2015年04月30日

コンビニより多いお寺の問題

最近テレビを見ているとよくクイズとして

「コンビニとお寺の数、多いのはどっち?」

という問題が頻繁に出題されているように思います。

テレビ出演している芸能人などが大方、出題者の予想通り、

「コンビニ」と答えて、不正解

「お寺のほうが多い」

という正答にお約束の「えっっ」

という反応が得られるので番組を盛り上げるにはなかなか都合の

良い好問題になっています。



上記の通り、日本にはコンビニよりもお寺の数のほうが多いのです。

平成24年度版宗教年鑑によると日本のお寺の数は77394

これに対し、コンビニの数は平成27年2月現在で52380です。

圧倒的にお寺の方が多いのです。

しかも日本で一番お寺の数が多いのは京都府だと思われる方が

多いと思いますが、なんと一位は愛知県なのです。

その数4605です。ちなみに京都府は3087であり、

全国で一番少ないのは沖縄県で81。琉球王国の時代はお寺は無かった

のですからこれはしかたないとして宮崎県の357は愛知県と比べると

本当に少なすぎなのです。

なぜ、愛知県が日本で一番多いのかという答えは諸説あり、どれも

根拠が定かではないのですが、信長・秀吉・家康を輩出したこの地は

寺院に対し、手厚い知行が約束されたことは事実であり、

また江戸時代末期には大名の8割が愛知県出身という当時の日本

において、先祖の供養をするために出身地の菩提寺を手厚く保護した

ことは事実です。

このような事情もあり、愛知県はお寺の数が日本一。



お寺の数が多いということは寺院を経営する立場からいえば同業他社が

ひしめき合う市場です。現在の平成の世は「寺院離れ」「宗教離れ」が

叫ばれる中、寺院は安定した収入を得ることはますます難しく

なっています。結果的に単独では寺院経営が成り立たず、一人の住職が

複数の寺院の住職を兼務している兼務住職が大勢いらっしゃいます。

また、フューネの地元豊田市も寺院は多いのですが、お隣の徳川家康が

生まれた岡崎市は京都市よりもお寺の数が多く、おそらく、世界で一番

仏教系寺院の多い都市でしょう。

結果的に地元で需要がなく、多くの寺院さんが他の都市に出稼ぎに

行っていることもあまり知られていない事実です。




飽和状態といわれてコンビニよりも多い寺院がこれまで、経営難で

数が減ることがなかったのはそれなりに需要と地域の皆様の支え

があったから。しかしながら、現代は葬儀においても出仕するお寺さん

の人数はこれまでは7人だったけど、4人で良い。いや1人でいいという

お客様(檀家)の要望により仕事も収入も激減しているのが現状です。

では、檀家衆の皆様から寄進を増やすことも現実的は難しいものです。

さらに後継者不足の問題も。もっとも寺院経営に魅力が無くなってきた

から後継者問題も大きくなっていくのです。




守るべき地域の伝統はその地域のお寺が大きく関わっています。

このままでは無くなってしまう地域のお寺を守るのか、統合するのか?

その地域に住む住民である以上、お寺の存続問題は決して無関心では

いられないという大問題が日本の至るところで起き始めているのです。












  

