2021年11月20日

サインとハンコ

公文書に押印が必要が無くなった書類がこの一年間に

数多くなりました。公的な機関の書類ももちろんですが、

民間の会社の書類もハンコを必要としないものが増え、

ハンコを押す手間は大きく減っています。

しかしながら、銀行から借り入れする時などの重要な契約においては

まだまだハンコを押印することは通常のことであり、ハンコの重要性は

かわりません。

お葬式を施行する為には役所に「死亡届」を提出しなければならず、

今のところハンコは必要です。

必要ではありますが実印ではなく認印で良いので誰でも判子さえ

作成すれば提出が可能です。ハンコが手元になくて大騒ぎをすることも

多々ありますが、近年ではハンコを作る機械も安価でありますので、

手元に無いときは作ることもあるのです。

ただ、この作業は確かに本人確認という観点から考えると全く

無駄であり、省略になっていくことは良いことだと思いますし、

まだまだハンコの押印を廃止して頂きたい書類は多々あります。




ハンコが無ければサインのみということになりますが、サインのみは

それはそれで不便なことがあります。

まずは代筆が不可能ということで高齢者や身体に不具合のある方

のなかで、自筆が難しいときはハンコの有難さを感じます。

しかしながら、サインは本人の意思をはっきりと示すことが

できるという点とハンコを持ち歩く必要が無いという点において

やはり便利だと思います。

時代とともに簡略化できることは賛成ですが、ハンコの文化が

全く無くなるのは淋しい気が致します。




同じカテゴリー(お葬式の知識)の記事画像
火屋葬
ペットのお仏壇
葬儀の備え
死を想え!(メメント・モリ)
最高の人生の見つけ方
伝統文化 「伝え」の重要性
同じカテゴリー(お葬式の知識)の記事
 青空納棺 (2022-11-20 08:28)
 火屋葬 (2022-11-10 14:43)
 火葬場も選べるほうがいい。 (2022-10-20 12:11)
 お線香を買い取って (2022-10-10 08:24)
 同居のほうが珍しい (2022-09-20 12:40)
 「死」が軽くなる (2022-09-11 10:38)

「お葬式の知識」カテゴリーを一覧で見る

Posted by フューネ三浦 at 12:28 │コメントをする・見る(0)お葬式の知識
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
サインとハンコ
    コメント(0)