2011年04月13日

生理的欲求

マズローの欲求5段階説はご存知でしょうか。

アメリカの心理学者であるマズローが唱えた有名な学説であり、

この欲求5段階説を理解することは人間の心理を理解する上で最も

近道な方法です。



欲求5段階説とは人間の欲求は,5段階のピラミッドのようになっていて,

底辺から始まって,1段階目の欲求が満たされると,

1段階上の欲求を志すという有名な理論です。

生理的欲求

人間の欲求の段階は,生理的欲求,安全の欲求

親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求です。





生理的欲求とは生命に関わる欲求であり衣食住、水、空気、休息

手に入れたいというもの。

安全の欲求とは、「危険を避けたい」「脅迫から逃れたい」

「解雇・将来の不安から逃れたい」というもの。

親和の欲求とは、「仲間を作りたい」「同僚から受け入れられたい」

「一人でいたくない」「友情・愛情が欲しい」
といった欲求です。

自我の欲求とは「地位を向上させたい」「認められたい」

「自尊心を満足させたい」「何かを完成させたい」
といった

自己顕示欲のことです。

そして、最高次元の欲求である自己実現の欲求は「能力を発揮したい」

「自己啓発を続けたい」「創造したい」「大義のために働きたい」


といった欲のことです。



東日本大震災が起きる前まではおそらく多くの日本人は生理的欲求や

安全の欲求は満たされていて、せいぜい職場や生活環境の中で

親和の欲求のレベルで悩んでいる方が目立つくらいなものでした。

ところが、あの日を境に被災に遭われた方の欲求が一気に生理的欲求の

最低次元まで下がってしまいました。

「命があるだけでも幸せ」

「温かい食べ物を食べれて幸せ」


そんな被災者のコメントがメディアを通じて報道されるのを幾度も

見てきました。

そして、今、救援物資がなんとか被災地に届くようになって被災者が

求めているのは「危険を避けたい」を避けたいという

安全の欲求に変化してきました。

なんとか、総力をあげて余震の減少や原発の危機のリスクを

回避できるようにしなければなりません。




復興するということは人間の欲求のレベルあげること

ライフラインや道路・建物の再建はあくまでも復興する為の手段であって

心がまた自分の夢に向かっていけることが復興の正しい道であることを

欲求5段階説が証明しています。



人間は幸せになると悩みが多くのなる生き物です。

そして、何が幸せなのかだんだんわからなくなってくる。

おそらく今回の地震で、日本国民の大半が「生きている幸せ」という

あたりまえの生理的欲求に気付かれたのではないかと思います。








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