Posted by フューネ三浦 at 08:40 │日々いろいろ終活の教科書

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2015年04月28日

生い立ち

お葬式を中身のあるものにしようとするならば、お亡くなりに

なられた方にスポットライトを当てなければなりません。

そんなことは当たり前ではないかと思う方もいらっしゃると

思いますが、お葬式は意外や意外、お亡くなりになられた方に

向いていないものです。

ではどこに向いているのかというと喪主に向いていることが以前の

お葬式では多数派だったのです。喪主が会社上の立場から得ている

人の縁で集まった人たちはお亡くなりになられた方とお会いするのは

実は葬儀が初めてなんてケースはしばしばあります。

いわゆる「義理」といわれる弔問の形態であり、義理で

こられた方にとってお亡くなりになられた方の人生なんて正直、興味も

持っていないということが葬儀の現場ではしばしばあるものです。

もっともこれが嫌ということで、お亡くなりになられた方から縁の

あった方のみをお呼びして葬儀をしようというお客様のニーズが

家族葬という葬儀の形態が普及してきた大きな理由なのです。




人の「生い立ち」とは実に面白いもので、その人の人格を形成する

大きな要因でしょう。ですから、その人と表現をするには必ず知って

いなければならない情報だと思うのですが、実は「生い立ち」という

ものは意外に周りの近親者も含めて知らないことが多いのです。

たとえば、会社を経営され、経営者として成功された方の人生を

振り返る時、創業時の苦労や苦難のお話は聞けても、その人の

子供の頃の情報はあまり語らないものです。

しかしながら、その人が子供の頃に直面した環境によってその人の

個性が形成されるのです。親や好きだったプロ野球チームがその人の

贔屓のチームになったり、親が好きだった食べ物はその人も好きになる

逆に親が嫌いであった食べ物は大人になってずっと嫌いであるといった

ようにその人の人生に大きな影響力を発揮しているのです。



実はお亡くなりの方の人生を私たちが葬儀の演出の中で表現しようと

しても多く人々は「平凡」なのです。「平凡」なら幸せ

なのでしょうが、これと言った趣味も特技の無い方のほうが、絶対数で

多いのです。

このような方にスポットを当てる為の秘訣が「生い立ち」なのです。

特に小さい子供の頃に触れあった事柄はその人を表現する手がかりに

なっていくのです。



子供の頃は誰でも冒険心や探究心が豊富であり、刺激が多かったはず

です。それが大人になるにつれて冒険することに勇気に無くなっていき

やがて、危険を避けようとしてお亡くなりになった時は

「平凡な人生」と表現されてしまう。

「平凡」な人生は決して悪くないのですが、たった一度

の人生ですから願わくば刺激の多い人生のほうが良いと思います。

もしも、自分が平凡な人生を歩んでいると思われるのなら、ぜひ自分の

周りの方に自身の生い立ちをしっかりとお話ししておいてください。

それだけで周りの方から決して「平凡」と言われないはずです。













  

Posted by フューネ三浦 at 08:34 │お葬式の知識

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2015年04月26日

著書  間違いだらけの終活 発売




5月25日 私の2冊目の著書

「間違いだらけの終活」が発売になりました。

書店に並ぶのは28日前後になるところが多いですが、

アマゾンの等のネットでは購入ができます。

ブログ読者の皆様は是非ご購入をよろしくお願い申しあげます。


今回の著書は前作「感動葬儀。心得箇条」とは違い、

現在の終活の事情の中で起きている「間違った情報」をうのみして

間違った終活をしている正しい知識を持たない方々へ、

正しい知識を知って頂きたく書下ろしをしたものです。

ブログ記事を元に制作した前作とは違う角度から

終活について捉えています。



 近年、「終活」に関心を持つ人が増えています。しかし、いざ終活を始めてみると、葬儀や墓、相続の準備をひとりで進めるのは簡単でないことに気づくはずです。
 終活をめぐっては巷に「間違った情報」が溢れていて、正しい知識を持たないまま終活を進める人が圧倒的に多いのです。悪徳業者の手口も巧妙さを増しており、流行を追うだけでは終活ビジネスの餌食になるのは目に見えています。逆に、間違った情報に惑わされることなく、終活の本来の意味を見失わなければ、幸せな最期を迎えることはできるのです。
(はじめにより抜粋)



終活について葬儀について少しでも「正しい情報」を知って

頂きたい。

それが今回の著書に込めた私の想いです。



  

