昭和の香り
平成の世になって今年で27年。
昭和という時代はもはや遠い過去でしょうか。
昭和元年に生まれた方の年齢は今年で89歳。
今や大正生まれの方のお葬式すら少なくなり、まして明治生まれの
方のお葬式はまずお目にかかることがありません。
最後の明治生まれである明治44年生まれの方でさえも
104歳になる計算ですから、当然と言えば当然です。
今や葬儀の現場においてお亡くなりになる方の大半は「昭和生まれ」
です。一概に昭和生まれと言っても80歳を超える方から20代後半の
方までいらっしゃるのですから、一括りにすることはできないかも
しれませんが、昭和という時代に生まれたことは事実です。
お葬式においてお亡くなりになられた方が輝いていた時代に
スポットライトが当たるのは当然の理であり、昭和時代に撮影された
数々の写真の展示や昭和時代に流行していた数々の遺品の品々。
そして、葬儀会館に流れる音楽は昭和を代表する名曲です。
どんなに平成生まれの新しい葬儀会館でも、葬儀会館の中は
昭和の香りがするのです。
激動の時代と呼ばれた昭和という時代はお亡くなりなられる方の
人生の様を表現するにはコンテンツとして事欠かないのです。
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