夏のお葬式

フューネ三浦

2009年08月08日 08:51

8月に入り、連日暑い日々が続いています。

毎年思うことですがいくら仕事とはいえ、毎日スーツに身を包んでの

葬儀の設営や式典運営はさすがに体に堪えます

お葬式はまだまだ「クールビズ」とは無縁の世界ですから。

しかしながら無縁とはいいながら昨年のブログ記事「クールビズ」

ご紹介したとおり、沖縄では「葬儀用の黒のかりゆしウェア」

あるのです。

地球温暖化に伴い、年々夏の暑さは厳しくなっている訳ですから

葬儀のクールビズも是非とも推進して貰いたいものです。

ここ数年では夏のお葬式の場所は専用の葬儀会館に代表されるように

ほとんどお葬式がエアコンのある施設で行なうようになりました。

ちょっと前まではエアコンの無い場所でお葬式をすることのほうが「あたりまえ」

であり私たちもお客様もネクタイをしていると首が締まってきて

苦しい
くらい、滝のような汗をかいていました。

葬儀社の社員は連日、炎天下での設営やお葬式の運営で顔は真っ黒に

日焼けしていたものですが、今はお葬式の会場が葬儀会館になりホテルマンと

同じく夏でも色白な顔をしている社員も多くなりました。すっかりお葬式は

「アウトドア」から「インドア」へとシフトしている

証拠です。

今も昔も夏のアウトドアでのお葬式は

私たち葬儀社も「暑い」がお客様も「暑い」。

少しでも暑さを和らげる為のアイテムをご用意します。

お客様へのうちわの配布冷たいおしぼりの配布

冷たい飲み物のご用意は必須です。

さらに日よけのテントを張ったり

予算のあれば氷の柱を立てたり

あの手この手でお客様の「暑さ」を和らげる努力をします。

それでも「暑いものは暑い」のですが、

快適なお葬式よりは暑かったり寒かったりしたお葬式のほうが

のちのちの記憶には残るものなのです。

夏のお葬式では

「〇〇さんのお葬式は暑かったなぁ」

という思い出を大事に心に刻んでほしいと思います。

それが故人の為には一番の供養だと思いますから。



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