Posted by フューネ三浦 at 08:11 │フューネ(会社)のこと

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2015年04月24日

女性の活躍

セクハラ・パワハラ・マタハラなどのハラスメントのニュースが

おそらく無くなる日はないのではないかと思えるように頻繁に

ニュースに取り上げられています。女性の社会進出に対しての

差別・偏見としてのこれらの行為はやはり無くしていかなければ

ならないのです。

そうは言っても以前と比べれば確実に女性の権利が守られている

世の中にはなりつつあります。

以前とは男女雇用機会均等法が1985年に制定される前のことで

その頃に時代は女性はコピーやお茶くみなどに代表される男性社員

の仕事をサポートする補助的な仕事しか与えられなかったり、

男性社員のお嫁さん候補としてとしか見られていなかった頃のお話。

それではいけないということで、法律を作ってやっと男女とも平等で

あるという機運が高まっていたという経緯があるのです。

男女雇用機会均等法第9条第3項、育児・介護休業法第 10 条等では、

妊娠・出産、育児休業等を理由として不利益取扱いを行うことを禁止

していますが、セクハラやパワハラと比べると女性に対し不利益が

まだまだ多いのが実態ではないでしょうか。



一昔前、葬儀の仕事というのは本当に男社会であり、女性の従業員

というのは経営者の親族くらいしかいなかったのです。

それが今では女性の活躍が目覚ましく、フューネでもパート社員を

含めると圧倒的に女性が多い職場環境にあります。

フューネでは今、従業員の約75%が女性という割合です。

私が入社した時は当然男性社員がほとんどであり、女性社員は

数えるだけでした。これが大きく変化しているのです。

フューネの場合、女性社員が増えた契機になった最初の環境の変化は

「重いものと持たなくてよくなった」ことです。

毎日が引っ越し業者のように思い葬儀用品を持ち運びをしていた

時にコンテナを使った物流の仕組みを取り入れ、簡単に荷物が

積み下ろせるようになったことで女性が現場仕事に入ることが

増えました、そして、自宅や寺院で行われていあた葬儀が葬儀会館

に移行するにつれて、さらに重いものを持つ機会は減り、逆に飲食時

の接待をするサービスという仕事も増え、また弔問客のおもてなしに

女性の力が必要になってきました。

現在では葬儀の本業に加え、お客様のご自宅に訪問営業する部署も

出来、女性が大活躍しています。

フューネでも育児休暇、出産に伴う休暇を取得する社員も現れ、昔では

考えられない女性が働きやすい環境にはなってきました。

しかしながら、まだまだ課題は多いですので、一つ一つ改善をして

いかなければなりません。

できることならば、近い将来には社内に託児所を作っていきたい

ですし、安心して女性が働ける環境作りを目指していくことが必要だと

思います。4人に3人は女性社員であるフューネにとって女性が今後

ますます活躍する場を整備していくことは売上、利益に繋がり会社は

繁栄します。そして、何よりもお客様が女性の癒しを葬儀という商品に

求めているのですから必要なことなのです。













  

Posted by フューネ三浦 at 08:22 │フューネ(会社)のこと

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2015年04月22日

告別式のゆくえ

多くの方々が理解をしていませんが、現在、いわゆる「お葬式」と

一言で言い表される葬儀は葬儀と告別式が一緒になっている

形態です。例えば、今の洗濯機は自動でで洗濯もすすぎも脱水も

やってくれるものが洗濯機ですが、昔の洗濯機は洗濯と脱水は

分離していて、わざわざ人力で移し替えなければならなかったように

そもそも葬儀と告別式は分離しているものなのです。


※葬儀と告別式の違いについて詳しく知りたい方は
過去のブログをご覧ください。
2009年5月8日「葬儀と告別式 その1」
http://fune.boo-log.com/e51495.html
2009年5月10日「葬儀と告別式 その2」
http://fune.boo-log.com/e51513.html


