葬儀と有給休暇

フューネ三浦

2017年07月09日 08:55

有給休暇は労働者が雇用者から与えられる権利であり、また法律に

よってしっかりと規定が守られています。

近年は働き方改革の中で、積極的に有給休暇を取得することを

奨励される風潮にあり、レジャー目的でもしっかりと有給休暇を取得

される方が増えています。




ひと昔前では、有給休暇は病気やケガなどの理由で働けない状況に

なった時の保険であり、いざ言う時に使うことや冠婚葬祭などの

非日常の行事で活用することは大抵でした。

お葬式において親戚・縁者が亡くなった時に有給休暇を取得し葬儀に

参列することはもちろんですが、自分の住んでいる隣近所の方の

お葬式を手伝う為に有給休暇を取得することがあたり前の時代も

ありました。しかしながら、最近では自身の遊びの為に有給休暇を取得

しても、葬儀の為に有給休暇を取得する方が本当に減ってきて

いるのです。




最近のお葬式の傾向を見ていると有給休暇どころか忌引休暇さえも

取得をしない方もいらっしゃいます。

葬儀は日程を調整して、土曜日・日曜日に葬儀をしたり、

勤務時間中に休憩を貰って葬儀の時間だけに仕事を抜け出して

葬儀をする人もいらっしゃいます。

以前に比べて有給休暇は取得しやすいはずですが、葬儀に

有給休暇を使用したくないと思っていらっしゃる方が少なからず

いるのです。

そして、身内しか参列しないような小規模化したお葬式では

準備もほとんどありませんから、日程の変更も容易ですし、

時間も自由に決めやすいのです。




葬儀の価値観の変化や有休休暇の取得する価値感まで変化を

していると感じます。

関連記事