遺影写真

フューネ三浦

2008年03月25日 09:54

お葬式の打ち合わせの際必ずお伺いすることがあります。

「遺影に使う写真をご用意ください。」

遺影写真を前もってご用意してくださっている方もいらっしゃいますが、

実際はほとんどのお客様があわてて探すことが実態です。

アルバムをめくり、どれにしようか迷っていらっしゃいます。

もっとも最近ではデジカメが当り前になってパソコンの中にデーターで保存している

ことが多くなりました。

携帯電話に撮った写真を遺影写真にとご希望されるお客様もいらっしゃいますが、

基本的にほとんどNGです。ほとんどの写真が手ブレが起きていて、

携帯の画面ではあまり解らなくても、拡大するとほとんどダメですね。

なんだかんだといっても

やはりプロが撮った写真から引き伸ばした写真が一番きれいです。

遺影写真といえば昔は白黒。その上、男性は黒いスーツに、女性は黒い和服に

合成で着せ替えることが定番でしたが、最近はカラーで普段着のままですね。

難しい顔をしている写真ではなく笑っているお写真を選ばれる方が

今はほとんどですね。

中には横顔の写真や趣味のゴルフや釣りをしている遺影写真もあります。

枚数も決して一枚ではなく2枚、3枚と作られる方も増えてきています。

本当に最近の遺影に使う写真はすごく個性的になりました。

「お亡くなりになった人が一番輝いていた時の写真」

をフューネでは選んで頂くようお勧めしています。

たまに亡くなった方の温顔(おんがお)と遺影写真のお顔と見比べて

「別人だ」なんて声も・・・

けれども、遺影写真は亡くなってからもずっと残るもの

年老いてからの写真より、若々しく元気な写真で残してあげて欲しいのです。

千円札の野口英世も五千円札の樋口一葉も一万円札の福沢論吉もみんな

もっとも輝いていた時の写真ですから。

わたしの場合、今ならこのブログの写真そのまま遺影写真に使えますね。(笑)

もしもも時に慌てず済むように、たまには写真の整理でもいかがでしょうか。

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