葬儀という言葉にお亡くなりになられた方とのお別れの場で

ある告別式が含まれている現状では、何もわざわざ分ける必要が

ないのではないかと思われる方もいらっしゃると思うですが、

そう思うのはそもそも「葬儀」という言葉が略語であるということを

すっかり忘れているからなのです。

原点に戻る葬儀とは「葬送儀礼」という言葉の略語でなのです。

葬儀の本質は字の如く、死者を葬ること、あの世に送ることを

宗教の教義に基づいて行う式のこと
なのです。

「儀礼」と「式典」の言葉の違いが分かっていれば、それのな意味は

納得できるのではないかと思います。

「儀礼」とはなんらかの宗教の教義に基づいて行う式のことであり、

それに対し「式典」とは宗教色の無い式のことなのです。



では告別式とはこれまた字のごとく、別れを告げる式のこと

です。そもそも、別れを告げる儀式に宗教色の有る、無しは

どちらでも良いのです。

ですから、ホテルなので行うお別れの会は今では無宗教色の強い

儀礼式ではなく、式典になっています。




現代の葬儀の事情を見ていると親しいお身内のみ家族葬に代表される

告別式無しの葬送儀礼というケースや

葬送儀礼無しでご遺体処理をして告別式のみ

といったケースが昔と比べて飛躍的に増えています。

宗教色のある告別式は今後も減少していくことは間違いない傾向です。



葬儀という言葉に含まれている「告別式入りの葬儀」という意味と

現実に行われている「告別式無しの葬儀」とのギャップは

これからもねじれたままで行くのでしょうか。

最も「葬儀」という言葉の意味さえ、考える方が少なくなっているのは

文化の継承という観点で考えるととても危険な領域なのです。











  

Posted by フューネ三浦 at 08:16 │お葬式の知識

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2015年04月20日

葬場殿大謝恩祭

4月19日(日)に開催しましたフューネ葬場殿の大謝恩祭

早朝より雨が心配される天気でしたが、10時の開始とともに

多くのお客様がお越しくださいました。

屋台村では

名物美人亭のやきそば 800食 完売



そして、一番人気の焼肉「勢」さんの和牛串焼きは昼前に600食完売






あずき庵さんはどらやき1175個 完売





その他、屋台村の常連 ノエビアさんは多くの女性でにぎわい




夢農人からは

倉橋園芸さん



碧園 お茶の純平さん



もものみせ さん



美人亭 初登場 玉せん。










フューネのキャラクターの「ジーンパパ」

先日、4月1日に名前を発表したばかりですので、まだまだ名前を

知っている方は少ないとは予想していましたが、来場者にアンケート

を取った結果はご覧の通り。



まだまだこれからです。


13時からの「家族葬セミナー」

62名のご参加を頂き、会場は満席状態。



本当にありがたい反響です。


来場者は約1200名。。

本当に地域に愛されている葬儀会館です。

これからも地域の皆様に還元できる楽しい企画を考えていきます。

ご来場頂きました皆様ありがとうございました。






  

Posted by フューネ三浦 at 09:48 │イベント&ニュース

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2015年04月19日

本日葬場殿大謝恩祭を開催します。

本日(19日)午前10時~午後3時まで

豊田市若林東町のフューネ葬場殿にて

大謝恩祭を開催します。

お天気はちょっと心配ですが、

楽しいイベント企画満載で皆様をお待ちしまています。

是非、お近くの方はお越しください。













  

