喧嘩に巻き込まれて
意見の相違や感情の不一致から来る人と人のコミュニケーション
の悪化は時として喧嘩に繋がります。
喧嘩というものは何かしらの方法で相手を攻撃することになり、
心理的には無傷ではいられない状態になります。
なるべくなら喧嘩は避けたいものですね。
争いごとは国家と国家であれば戦争にも繋がりかねないのですから。
実は葬儀を通じての喧嘩は頻繁に起きます。
夫婦間、兄弟間、親戚の間などなど・・・。
主に葬儀の考え方が個々に違ったり、それを合わせて方向性を
決めるときにおきます。葬儀とは、おもてなしとは、寺院様に
対する考え方等々と意見の相違から始まる喧嘩がやがて普段の
不平や不満まで発展してしまうこともよくあります。
お亡くなりの方の看病などで疲れていて精神的にも肉体的にも
余裕の無い状態では怒りの沸点はどうしても低くなりがちになり、
喧嘩の口火は簡単に切られてしまうことも多々あります。
葬儀社の社員は担当するお客様の喧嘩に残念なことに
巻き込まれてしまうことが多々あります。
巻き込まれる巻き込まれないと論ずる前に目の前で突然発生する
喧嘩は仲裁をしなければならないこともあります。
そして、小さな喧嘩が大きな喧嘩に発展するとも葬儀社の担当員
としてはもうどうにも出来ないことになってしまいます。
また、相続を控えている中でちょっとした口喧嘩がドロドロの
相続争いに繋がってしまうことにもなりかねないのです。
喧嘩に巻き込まれて一番困るのは争っている双方から
「葬儀屋さんどう思う?」
という意見や同意を求めてくることです。
立場上どっちの味方もできないことが多いのですが、味方にしようと
意見を求められるのは本当に厄介です。
頻繫に目の前で起きるお客様の喧嘩を対処することも葬儀の現場では
葬儀社の社員としてやはり重要なことなのです。
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