葬儀屋さんにおいて年末年始は関係ないとはいえ、フューネでは
今年は大晦日から元旦の朝にかけて非常に忙しい年越しとなりました。
最愛の誰かの死を迎えた遺族にとっては当然お正月気分が吹っ飛んで
しまうことは仕方がありませんが、関係者の皆様もお正月気分では
いられなくなってしまうものです。元旦の夜からお通夜は物理的に
出来るのですが、なかなかお客様も元旦の通夜を選択される方は
少ないのです。ここ最近では年末にお亡くなりになられた場合、
家族葬を希望される方は元旦のお通夜でも気にせずに受け入れて
くれますが、従来のお葬式の場合、正月三が日を避けてのお葬式を
希望される方がほとんどです。やはり、多くの方も巻き込むお葬式の
場合、そういった配慮が自然と働くものです。
しかしながら、年末の30日・31日にお亡くなりになられて1月4日の
お葬式といった場合、葬儀社の担当者はお正月の間ずっとお客様の
お手伝いをすることになり、その間に休暇を取ることが難しい状態に
なってしまうのです。
毎年のことですが、越年のお仕事は葬儀社にとっても大変なものです。
このようなお客様がいらっしゃるから、葬儀社にとって本当のお正月が
やってくるのは昨年お亡くなりになられたお客様のお葬式が
すべて終わった時なのです。
今年のフューネの場合はその日は昨日(1月4日)でした。
お客様も火葬場から帰ってきて初七日の会食にはいって緊張の糸が
緩んだその時に親族の間で
「お年玉あげてないわ」
と気づき、慌てて用意してお渡しされている光景が葬儀会館で
行われているのです。
お客様も葬儀が終わって初めてお正月なのです。
さて、本日1月5日、お正月が終わってやっと今年のスタートです。
エンジン全開で今年も頑張っていきますよ。