Posted by フューネ三浦 at 07:52 │イベント&ニュース

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2015年04月17日

入学・入社・入会

4月という新年度は毎年フューネにも新しい新入社員が入社して

彼らの緊張している姿を見ていると自分自身の入社した時の

「不安と緊張」を思い出させてくれます。

幾つになっても新しい世界に飛び込む時には「不安」そして不安から

くる「緊張」が待ち構えています。

社長になって10年も立ちますが、日々のお付き合いの中で様々な

団体に入会することがありますが、入会して最初の会に行く時には

心臓の音が聞こえるのではないかというくらい緊張をします。

心地よい緊張ではなく、やはり先の見えない不安が心を苦しくさせて

しまうのです。学生時代の入学も夢や希望よりも不安と緊張の方が

先だってしまっていたはずです。



さて、この世の卒業式であるお葬式の向こうにあるあの世の入学式は

ほとんどの人が「不安と緊張」を感じるはずです。

なぜならば、先が全くみえないから。

あの世ではどんな苦難が待ち受けているのか解らないですから、誰しも

不安を感じます。

これが「死」に対する「恐れ」に繋がり、「死」を忌み嫌い、

「死」について考えることすら避けようとする傾向にあるのです。

私たちが「入学・入社・入会」という行為に対して感じる不安や緊張と

本質的には同じなのです。

もしも、入社したらこうなるとか、入学したらこうなるということを

先輩がはっきりと進む道を説明をしてくれたなら、これらの不安は

かなり和らぐはずなのです。

人間の有史以来、「死」からの不安を取り除く方法として宗教が

生まれました。

「あの世ではこうなる」

という道しるべを宗教者が示すことにより、死に対する不安は

取り除かれるのです。

最近のお葬式を見ていると宗教者があの世の話をされることが

ほとんど無いように思います。本来宗教者が明確に示す方向性は

あの世のことであり、あの世での不安を取り除くことができなければ、

庶民は宗教に頼らなくなるはずです。

葬儀における宗教離れが叫ばれる時代になりましたが、私たちから

死に対する不安や緊張を取り除けない宗教者が葬儀の現場から

「不要」と言われてもそれは自業自得のことなのかもしれません。















  

Posted by フューネ三浦 at 08:43 │お葬式の知識日々いろいろ

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2015年04月15日

利益

単純に「利益」というと得した、儲かったという意味合いに

なるのですが、会社を経営している立場から言わせて頂くとそんなに

単純なものではないと思うのです。

企業が利益を得る為にはお客様があり、お客様に製品や商品(サービス)

を提供することによって、対価から原材料・人件費・諸経費を引いた

残りが「利益」ということは理屈では解っている方は多いでしょう。

しかしながら、利益を得る為にはまず相手(お客様)に利益を与え

なければ絶対に得られるものではないのです。

お客様の利益とは対価を払って得た製品や商品を有意義に活用して

得られる何がしかの喜びのことなのです。お客様を喜ばすこと

がすべてであり、これこそ最上の「利益」なのです。

この部分が解っていない方は会社を経営をすると絶対にうまく

いくことはありません。

「損して得を取る」

という商人道の格言はたった一言で上記をことを表現している

究極の金言だと思うのです。



会社を経営しているといかに会社を存続させるか、永続させるかと

いうことに多くの経営者は悩んでいるのです。

なぜならば永続、存続させることがその企業が持つ社員やお客様が

幸せになるからです。

永続、存続するには様々な要素が必要なのですが、絶対に必要な要素を

ひとつあげるとしたらやはり「利益」しかないのです。

企業にとって利益とは「うんち」みたなもの。

うんちをする為に生きている人はおそらく誰もいないはずですが、

うんちを毎日出さないと健康ではないのです。

企業も優良・健全である為には利益(うんち)を毎日出す

必要性があるのです。




葬儀の仕事をしていると本当に残念なことですが、

「人の死で儲けやがって」

という誹謗的な批判を頂くことがあります。

このことは事実と言えば事実であり、間違いではありません。

しかし私たちは悲しくなるのです。

それは葬儀の担当者が献身的に葬儀担当者した結果、多くのお客様

から「ありがとう」という言葉を頂いているからだと

思うのです。「ありがとう」という言葉をお客様から頂くことは

お客様の「利益」を確保できた証明であり、私たち葬儀に従事する者の

誇りだからです。

お客様も適正な利益だと思っていらっしゃるからでる「ありがとう」

と言う言葉なのです。



フューネという企業がお客様、世間の皆様に与えることの出来る

「利益」こそが「感動葬儀。」です。









  

Posted by フューネ三浦 at 08:17 │フューネ(会社)のこと

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2015年04月13日

忘れられる権利

お葬式の行う役割の中で究極の目的はお亡くなりなられた方を

いつまでも忘れないであげることに尽きます。

このことは何度もこの「感動葬儀。」ブログでも

書いてきました。

さらに、いわゆる法事と称される年忌法要は日々忙しい日常の

生活の中でお亡くなりになられた方を思い出すことが出来、

それだけでも意義のあることでしょう。

「いつまでも忘れない」

これが供養する意義であり、日本人が古来より大切にしてきた

弔いの心なのです。



忘れてはならないこともあるのですが、世の中には忘れて欲しい

こともあります。過去に罪を犯した人は世間からその罪を忘れて

貰いたい。何等かの被害に遭われた方も同様でしょう。

身近なことならば、過去に好きであった人の記憶も、失恋から

立ち直るには忘れることが良いはずです。

人には「忘れられる権利」というもの存在するのです。



企業において忘れなければならないものの中で一番重要なものは

過去の顧客リストです。

特にもう既にこの世にいない物故者の顧客リストです。

知らず知らずの間に犯している過ちはお亡くなりの方の名前で

出してしまうダイレクトメール。

お亡くなりになられた直後ならば、知らなかったで済みますが、

10年経っても送っていると企業の見識を疑われます。

情報は絶えず更新しなければなりませんし、不要なものは速やかに

消去し、忘れてあげなければなりません。

膨大な情報量を保有している現代社会では「忘れる」という行為は

案外難しいものなっているのかもしれません。











  

