2017年12月22日

生前葬を執り行う

先日、生前葬を開催したコマツ元社長の安崎暁さんに多くの反響が

起こってます。

下の記事は日経電子版より引用です。

末期がんで余命を宣告されたら、仕事でお世話になった人たちとどうお別れしたらいいのか――。コマツ元社長の安崎暁さん(80)が悩んだ末に決めたのは、元気なうちに感謝の気持ちを伝える、一種の「生前葬」を開くことだった。前代未聞の試みに、駆けつけた関係者は約1000人。かつて大企業を率いたリーダーの選択は、自分らしい人生の最期を探る「終活」のあり方に一石を投じている。

■無駄な延命治療はやらない

 安崎さんが社長を務めていたときにコマツを担当していた筆者に、本人から相談があったのは11月上旬のこと。「がんがあちこちに転移してしまったが、無駄な延命治療はやらないと決め、余命が意外に短い可能性があるので、自分主催で感謝の会を生前告別式風にやることにした。記者としてどう思うか」などとあった。何度かメールでやりとりをした末、12月11日午前11時半、コマツ本社からほど近いANAインターコンチネンタルホテル東京(東京・港)で開かれた「感謝の会」に招かれた。

 会場に一歩足を踏み入れるやいなや、目を疑った。しめやかな雰囲気かと思いきや、会に駆けつけた会社や母校の一橋大学の関係者らが皆、あちこちで談笑していたからだ。正面のステージの大型スクリーンには海外メディアのインタビューを受ける安崎さんの動画が流れ、壁や柱にはこれまで親交があった人たちとの思い出の写真が多数展示されていた。

笑顔の安崎暁さん
 安崎さんは車いすを押されながら、訪れた一人ひとりと握手を交わし、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えながら会場内をゆっくりまわっていた。ステージでは安崎さんの出身地、徳島県の阿波踊りも披露された。会場を一巡して一息ついた安崎さんは周囲の友人らに「(米ハーバード大学名誉教授の)エズラ・ボーゲルさんが書いた鄧小平の本はお薦めだ」などと楽しそうに話していた。

 「自分が余命を宣告されたら、仕事でお世話になった人たちとどんな風にお別れするか、考えさせられる会だった」。会に参加したゴルフ仲間の男性(69)はこう言って会場を後にした。一橋大学の後輩の女性(69)は「かっこよくて潔い安崎さんらしい終活だと思った」と話す。また、仕事で親交のあった女性(58)は「大企業の元トップの生前葬に出席したのは初めて。元気なうちに言葉を交わせてよかった」と満足そうだった。

 住友商事時代は中国や旧ソ連を中心とした海外事業に一緒に取り組み、安崎さんらとの共著「日本型ハイブリッド経営」もある西藤輝さん(79)は、「人とのつながりを大切にしている安崎さんらしい会だった」と感慨深げに話していた。

■日中の草の根交流に力

 安崎さんは1995年から2001年までコマツ社長を務めた。その後、会長、相談役などを歴任し、引退後は日中草の根交流として中国で講演活動などを行っていたが、17年10月上旬に胆のうがんが見つかり、肝臓や肺などに転移していて手術はできないと診断された。

 日本経済新聞朝刊などに「感謝の会開催のご案内」と題した広告が掲載されたのは11月20日。安崎さんはそのなかで、「残された時間をQuality of Life(生活の質)優先にしたく、副作用にみまわれる可能性のある治療は受けないことにした」と明かした。

 感謝の会はこれまで交流のあった人たちに文字通りの「感謝の気持ち」を伝える場にしたいといい、「ご都合のつく方々にご参加いただき、お会いできましたら私の最大の喜び」と呼びかけた。安崎さんによると、今回の広告掲載と感謝の会はいずれも安崎さん自身が決め、主催した。

 末期がんで延命治療を行わないことや感謝の会を開催することを公表して以来、インターネットなどでは「理想的な終活」「まねできない」「潔い生き方」といった書き込みが相次ぎ、話題となっていた。

■人生楽しかった

 感謝の会を終え、記者会見した安崎さんは「残された時間を充実させ、『人生楽しかった』と思いながら棺おけに入りたい」と話した。個人で会を企画した理由については「会社に頼んだら私の希望とは関係なく儀礼風になる。せっかく来てもらうなら、楽しく帰ってもらおうと考えた」と明かした。

ステージの大きなスクリーンには映像が流れていた
 コマツ時代の安崎さんは冷静に決断するが、温かいタイプのリーダーとして部下からも慕われた。「ひるまず臆せず」の信念。信条は「忘己利他」。我を忘れて他を利するは慈悲の極みなりという意味だ。

 人生の幕の引き方については「個人個人それぞれの考え方がある。私は自分の健康状態とちょうど80歳という年齢を考慮して、私個人の好みでやらせていただいた。終活は人それぞれ」。記者会見でこんな言葉を残し、安崎さんは明るい表情で会場のホテルを後にした。

(阿部奈美)


「理想的な終活」「真似できない」とインタネット上で高い評価を

得ていますが、本当に生前葬は言葉で語るのは簡単ですが、

実際に実行をすることはとてもとても難しいものです。



フューネでも多くのお客様から「生前葬」についてお問合せを

頂きます。しかしながら、ほとんどの場合は興味本位なもので

真剣に自身の生前葬を企画したいという方はほとんどいません。

生前葬を行うにあたって本人の勇気や「まだ生きている」という

葬儀にたいする世間に皆さまが抱く「常識」を覆すことが成功する

為にとても重要です。



医師から余命宣告を受けた時に残された時間をどう生きるのか

ということは人生において、とても重要な決断です。

これまでの人生でお世話になった方に感謝の気持ちを伝えることに

時間をかけることができるのは、終活の中でも「理想的」と言える行為

なのです。

命の定義は様々ありますが、「自由に使える時間」という定義が私は

一番好きです。

限りある自由に使える時間を自分の意思で決めていることが「生きる」

ということであり、自由に使える時間の最後を自分自身で演出できる

ということはとても贅沢な時間の使い方であると思うのです。





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