉類は一切使われておりません。
「亡くなった人と一緒に食べる最後のごはん」という
意味が込められています。
ところ変われば葬儀文化は全く異なります。
続きはまた。
Posted by フューネ三浦 at 08:20
│コメントをする・見る(8)
│役立つ雑でない雑学
この記事へのコメント
幕の内弁当の語源は知っていたんですが、助六寿司にそんな語源があったとは知りませんでした。
勉強になりました。
勉強になりました。
Posted by ベンチャー企業のマネージャー at 2007年11月30日 11:26
三浦社長様のお話は面白いですのん。
豊田にあって名古屋にないなんて三河の風土を
反映していてとても面白いですね。
ちなみにサラダ巻きが大好きな私ですが
いなりずしとサラダ巻がコラボしてくれたらこんな嬉しい
ことはないです♪
豊田にあって名古屋にないなんて三河の風土を
反映していてとても面白いですね。
ちなみにサラダ巻きが大好きな私ですが
いなりずしとサラダ巻がコラボしてくれたらこんな嬉しい
ことはないです♪
Posted by しましま at 2007年11月30日 16:13
このへんは火葬場で食べるんですか~
へぇ~面白いですね。
待合室があっても普通お茶とお菓子をつまむ程度で
葬儀場や家についたらご飯が待ってるってのが普通かと思ってました。
うちの祖母の家の方では葬式の食事には緑色に着色した寒天を
必ず食べます。
味はほんのり甘いのになぜか和からしをつけるのです。
はっきり言ってミスマッチ(-"-)
へぇ~面白いですね。
待合室があっても普通お茶とお菓子をつまむ程度で
葬儀場や家についたらご飯が待ってるってのが普通かと思ってました。
うちの祖母の家の方では葬式の食事には緑色に着色した寒天を
必ず食べます。
味はほんのり甘いのになぜか和からしをつけるのです。
はっきり言ってミスマッチ(-"-)
Posted by yuan at 2007年11月30日 23:06
皆さんコメントありがとうございます。
サラダ巻といなり寿司ですか。いい組み合わせでですね。
yuanさんの寒天のおはなし
はじめて聞きました。
どの地方の風習ですか?
教えてください。
葬儀の風習はさまざまでプロでも知らないことだらけ。
いつもお客様から教えていただきます。
日々勉強です。
また書き込みます。
サラダ巻といなり寿司ですか。いい組み合わせでですね。
yuanさんの寒天のおはなし
はじめて聞きました。
どの地方の風習ですか?
教えてください。
葬儀の風習はさまざまでプロでも知らないことだらけ。
いつもお客様から教えていただきます。
日々勉強です。
また書き込みます。
Posted by フューネ三浦 at 2007年12月01日 09:25
コメントありがとうございました!
う~ん!!!
とってもためになるお話しですね。
自分も三浦社長のようなためになるお話しができるよう頑張ります!
う~ん!!!
とってもためになるお話しですね。
自分も三浦社長のようなためになるお話しができるよう頑張ります!
Posted by 永田や COO at 2007年12月01日 14:04
祖母の家は福島県の海沿い、相馬市とおとなり新地町にあります。
この辺はまだまだ自宅葬儀が中心です。
なのでご近所さんが集まって納屋で食事の足しになるものを
作ってくれます。(となりぐみと呼んでます)
それには「煮物」、「干ししいたけで出汁をとったにゅうめん」などがあり、
仕出し弁当とは別に出ます。
ちなみにその仕出し弁当の中にお口直し的なものとして
緑色に着色したほんのり甘い寒天があります。
甘くないものもあった気がしますが、色はいつも緑。
火葬のあと食事して最近ではみんな集まれないので大抵は
納骨してしまいます。
その際、墓地まで軽く3キロほどはあるかと思うのですが、
絶対に歩いていくんです...足の悪い人は別です。
遺骨担当、写真担当、山に盛ったご飯に箸立てた茶碗担当、
旗担当などなど故人と近い順から担当が決まります。
多分こんなことするの祖母の家あたりだけだろうと思います。
2人祖母がいて家もさほど離れていませんが、やはり双方とも
それぞれ微妙に違うみたいです。
家の旦那様は葬儀に参列した時に「もの凄い豪華だ」と
言ってました。
私はそれが当たり前だと思っていたので...
こんど三浦様が知っていることなど教えてください。
長々と失礼しました...<m(__)m>
この辺はまだまだ自宅葬儀が中心です。
なのでご近所さんが集まって納屋で食事の足しになるものを
作ってくれます。(となりぐみと呼んでます)
それには「煮物」、「干ししいたけで出汁をとったにゅうめん」などがあり、
仕出し弁当とは別に出ます。
ちなみにその仕出し弁当の中にお口直し的なものとして
緑色に着色したほんのり甘い寒天があります。
甘くないものもあった気がしますが、色はいつも緑。
火葬のあと食事して最近ではみんな集まれないので大抵は
納骨してしまいます。
その際、墓地まで軽く3キロほどはあるかと思うのですが、
絶対に歩いていくんです...足の悪い人は別です。
遺骨担当、写真担当、山に盛ったご飯に箸立てた茶碗担当、
旗担当などなど故人と近い順から担当が決まります。
多分こんなことするの祖母の家あたりだけだろうと思います。
2人祖母がいて家もさほど離れていませんが、やはり双方とも
それぞれ微妙に違うみたいです。
家の旦那様は葬儀に参列した時に「もの凄い豪華だ」と
言ってました。
私はそれが当たり前だと思っていたので...
こんど三浦様が知っていることなど教えてください。
長々と失礼しました...<m(__)m>
Posted by yuan at 2007年12月01日 22:48
yuanさん大変詳細なコメントありがとうございました。
大変勉強になりました。
まだ、火葬でなくて土葬をしていた時代の
風習が残っていますね。
今の時代、葬儀の原点が残っていることは
大変貴重です。
福島に限らず、この愛知県でもこのような
風習が残っているところがほんの一部あります。
たいていは土葬の風習がギリギリまで
残っていたところが多いですけれど。
また、時間のあるときにくわしく書き込みます。
大変勉強になりました。
まだ、火葬でなくて土葬をしていた時代の
風習が残っていますね。
今の時代、葬儀の原点が残っていることは
大変貴重です。
福島に限らず、この愛知県でもこのような
風習が残っているところがほんの一部あります。
たいていは土葬の風習がギリギリまで
残っていたところが多いですけれど。
また、時間のあるときにくわしく書き込みます。
Posted by フューネ三浦 at 2007年12月02日 09:46
勉強になりました~
そんなに理由があったとは⁉️‼️
いつも為になる記事をありがとうございます♪
そんなに理由があったとは⁉️‼️
いつも為になる記事をありがとうございます♪
Posted by 成田由紀恵 at 2024年04月08日 10:55
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