2015年06月19日

クラシカル

先日、お世話にっている住職がご逝去され、フューネに寺院葬を

ご依頼されました。

クラシカル

クラシカル

葬儀会館での葬儀が当たり前の時代において、さすがに葬儀会館で

お葬式をやる訳にいかない、唯一の職業といっても良いのが

僧侶なのです。神職の場合はそもそも神社では死のケガレをという

観点から、絶対に神社でお葬式というものはありえないので、

宮司さんのお葬式はむしろ、葬儀会館で執り行うことは

普通のことなのです。



在家である私たちのお葬式とは違う式次第に会葬者の方も戸惑うことが

あるのですが、寺院様のお葬式はお葬式の宗教儀礼ということに

おいては最もクラシカルな儀礼式であり、お葬式の原点

あるのです。

現在の葬儀会館で行われているお葬式とは寺院様のお葬式と比べると

いかに省略されたものであるのかということが解るというものです。

正直、フューネの社歴の浅い社員にとっては格好の研修の場となる

寺院様のお葬式は葬送儀礼のひとつひとつの意味を確認する上で

現代においてはとても貴重な機会です。反面、葬儀社においては

寺院様のお葬式を施行するだけのノウハウのないところも

多数あるのです。どの葬儀社でも受けれるというもの

でもないのです。



最近、昔からの伝統的な儀式をフューネの葬儀会館で提案すると

お客様からこんな反応が。

「新しくていいですね。」

温故知新という言葉があるのですが、

古いものを古いものと認識されない方にとっては新しくて新鮮に写って

しまうものです。昔からあるものは廃れないから現代まで

残っているという大原則を改めて教えて頂ける事例なのです。

フューネは先進的で新しいものを取り入れる葬儀社だと多くの方から

思われています。確かにその通りで新しいものへの挑戦はいつも

していますが他の葬儀社が最早やらない昔からの伝統的な儀式や

備品を使うこともまた「あたらしさ」をお客様が感じて頂けるのです。







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Posted by フューネ三浦 at 08:33 │コメントをする・見る(0)お葬式の知識
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