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2011年07月22日
交通事故のお葬式
交通事故でお亡くなりになる方は昨年2010年は全国で
過去10年で最少の4863人でした。
過去最悪の1970年の16765人から比べると3割以下に下がっています。
交通事故による「死」が少なくなることはそれだけ、被害者と加害者の関係者
の悲しみや苦しみが少なくなる訳ですから、誰しもが歓迎することでしょう。
交通死亡事故にカウントされるのは事故が発生してから
24時間以内にお亡くなりの方のみ計算されるのですが、
実は24時間以上経過してから亡くなる方は年間1万人以上も
いるのだとか。
しかも医療技術の進歩により、これまで、24時間以内に亡くなっていた方の
延命が可能になり、交通事故死としてカウントされない方々は
年々増えているそうです。
交通事故死が減ったことを単純に喜べないのが実情なのです。
さて、フューネでは月に一度くらいの割合で残念ながら交通事故で命を
落としたお客様のお葬式のご依頼を頂きます。
お葬式は病死で亡くなった場合とは全く違う重苦しい空気になってしまいます。
特にお亡くなりなられた方は若い世代の場合、ご両親の我が子を失った
悲しみは半端なものではありません。
まさに、「殺人事件」の被害者と同じ悲しみ方なのです。
お葬式には被害者の関係者もいれば、加害者の関係者もいる。
謝罪をかねてお葬式に参列される加害者の関係者はまさに
針のむしろ状態です。
「人殺し」
「息子(娘)を返せ」
という罵声や場合によっては殴りかかる被害者の関係者もいらっしゃいます。
まさに、修羅場が葬儀会館の中で繰り広げられるのです。
特に最悪なのは加害者が喪主様の許可なく葬儀会館の中に入って来られて
焼香などをされた時です。
加害者だと判ったとたんにお寺さまの読経中にでもはじまる罵声は
誰も止めることができない辛く悲しい瞬間です。
ほとんどの場合加害者の関係者は葬儀会館の中にも入ることを
喪主様から許させれません。
どんなに暑くても寒くても、悪天候でも外で頭を下げていなければ
ならないのです。
私たち葬儀社の担当者は被害者の心情を察し、加害者に立ち位置や、
式典中の立ち振る舞い方もアドバイスすることも仕事のひとつです。
交通事故の悲惨さは運転免許証の更新の時に見るビデオなどで
啓発されていますが、実際に被害者・加害者を目の前にすると
本当に「悲惨」です。
失ったものは帰ってこないことは言うまでもありませんが、それでも
残された方は前向きに生きていかなければなりません。
交通事故の亡くなった方のご遺族の心のケアは
何年もの「時間」を必要とするのです。
フューネではご遺族が立ち直る瞬間まで、何かしらのお手伝いをさせて
頂いています。
まだまだ10年以上前に私がお葬式のお手伝いをしたお客様の心のケアを
担当している方もいらっしゃるのです。
交通事故は無くなって欲しいが無くならない。
大事なのは巻き込まれない努力は私たちにとっては
最低限必要なことだと思います。
過去10年で最少の4863人でした。
過去最悪の1970年の16765人から比べると3割以下に下がっています。
交通事故による「死」が少なくなることはそれだけ、被害者と加害者の関係者
の悲しみや苦しみが少なくなる訳ですから、誰しもが歓迎することでしょう。
交通死亡事故にカウントされるのは事故が発生してから
24時間以内にお亡くなりの方のみ計算されるのですが、
実は24時間以上経過してから亡くなる方は年間1万人以上も
いるのだとか。
しかも医療技術の進歩により、これまで、24時間以内に亡くなっていた方の
延命が可能になり、交通事故死としてカウントされない方々は
年々増えているそうです。
交通事故死が減ったことを単純に喜べないのが実情なのです。
さて、フューネでは月に一度くらいの割合で残念ながら交通事故で命を
落としたお客様のお葬式のご依頼を頂きます。
お葬式は病死で亡くなった場合とは全く違う重苦しい空気になってしまいます。
特にお亡くなりなられた方は若い世代の場合、ご両親の我が子を失った
悲しみは半端なものではありません。
まさに、「殺人事件」の被害者と同じ悲しみ方なのです。
お葬式には被害者の関係者もいれば、加害者の関係者もいる。
謝罪をかねてお葬式に参列される加害者の関係者はまさに
針のむしろ状態です。
「人殺し」
「息子(娘)を返せ」
という罵声や場合によっては殴りかかる被害者の関係者もいらっしゃいます。
まさに、修羅場が葬儀会館の中で繰り広げられるのです。
特に最悪なのは加害者が喪主様の許可なく葬儀会館の中に入って来られて
焼香などをされた時です。
加害者だと判ったとたんにお寺さまの読経中にでもはじまる罵声は
誰も止めることができない辛く悲しい瞬間です。
ほとんどの場合加害者の関係者は葬儀会館の中にも入ることを
喪主様から許させれません。
どんなに暑くても寒くても、悪天候でも外で頭を下げていなければ
ならないのです。
私たち葬儀社の担当者は被害者の心情を察し、加害者に立ち位置や、
式典中の立ち振る舞い方もアドバイスすることも仕事のひとつです。
交通事故の悲惨さは運転免許証の更新の時に見るビデオなどで
啓発されていますが、実際に被害者・加害者を目の前にすると
本当に「悲惨」です。
失ったものは帰ってこないことは言うまでもありませんが、それでも
残された方は前向きに生きていかなければなりません。
交通事故の亡くなった方のご遺族の心のケアは
何年もの「時間」を必要とするのです。
フューネではご遺族が立ち直る瞬間まで、何かしらのお手伝いをさせて
頂いています。
まだまだ10年以上前に私がお葬式のお手伝いをしたお客様の心のケアを
担当している方もいらっしゃるのです。
交通事故は無くなって欲しいが無くならない。
大事なのは巻き込まれない努力は私たちにとっては
最低限必要なことだと思います。
Posted by フューネ三浦 at 09:03
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│お葬式の知識
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