Posted by フューネ三浦 at 08:29 │お葬式の知識

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2015年04月11日

4月19日(日)葬場殿リニューアル大謝恩祭を開催します。








一年以上の歳月をかけ、順次リニューアル工事をしていた

豊田市若林東町にある「フューネ葬場殿」はこの度、

すべてのリニューアル工事が完了しました。

そこでリニューアルオープンを記念しまして、

4月19日(日)10時より午後3時まで

イベントを開催します

名物美人亭の焼きそばを100円の他、夢農人さんの出店、

ノエビア豊田販社さんの出店と盛りだくさんの

楽しい屋台村や、空くじなしの大抽選会も開催。

特賞はナゴヤドームの中では最高級のバックネット裏のシートの

ナゴヤドーム観戦チケット「プラチナシート」ペアが当たります。

また、人形供養祭も同時開催。役目を終えた人形やぬいぐるみ

は、感謝の気持ち込めて供養しましょう。供養料は一回500円です。




そして、葬場殿ならではの地元の名店が今回は出店します。

竹元町にある「あずき庵」さんと和牛焼肉「勢」さん

あずき庵さんはどら焼きを店頭価格より割引して販売して

頂けます。そして、勢さんは和牛の串を原価割れ300円

特別協賛。行列必至です。


その他、13時より「フューネの家族葬セミナー」

を開催
します。

こちらは予約不要ですから興味のある方は是非ご参加ください。

また、家族葬専用の49.8万円プランを展示しています。


当日、フューネの会員にご入会頂ける方は通常5万円の入会金

1万円に。さらに豊田市産のお米2kgを入会記念に

プレゼントいたします。


イベントの内容の盛りだくさんの大謝恩祭に是非とも多くの皆様の

ご来場を心よりお待ちしています。


葬儀会館 フューネ葬場殿
豊田市若林東町東山31番地5
0565-54-7272




  

Posted by フューネ三浦 at 08:28 │イベント&ニュース

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2015年04月09日

効率

今年も4月の新年度を迎えました。フューネの社員手帳は4月始まり

であり、手帳に挟み込んであるフューネの理念やエッセンスが

盛り込まれた下の写真の冊子が完成しました。



この冊子は初めはあくまでも社員手帳の一部であり、社外には非公開で

ありましたが、ある時たまたま目に止めたお取引先の方が

「すばらしい。是非ください」

と言われたことをきっかけに社外の方にも配布するようになりました。

今では毎年、完成を楽しみにされている方もいらっしゃるほどです。



この冊子の最終のページにはフューネの社員として、お客様から

魅力的に感じて頂けるための指針が書いてあるのです。




この中に「行動指針の優先順位」という項目があり、

フューネが目指す行動の優先順位が明記されています。

①笑顔

②あいさつ

③行動の姿勢
(おもてなしの心、礼儀正しさ)

④専門知識習得(葬儀の歴史観と本質、作法、
                新しい葬儀の仕方と新商品の理解)

⑤仕事の効率(チームワークを大切に、自分の役割を理解し、
                きちんと仕事をはたす)

