成長
生物や物事が発達し大きくなることを「成長」といいます。
生物が生きているということは「成長」するということであり、
「死」を持って成長は終わります。
人が亡くなってすぐのご遺体はヒゲとか爪が伸びたりしますが、
成長はしていません。筋肉が弛緩して伸びたように錯覚するものです。
葬儀社である私たちがご遺体の身長を「実際の身長+5センチ」で
計算しておかないとお棺に入らないことがあります。
これも足の筋肉が弛緩して足首以下が伸びてしまいます。
結果的に身長が伸びたことと同じになるのです。
亡くなったら身長が伸びるということを聞いた方もいらっしゃると
思うのですが、決して成長をしているのではありません。
人は基本的に「成長」をしていく過程を楽しみにしています。
子供の成長は日進月歩の勢いですから、楽しさの極致であると
思います。
会社が成長していくのも楽しいですし、家庭菜園などで、野菜を
作っている方も食物が成長をしていくからこそ育てがいがあるのです。
成長をすることが生きているということ。そして成長をすることを喜び
であるといえることは成長の止まった「死」を知ってしまうととても
大切なことであるとに気づかされます。
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