2011年11月21日

ナレーションが欲しい

フューネのお葬式では生音楽に合わせて葬儀の司会者がナレーションを

読みあげる演出をする場合があります。

これは本来、主役であるはずのお亡くなりになられた方は言葉を発する

こともできないというお葬式ならではの環境の為に時として

主役がボケてしまうことがあります。

フューネのお葬式では亡くなられた方が主役という考えの下、

当日の参列されたすべての人々に故人の「人となり」を知って

頂きたいのです。

その為に、時として家族しか知らないようなことをご遺族さまのお許しを

得てフューネの司会者がナレーションとしてお葬式の中でご披露させて

頂くことがあります。

おかげさまでこのナレーションは概ね、多くのお客様から高評価

頂いており、ナレーションのフレーズにご遺族さまはもちろん、

半ば義理的な関係でご参列頂いたお客様も涙を流して頂けることが

多いのです。

言葉と音楽の奏でる演出には凄い力が宿っています。



このナレーションですが、フューネの場合プロの司会者に依頼する訳でもなく

専門のコピーライターに依頼する訳でもなくフューネ社員である、

葬儀担当者が担当するお客様のことを想い、お通夜が終わってから

時には自宅で深夜に一件一件手作りで原稿を作成するのです。

実はお葬式のナレーションも数種類のパターンから選んで使用する既製品も

あるのですが、フューネではそのような既製品の使用を禁じています。

一件一件、完全にオリジナルで製作するからこそ、お客様が感動して頂ける

品質のナレーションが完成するのであり、何よりも担当する社員のお客様に

対する「心」がこもっています。

これがフューネの「感動葬儀。」の原点であり、

「100人に100通りの終焉がある」

というキャッチコピーの通り、フューネのお葬式が最もお客様に訴えたい

ことなのです。




心をこめたナレーションというのは、相手の心に響くもので、

後日、お葬式の担当者に

「お葬式の時のナレーションが欲しい」

というご要望を頂くことが結構頻繁にあります。

これは葬儀担当者としては冥利に尽きるということですが、

同時にある恐怖が発生します。

そもそもナレーション原稿というのは各担当者個人のメモ書き程度であり、

多くの場合、自分が読める程度の汚い文字で書いてあり、しかも何度も

加筆・訂正している場合がほんんどで他人が見ても読めないような原稿の

場合が多いのです。加えてナレーションの時は場の雰囲気で即興でアドリブ

でナレーションをしてしまうことも多くあり、自分がナレーションをした記録が

ないこともあるのです。

それでも、可能なかぎり奇麗な字で清書してお客様に担当者が

お渡ししています。

差し上げた原稿がお客様の手に渡り喜んで頂き、場合によっては

仏壇にお供えされるなど、丁重に扱われると本当にこの仕事をしていて

良かったと思える瞬間なのです。

人が人に感動することが「感動葬儀。」であり、

サービスの本質なのです。



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