2015年05月14日

社員の報告書 お客様と支配人の心配り

 事前に館内の見学にいらっしゃったお客様で、支配人に好感を持ったということで当社に依頼頂きました。
 葬儀の開式直前にお客様から「出棺後に作る花束を予定より増やしてほしい」と言われました。どうやら、初七日のお勤め後、支配人に感謝の気持ちで渡したい花束でだったようです。そして、支配人は支配人で、決定権を持つお孫さんに渡すため、出棺後の残り花の中からバラの花だけを集めて事務所に花束を一つ用意して渡すタイミングを見計らっていたということでした。
 何とも相性の良い2人だと思いました。また支配人の用意に「女性支配人らしい行為だな」と驚きました。


お客様と心が通じる瞬間というのはサービス業の一番の醍醐味だと

思うのです。そして、物の高い安いは関係なく、気持ちを形に表す

ギフトはやはり、人間関係上は絶対に必要だと思うのです。

現代ではお中元・お歳暮のような季節の贈り物ですら、面倒だとか、

無駄なお金だと言ってやらない方が年々増えて来ているのですが、

以前にもブログにも書きましたが、そもそも人間関係とは

「面倒なもの」なのです。

その面倒なやりとりの中でお互いがお互いを気遣いが出来るように

なった関係こそ、生きていく上で最も尊い人間関係だと思うのです。

ですから、お客様と私たちの関係はあくまで対等であり、本来どちらが

上だとか下だとかいう議論にはならないはずなのです。

もっともお金を頂戴する側がへりくだるのは商売倫理として常道

ですが、人間関係という観点から考えれば必要のないことです。



フューネにはフューネ社員とお客様の間のこのようなエピソードに

溢れています。それは私たちの商品は人であり、お客様も人に

感動して初めて「感動葬儀。」が出来上がっていくのです。