2008年12月09日

白無垢





この前の日曜日は妹の結婚式でした。

神社で行なう結婚式は日本古来の伝統に基づいたもので、

最近多くなったキリスト教式や神前式とは違った趣で結構新鮮な体験でした。

さて、神社で行なった時に妹が着ていたものは「白無垢」の着物。

打掛から帯、小物まですべてを白で統一する白無垢は

純白のウエディングドレスにない清楚な感じを醸し出しています。

ウエディングドレスの「白」は清廉さや処女の証という意味の他に

「私を貴方の色に染めて」

いう意味もがありますが、白無垢の白は同じ白でも全く意味が違います。

なんと白無垢の白は「死に装束」の白なのです。

つまり日本文化にあって「嫁ぐ」ということは、

二度と両親兄弟のもとには帰ることができない

ということ。そして以前のブログ記事で書いた通り

「白」は日本においては弔いの色なのです。

原則的に離婚なんて許されなかった頃の白無垢とは

まさに「死ぬ覚悟」の表れなのです

古来の日本の考え方では白無垢の花嫁は

今までの自分を葬るための「お葬式」そのものなのです。

冠婚葬祭におけるお祝い事や悲しみ事はまさに表裏一体

そのことの典型なのです。

純白のドレスが「陽」の色とするなら、

白無垢の白さは、まさしく「陰」の色

同じ白色でも欧米と日本では全く考え方の違う典型例でした。



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この記事へのコメント
ご結婚 おめでとうございます。
いいですね~白無垢!
兄としても感慨深いものですね。
Posted by 大宮龍幸 at 2008年12月09日 11:04
妹さんの結婚式 ステキですねえ

昔は白無垢ばかりでしたが、最近は派手な色が主流になりましたね
Posted by 豊田の和ちゃん豊田の和ちゃん at 2008年12月09日 12:58
おめでとうございます!!

私が今まで出席した結婚式では
神社で行ったものはなかったので
すが、厳かな感じがしていいですねえ!
Posted by きたのその家 at 2008年12月09日 15:15
大宮先生
ありがとうございます。
私にとっても妹の結婚式は初めての体験でした。
感慨深いものがありました。

豊田の和ちゃん
はじめに話しを聞いた時、ちょっと古風ではないかと
思いましたが、結構いいものでした。

きたのその家さま
神社の魅力を初めて知りました。
かなり寒かったですけど。
Posted by フューネ三浦 at 2008年12月10日 07:48
妹さまがご結婚ということで
おめでとうございます

なるほど死に装束ですか、重いですね(^^
でも逆に妹さんのような式を挙げられた方が、お二人の絆は硬くなるかもしれませんね
Posted by M/F ART at 2008年12月10日 13:42
妹さまのご結婚、おめでとうございます。

『白無垢』が死に装束なのは知っていました。
昔はそのくらいの覚悟を持って、家を出たのだと。
今とはずいぶん違いますね。
Posted by 瑞穂 at 2008年12月10日 21:17
M/F ARTさま
ありがとうございます。
結婚も普通は一生に一回のこと。
思い出に残るような儀式がいいですよね。

瑞穂さま
本当に今とは違いますよね。
死ぬ気の覚悟なんて今の時代にあるのでしょうか?
Posted by フューネ三浦 at 2008年12月11日 08:25
こんばんは
妹様、とっても素敵です。
そう、白無垢って本来はフューネ様のおっしゃる通りなんですよね。私、何かの本でそれを知って驚いたんですが、、、自分が白無垢来て嫁いで、、、意味がよくわかりました。
Posted by 見張り員 at 2008年12月11日 21:53
見張り員さま
ありがとうございます。
白無垢がまた流行るといいですね。
しかし、白無垢の本来の意味にはびっくりしますよね。
Posted by フューネ三浦 at 2008年12月12日 11:15
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