他人事
他人事と書いて正しくは
「ひとごと」と読みます。
本来は「人事」という漢字で良いのですが、これだと多くの方が
「じんじ」と読んでしまう為に「他」という漢字を付け加えた
のだとか。
そはそれで「たにんごと」と読めてしまう為に本来の読み方の
「ひとごと」と読むことを知らない方が多いのです。
さて、人間は元来、自分にとってマイナスになるような事象に対しては
想定をしたくないという防衛本能が働きます。
災害、盗難、事故、そして「死」・・・
すべては基本的に「他人事」なのです。
多くの人々にとって、身内の誰かが直面した時に初めて他人事から
自分事に変わるものです。
正直、これまでこの
「感動葬儀。ブログ」において
「死」に対するリスクを8年以上も読者の皆様に注意喚起をして
きましたが、結局は「他人事」でした。とブログの読者からコメントを
頂くことがあります。
もちろん、すべてを自分事に置き換えていたら、精神的に持たなく
なってしまうと思うのですが、少しでも自分事として考え、行動する
ことが
「備え」です。
万一の災害に備えて、備蓄の食料を買っておくことや保険の加入を
している人としていない人。これが自分事と他人事の差なのです。
葬儀の備えというものは遺言・信託・事前相談・生前見積り・
葬儀セミナーと様々な方法がありますが、まずは方法を知って頂くこと
さえも備えへの第一歩なのです。
そして、友人・知人の葬儀の参列する機会をどうか、他人事と捉えずに
自分のこととして頂くことが大切です。
結局のところ「他人事」ではいざという時に慌てるだけなのです。
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