葬儀の仕事をしている以上、この仕事に就いた時から、常に
「いい葬儀」とは何かという追求をしてきました。
お客様にとっての「いい葬儀」と一概に言ってもとても幅広く
喪主様にとっての「いい葬儀」とお亡くなりになられた方にとって
の「いい葬儀」が違いますし、男性にとっての「いい葬儀」と
女性にとっての「いい葬儀」は違うのです。
葬儀会館の黎明期には女性のお身内の方やご近所の方は
割烹着をご持参される方が多くいらっしゃいました。
それまでの葬儀では女性はお茶出しや食事の準備をすることが
役割であり、葬儀会館が出来るまでは大変な労力でした。
葬儀会館での葬儀が増えるにつれて、女性の労力が激減した
ことは多くの女性にとって「いい葬儀」の実現に繋がったと
思っています。
お葬儀に見栄を張ることを競い合っていた時代では立派な祭壇を
飾ることが「いい葬儀」の基準でしたし、会葬のお客様が多ければ
多いほど「いい葬儀」でした。
時代ともにお客様が「いい葬儀」だと思って頂ける価値観は絶えず変化
しています。言い換えれば、現在の「いい葬儀」がトレンドの最先端である
のです。そして、トレンドを作っていくメーカーとしては絶えず時代の一歩先
を見据えた葬儀の提案をしていかなければならない宿命なのです。
フューネは『FU』はfuture(フューチャー・未来)、
『NE』はnext(ネクスト・次の)を表してます。
フューチャー・ネスクトを追求していく企業である以上「いい葬儀」の
追求は必至なのです。
お客様にとっての「いい葬儀」を追求するのは当然ですが、葬儀には
多くの人の縁を巻き込むものです。
ですから、ご縁のあった方にとっての「いい葬儀」もまた追求して
いなかければならないのですが、最近は家族葬と称してご縁のある方
を排除することを「いい葬儀」と思われるお客様が増えている風潮には
少々困惑してしまうのです。