とあります。


行動の最優先は「あいさつ」ではなく「笑顔」

葬儀社だから笑顔は不適切では?という間違った解釈をよく

されますが、葬儀社だからこそ、笑顔にこだわりたいし、葬儀という

儀式の中で適切な笑顔の提供は本当に難しいことなのです。




今回私が述べたいのは「効率」について。

葬儀という日本の文化も時が経てば経つほど、またせわしない

現代社会の中でどうしても「効率」を優先してしまうことがあります。

「初七日」というものはまさに効率の典型です。

本来は亡くなってから7日目に行う法要ですが、お葬式の後、

2~3日後にまた集まるのは非効率だという理由でお葬式と同じ日に

火葬場から戻ってきたら執り行うというものです。

さらに最近では「式中初七日」と言ってお葬式の読経の中で

まとめてやってしまうということも現実に起きています。

私たちが通常お葬式と言っているいわゆる「葬儀」でさえ、ほとんどの

場合は葬儀式と告別式をまとめてやってしまっているのです。

本来は葬儀という宗教的な儀式を行ってから、一般の弔問客を迎える

告別式を行わなければならないのですが、効率を優先することに慣れて

葬儀・告別式の意味合いを知っている方はほとんどいないのです。


※葬儀と告別式の違いについて詳しくは過去のブログをご覧ください。
2009年5月8日「葬儀と告別式 その1」
http://fune.boo-log.com/e51495.html
2009年5月10日「葬儀と告別式 その2」
http://fune.boo-log.com/e51513.html



優先する順位として「効率」を低めに設定してあるのは

ディズニーランドでも同様です。やはり、サービスの追求と効率は

相反するのです。効率よく仕事を行うことは大切なことであり、

否定をしませんが、効率を優先しずぎて人として大切な笑顔や挨拶、

礼儀を欠くことは絶対に間違っています。

目の前にある事象において効率化しすぎていて本当に大切な何かを

失っていないのかといつも検証をしなくてはならないのです。





  

2015年04月07日

セカンドオピニオン

医療の現場において、日本でもセカンド・オピニオンが浸透して

きています。セカンド・オピニオンとは、直訳すれば、第二の意見と

いうことですが、実際には診断や治療方針について主治医以外の

医師の意見のことです。

手術を受けかどうかなどの重大な決断をしなければならないとき、

他の専門医に相談することで本当に自分への治療方針を受け入れる

ことが妥当なのかはっきりと理解することに繋がります。

セカンド・オピニオンを求める場合、まずは主治医に話して他医への

診療情報提供書を作成してもらう必要があります。これをすることが

主治医に失礼になるのではと思われている為に日本では欧米と比べて

セカンド・オピニオンを選択する方がまだまだ少ないのです。

しかし、一人の主治医の診断が万が一間違っていたとしたら・・・

間違っていなくても、複数ある治療の方法の中でベストの治療方法を

選択したいという気持ちは当然の考えです。




セカンド・オピニオンは医療の分野だけでなく、大きな買い物に

なる時には非常に有効だと思います。

サラリーマンにとって一生に一度の買い物と言われている住宅や

マンションの購入は購入業者とは無関係の専門家に意見を聞くことは

無駄な部分を排除することが出来、結果的にコスト削減に繋がります。




多くの方にとって一生に一度?二度?の買い物である葬儀においても

施行業者以外の専門家の意見を聞くことは有効です。

私のところにも友人・知人から他社の見積書も含めて様々な資料が

舞い込んできます。明らかに行き過ぎな提案にはストップをかけること

が出来ますし、逆に値段ありきでなく、こんなところにお金をかける

ことで満足度が高い葬儀が出来ますよとアドバイスも出来るのです。

第二の意見ですから、良い意味で冷静に客観的に判断できるのです。




反面、フューネの見積書も多くの専門家に見られています。

専門家を唸らせるだけの提案がお客様に出来ているのかは

疑問ですが、少なくともお客様が望んでいる潜在的なニーズまで

踏み込んで見積書は作成しています。単に価格が安いから良い見積り

ではありません。一番大切なのはお客様が望んでいることを叶えた上で

さらなる満足が与えられる見積書が提案できるようにフューネの

葬祭ディレクター達はさらに腕を磨いています。




  

