多くのお客様から葬儀会館を「予約できたら」というご要望を頂き
ますが、人の生死だけはいつかという断定が出来ない以上は原則、
早いもの順に対応するしかないのです。
最近では、葬儀の生前予約や生前見積もりを希望されるお客様が多いの
ですが、日程の確定が出来ない為にいざ葬儀が発生した時に、希望
していた葬儀会館が埋まっていて、やむなく別の葬儀会館で施行を
することになってしまうお客様が多くなってしまっています。
先着順という原則は理解は出来ていても、何のための生前予約で
あるのかという不満を私たち葬儀社に言われるのは大変心苦しい
ものです。
希望の葬儀会館を確実に抑えるやすくする為の方法をお教え
しましょう。
一番はお亡くなりになられたら、とにかく早く葬儀社に電話を
すること。
現実に1分・2分の差で先のお客様に希望の会館を抑えられて
しまうことがあるのです。
さらに、可能であれば、危篤の段階で葬儀社に一報を入れて
おくことをおすすめします。
例えば、A葬儀会館とB葬儀会館のどちらでもよいお客様が
先客であるならば、かち合うA葬儀会館ではなく、B葬儀会館での
施行にして頂くことで希望しているA葬儀会館を抑えることのできる
確率が上がるのです。
希望をしている葬儀会館がすでに別のお客様が使用していて、
どうしてもその葬儀会館でお葬式をしたい場合はどうするのかと
いうと、とにかく「待つ」ということ以外ありません。
待つためにかかる費用は葬儀社と交渉すれば、葬儀社が負担して
くれることもありますし、お待たせをする代わりに何らかのサービスを
受けることができることもあるのです。
出来ることならば、お客様の希望をすべて叶えてあげたい。
その為にはお客様も私たちもギリギリの努力が欠かせません。