携帯電話
先日、朝の朝礼の話題で携帯電話のお話になりました。
携帯電話は今や生活の中で欠かせないものですが、
その為に
携帯電話依存症になる方もいらっしゃいます。
小学生や中学生に携帯電話を持たせることが果たして良いことなのか
という議論もあるくらいですから。
今、一人一台が当り前の携帯電話も今からたった15年前くらい前までは
ほとんどの方が持ってはいませんでした。
携帯電話を持っていることが
ステータスの時代でした。
そんな時代では一人一台携帯電話を持つという訳にはいかず、
そのかわりフューネではほんの10年位までは外に出る社員には
必ず一人一台
ポケットベルを持たせていました。
お客様からお電話を頂いたり事務所からの用件がある場合は
専ら
ポケベルを鳴らすことが連絡手段でした。
数分経って社員が公衆電話や時にはお客様のご自宅のお電話をお借りして
連絡を取り合っていました。
数分のタイムラグがありますが、
当時としての連絡手段としてはこれが
最速。
もちろん、世の中もお客様も
「早いねー」と
高評価を頂いていました。
しかし、現代ではこのスピードでは
「遅い」とお叱りを頂くことに。
気がついてみると携帯電話の普及とともに、さらなる
リアルタイムさが要求されるようになりました。
今ではお客様からかかってきた電話を外にいる社員の携帯電話に
直接転送し、お客さまと担当社員がどこにいても
直接タイムラグが
無しで連絡が取り合え取り合えるようになりました。
確かに便利になりましたが、お客様もリアルタイムで結果を求められる時代
になり、携帯電話が繋がらず、結果としてご連絡や対応が遅れてしまう
ことが、昔に比べるとすごく
ストレスを与えてしまうのです。
情報がリアルタイムに手に入ることはとても便利でかけがえのないもの
ですが、反面、
のんびり感は失われて結果として物流も
更なるスピードを要求されるようになりました。
例えば、お客様が選ばれた商品がいつ手元に届くのか、現在在庫が
いくつあるのか
その場で即答しなければならず、
「お調べして、明日回答します。」
ではお客様は到底納得されず、時としてビジネスチャンスをも逸して
しまうのです。
お葬式の現場でもさらなるリアルタイムさが要求される毎日です。
これも携帯電話の普及の影響なしには語れません。
さて、携帯電話の普及に伴い固定電話の頃には絶対無かった
新たなマナーが出来ました。
それは、電話をかけた相手に
「今、話をしても大丈夫ですか?」
と必ず確認し
相手を気遣う言葉が必要になりました。
「当たり前」とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、
意外に出来ていないマナーの一つだそうです。
是非、ご自身の電話をする時に出来ているかご確認ください。
便利なった携帯電話、しかしこれ以上の便利さは
正直怖い
今日この頃です。
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