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2020年05月18日
ご遺体に触れることの大切な価値観
ついに日本でも交通事故でお亡くなりになられた方が
実は新型コロナウィルスの陽性であったということが起きました。
葬儀社にとって新型コロナウィルスの一番の脅威は陽性でお亡くなり
になられたことが解っている方ではなくて、いわゆる普通の死因で
お亡くなりになられたはずの方が陽性患者であったというケースです。
残念ながら、新型コロナウィルスに罹患し、病院で治療を受けて
亡くなった方の場合は必ず病院から死因の告知があり、
私たち葬儀社の社員も防護服・マスク・ゴーグル・手袋と完全防備で
ご遺体と対峙することになります。
正しい装備の使い方をしていれば、まず感染するリスクはない
のですが、陽性患者であったことがご遺体の接触の後に判明することは
極めて危険な状態です。
なぜかというと、ご遺体を素手で触るからなのです。
公衆衛生の観点からいえば、ご遺体に付随しているあまたの雑菌に
対して素手で触るということは新型コロナウィルスうんぬんに
関わらず、とても危険な行為です。
そこまでわかっていてなぜ葬儀社の社員が基本的に
ご遺体を触れる時に素手なのかというと、死体としてではなく
「生きている人」という観点でいるからなのです。
ご遺族にとってはお亡くなりになられた方は「生きています」。
ですから、人間の尊厳を冒す行為はご法度であり、間違って
私たちが「死体」と呼ぶことはありません。
百歩譲って「ご遺体」という言葉で呼ぶのです。
しかしながら、新型コロナウィルスという未知の命の危険に晒される
ウィルスの前に私たち葬儀社が大切にしてきたご遺体に対する尊厳
さえも脅かすことになってしまっているのです。
従前のように、「生きている」人に触れるのに手袋・マスクの着用は
失礼ではないかということと、自分自身の身の安全を守る為には
着用するべきという観点の葛藤がそこにあるのです。
良くも悪くも、命を危険を晒すウィルスの前にこれまでの常識と
呼ばれる概念や観念は崩壊しました。
同時に新たな価値観が生まれてきます。
ご遺体に触れることの大切な価値観もアフターコロナにおいて
大きく変化する予感がするのです。
実は新型コロナウィルスの陽性であったということが起きました。
葬儀社にとって新型コロナウィルスの一番の脅威は陽性でお亡くなり
になられたことが解っている方ではなくて、いわゆる普通の死因で
お亡くなりになられたはずの方が陽性患者であったというケースです。
残念ながら、新型コロナウィルスに罹患し、病院で治療を受けて
亡くなった方の場合は必ず病院から死因の告知があり、
私たち葬儀社の社員も防護服・マスク・ゴーグル・手袋と完全防備で
ご遺体と対峙することになります。
正しい装備の使い方をしていれば、まず感染するリスクはない
のですが、陽性患者であったことがご遺体の接触の後に判明することは
極めて危険な状態です。
なぜかというと、ご遺体を素手で触るからなのです。
公衆衛生の観点からいえば、ご遺体に付随しているあまたの雑菌に
対して素手で触るということは新型コロナウィルスうんぬんに
関わらず、とても危険な行為です。
そこまでわかっていてなぜ葬儀社の社員が基本的に
ご遺体を触れる時に素手なのかというと、死体としてではなく
「生きている人」という観点でいるからなのです。
ご遺族にとってはお亡くなりになられた方は「生きています」。
ですから、人間の尊厳を冒す行為はご法度であり、間違って
私たちが「死体」と呼ぶことはありません。
百歩譲って「ご遺体」という言葉で呼ぶのです。
しかしながら、新型コロナウィルスという未知の命の危険に晒される
ウィルスの前に私たち葬儀社が大切にしてきたご遺体に対する尊厳
さえも脅かすことになってしまっているのです。
従前のように、「生きている」人に触れるのに手袋・マスクの着用は
失礼ではないかということと、自分自身の身の安全を守る為には
着用するべきという観点の葛藤がそこにあるのです。
良くも悪くも、命を危険を晒すウィルスの前にこれまでの常識と
呼ばれる概念や観念は崩壊しました。
同時に新たな価値観が生まれてきます。
ご遺体に触れることの大切な価値観もアフターコロナにおいて
大きく変化する予感がするのです。
Posted by フューネ三浦 at 08:18
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