Posted by フューネ三浦 at 08:32 │お葬式の知識

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2015年04月05日

フューネのキャラクターの名前が決まりました



上の記事はこちらをクリックして頂くと読めるサイズになります。
http://www.fune.ne.jp/fune/mc41nakamen.pdf

フューネのオリジナルキャラクター達の名前が決まりました。

Gene(ジーン)ファミリーです。


この名前の意味としてはジーンの語源は「Gene」という英単語で

「遺伝子」という意味です。

過去から未来へ、親から子へ受け継がれていく遺伝子は、その人

の歴史や伝統などの情報がいっぱい詰まった大切なもの。

その大切なものを後世へ伝え、受け継いでいくのが、本来の

「お葬式」の意味なのです。



2013年10月より2014年10月までのネーミングキャンペーンに

集まった応募総数はなんと5824通でした。

大変多くの皆様から様々な名前の候補を頂くことができました。

今回採用されたグランプリの獲得者は豊田市貝津町にお住まいの

前田洋希様。本当に良い名前をありがとうございました。

惜しくも準グランプリであった名前は「ラブューネ」でした。

こちらも可愛らしくて良かったのですが・・・

名前は一つしか決められません。



これからはジーンパパ、ジーンママ、ジーンおじいちゃん

ジーンおばあちゃん、ジーンおにいちゃん、ジーンチビちゃん

としてジーンファミリーのそれぞれのキャラクターが活躍をして

くれることでしょう。


これからもジーンファミリーをかわいがってあげてください。





  

Posted by フューネ三浦 at 10:02 │フューネ(会社)のこと

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2015年04月03日

MC通信41号発刊

MC通信(ミウラキャッスル倶楽部通信)の41号が発刊されました。

ミウラキャッスル倶楽部会員のみなさまには随時お手元に

届くと思います。

※画像をクリックもしくは下のアドレスより、
拡大版がご覧いただけます。※

http://www.fune.ne.jp/fune/mc41sotomen.pdf
http://www.fune.ne.jp/fune/mc41nakamen.pdf



前回40号は弊社60周年記念号であった為、「地元の名店を巡る」

シリーズはお休みをさせて頂きました。

今号より復活です。今回は桜の名所である水源にある

「さくら亭」さん。50年以上に渡って

同所で営業をされている老舗料理店です。

榊原社長の人柄もよく、本当に名店です。

特に今の時期はさくらの絨毯のような景色が見ながら食事が

出来、予約も取りづらいほどの人気です。









今回、会員の皆様のお手元には新しくなった提携店ガイドも

届きます。新たに57店舗の新しいお店が増え、ますます

便利になった提携店での特典利用は是非、会員の皆様が活用

して頂きたいものです。



  

Posted by フューネ三浦 at 09:31 │フューネ(会社)のこと

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2015年04月01日

社名変更から10周年




本日4月1日で弊社は旧社名である株式会社ミウラ葬祭センターから

株式会社FUNE(フューネ)に社名変更をして10周年を迎える

ことができました。

今から10年前、10年先の将来を見据えた葬儀業界の

トップリーダーになるべき名前をという想いで社名変更しましたが、

本日、その10年先に到達してしまいました

10年前の葬儀の現状はまだまだ地域の皆様が介在するお葬式が

主流であり、今のような家族葬が主流の時代ではありませんでした。

弊社は10年前にこのようなトレンドになることを予測していましたが、

思いの他、変化のペースは速かったように思います。



今から10年前、豊田を一歩外へ出ると「㈱ミウラ葬祭センター」では

どこの田舎の葬儀屋なんて言われてました。

「フューネ」とはフューネラルという言葉からとった名前なのです。

フューネラルの意味は英語でズバリ「葬儀」

葬儀社にとってはいい名前なのです。

「フューネ」で当社は登録商標を取得してます。




社名変更した2005年4月は顔が真っ青になりました。

いきなり売上が4割も減ったのです。

ミウラさんはつぶれたなんて噂まで・・・・

外資に会社を乗っ取られたなんてことまで・・・

大変でした。

いろんな噂を打ち消す為に会長の顔写真入りのチラシを配ったり・・・

おかげさまで2ヶ月で売上は元にもどりました。



「フューネ」を敢えて、アルファベット表記「FUNE」にしたのは

『FU』はfuture(フューチャー・未来)

『NE』はnext(ネクスト・次の)を表したかったからです。

これからもこの意味合いを次世代の葬送文化の発展に繋げて

いきたいと思います。








  

Posted by フューネ三浦 at 11:52 │フューネ(会社)のこと

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