2016年02月16日

言葉づかい

「ジャストミート!!」や「ファイヤー!!」という絶叫アナウンスで

有名なアナウンサーの福澤朗さんに質問をある若い人がしました。

それは、

「アナウンサーになるならどうすればいいのですか?」

というものです。

福沢さんの回答は

「マジ、すごい、ぶっちゃけ、ヤバい、

だいたい+かわいい」


を使わないことだそうです。

若者が多用するこれらの言葉だけで実は会話が出来てしまうのです。

ですから、老若男女を問わず一度は使用したことのある便利な言葉で

あるはずです。

ついでに言うと、外国人にこの6つの日本語さえ教えれば、日本語の

解らない人が会話が可能になるのです。

アナウンサーになるには、言うまでもなく言葉での表現が大切であり、

一つの事象を複数の言葉で表現できる語彙力が絶対に必要です。

表現を豊かにすることで聞き手により「伝わる」し、言葉づかいが

その人の人格を高めます。



最近、流行っている「大和ことば」というものはもともとは日本固有の

言葉であり、 声に出して読むと、どちらも耳に優しく響き、

なぜか心に染みるものです。


•無理です⇒荷が勝ちます
•お世話になっております⇒お引き立ていただきありがとうございます
•大騒ぎ⇒上を下へ
•気に入る⇒虫が好く
•ためらう⇒たゆたう
•気が利く⇒気働き
•過去と未来⇒来し方行く末
•だいたい⇒あらまし

などと大和ことばに言い換えるだけで日本語が美しくなるものです。

ただ、いざ使うとなると難しいですよね。



何も新しい言葉を覚える必要はありません。

「いざない 誘い」 「あでやか 艶やか」「りりしい 凛々しい」
「しらべ 調べ」 「こころくばり 心配り」
「おくゆかしい 奥床しい」「きらびやか 煌やか」
「さわやか 爽やか」 「すこやか 健やか」
「けなげ 健気」「ごきげんよう ご機嫌よう」 「きれい 綺麗」
「うるわしい 麗しい」 「うるおい 潤い」 「おもむき 趣」
「ふぜい 風情」 「なごやか 和やか」 「やわらぐ 和らぐ」
「はぐくむ 育む」 「すがすがしい 清々しい」
    


と言った私たちが普段使う言葉の中にも「大和ことば」は

あふれています。つまり、ちょっとだけ意識して自分自身が普段

使っている大和ことばを多用すれば美しい言葉づかいになるのです。




葬儀の司会にもナレーションが要求されるようになって久しく

なりますが、やはり、聞き心地の良いナレーションというものは

大和言葉が効果的に使われています。

葬儀の司会や葬儀の担当を職業にする人は大和ことばの勉強は

必須課題だと思います。




美しい言葉づかい。美しい所作。そして身だしなみ。

人前に立った時に恥をかかないように日々鍛錬しておきたいものです。

  

Posted by フューネ三浦 at 08:40 │日々いろいろ

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