2015年08月08日

おまんじゅう

和菓子といえば小豆でつくったあんこのおまんじゅうが代表格ですが、

酷暑が続くこの時期はおまんじゅうは食べたくないものです。

実際に多くの和菓子店はこの時期は閑散期であり、夏はおまんじゅうの

需要は少ないものなのです。

葬儀会館においても夏はおまんじゅうをお召あがりなられるお客様は

少ないのに加え、お供物としてお供えで持って来て頂けるおまんじゅう

は高温の為にカビが生えやすく、大変に管理が難しいものです。

いくらお客様の持ち込みの商品であってもカビの生えたおまんじゅうを

会館内で提供することは絶対にあってはならないものであるのです。





おまんじゅうはやはり温かいお茶を相性がよく、冷茶を提供する

この時期はなおさらに食べたくないものかもしれませんが、そもそも

お葬式でおまんじゅうを召し上がることは年間を通じて大きく減少して

いるもの事実です。昔は冠婚葬祭の時にしか食べれなかった貴重な

甘いものであったのですが、今は巷に甘いものが溢れており、

何も葬儀の時に好んでおまんじゅうを食べなくてもいつでも食べられる

というものになってしまっているのは現実です。




おまんじゅうは昔は高級品であり、滅多に食べられなかったので、

今でも祭壇にお供えするといった習慣があります。

お供えをしてあったものを「お下がり」として頂くことで、

食べられるものであり、今でも祭壇に飾ってあったものを小分けして

お客様に帰りにお持ち帰り頂くようにしています。

それが今ではおまんじゅうに変わってゼリーとか焼き菓子などに

代用されるケースもあります。

また、おまんじゅうのお供えは昔から上用まんじゅう

決まっていたのが色とりどりのおまんじゅうに変化もしています。




もちろんおまんじゅうが好物の方もたくさんいらしゃいます。

フューネでは献供として、温かいお茶とおまんじゅうをお供えする

ことは結構あるのですが、お茶にせよ、おまんじゅうにせよ心を

ほっとさせてくれる素敵な食べ物です。




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