2007年12月16日

喪主がいない!!

最近の豊田でのお葬式の傾向。

それは臨終の際に喪主がいないことが多くなりました。

国内に居れば、なんとかその日のうちに豊田に帰ってきて

翌日通夜・その次の日葬儀と事が運びますが、

最近は喪主になる人が海外にいることが多くなりました。

大企業のグローバル化で拠点が海外にシフトし、それに伴って

海外勤務が要求される時代です。

豊田は当然トヨタ自動車系の関連企業が世界中に広がっている為、

関連企業の社員のみなさんも海外勤務が要求されています。

お葬儀の打ち合わせの冒頭

「喪主をつとめられる方はどなたですか?」とお伺いすると

「いま、南アフリカの工場です。」とか

「ブラジルの工場です」なんてことも。

中国・タイ・アメリカに居ますなんて、お客様のお答えは非常に多いです。

元来、喪主は故人の後継者(家を守っていく)がつとめるもの。

当然、故人のご子息がつとめられることが圧倒的に多いです。

「喪主がいないのに葬儀ができない」ということで

お葬式を3日~4日延ばす方が非常に多くなってきています。

とにかく、親族一同喪主様のお帰りをろうそくと線香のお守りしながら

待つ訳ですが、やっとの思いで豊田に帰ってきた喪主様は一様にヘトヘト。icon15

「どうやって帰ってきましたか」とお尋ねすると

「悲報を受けて急いで航空券の手配をして、乗り次いで(ホノルル・ソウルが多い)

帰ってきました。」とお答えいただくことが多いのです。

赴任地から日本への直行便が無いところのほうが多いのです。

また、仮にあったとしてもすぐ航空券が手に入る保証はありません。

通常アメリカから帰ってくると最短で2日はかかります。

海外赴任により親の臨終に立ち会えないことは大変お気の毒なことです。

ただ、そばにいても立ち会えない方もたくさんいるのが悲しい現実です。icon11

親の悲報を聞いても残念ながら帰ってこれない方もいます。

その場合、喪主不在でお葬式をするしかありません。

実は私も似たような経験があります。

祖母の臨終の際、私はイタリア旅行中。

社会人になる直前の卒業旅行中でした。

「社会人になったら海外旅行なんてなかなかいけないだろう。」

という親心で「帰ってこい」という連絡がありませんでした。

祖母の死を知ったのは日本に帰ってから。

なにもかも終わっていて「浦島太郎状態」でした。

祖母の葬儀に出席できなかったことは今でも心残りですが、

あの時の「親心」には今でも感謝しています。


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Posted by フューネ三浦 at 09:13 │コメントをする・見る(5)お葬式の知識
この記事へのコメント
親心を感じる時はありますよね。
私は歳をとってからしか親のありがたみに気付けない
親不孝ものではありましたが・・・・
Posted by しましま at 2007年12月16日 15:04
親の気持ちってすごく深いですね・・・。
私もそうです、親を亡くしてから愛情に
気づいた親不孝者です。
                  シモムラ
Posted by シモテックシモテック at 2007年12月16日 15:25
親心って、気がつくと、いろいろしてもらったり、気苦労をかけている自分に反省します。
Posted by 上豊田の侍 at 2007年12月16日 15:42
私も今年の5月、突然の母の他界に
急いで航空券を手配して、急遽
宮崎に飛んで行きました。

葬儀場へ着くと、お通夜がすでに始まっていました。
何が何だか訳がわからない状態の私は、お坊さんが
読経している横で泣きわめいている「喪主」。

親を亡くして、親不幸に気づく。
本当ですよ。
私には、まだ常滑に父がおります。
悔いのないように、親孝行しとこう!と
思ってますが・・・。 なかなか~(汗)
Posted by 三好のポンちゃん三好のポンちゃん at 2007年12月16日 20:42
しましまさま シモムラさま 上豊田の侍さま
コメントありがとうございました。
「親心」にこんなに反応してくれるとは思ってみませんでした。
三好のポンちゃんのコメント「親を亡くして、親不幸に気づく。」
まさにその通りですね。
今度は皆さんの親心をお聞かせください。

三好のポンちゃん
お母様のご逝去 
大変お淋しくなりました。
そして、喪主の大役おつかれさまでした。
今回書いた内容はポンちゃんも体験されていたとは・・・

「親を亡くして、親不幸に気づく。」

いつも、葬儀を終えられた喪主さまから
教えて頂いている立場の私ですが
「親孝行」はなかなか実践できません。(反省)
Posted by フューネ三浦 at 2007年12月17日 09:16
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