10月29日の日曜日、フューネが日頃お世話になっているご寺院様の
住職が交代する晋山式(しんざんしき)に合わせて、600人のお稚児行列
が開催され、私も朝早くからお手伝いに行ってきました。
あいにく、当日の天気は台風の接近により、大雨の予想でしたが、
お稚児行列の時間は雨も止み、台風の接近で開催さえも危ぶまれていた
のですが、本当奇跡的なことでした。
行列は父兄の方々も入れると2000人を超える長さであり、主催者側
としては本当によかったと言う結果でした。
さて、お稚児行列をするのは親が子供の無病息災を願い、
成長して欲しいと願うものです。
「稚児」という呼び方は平安時代にお寺に預けられた子供たち
のことを指します。お稚児行列はお寺様の修行なのです。
加えて、きらびやかな衣装を着ることが出来、子供の成長を
願う親にとってはとても貴重な行事ではないかと思います。
近年、お寺離れが叫ばれていますが、お稚児さんの時の
お寺の盛況ぶりをみますと、それが嘘のようです。
本来はお寺の役割は人を集めることです。
そういった意味ではお稚児行列はどんどんやるべきです。
そうはいっても、檀信徒の皆さまの協力がなければ絶対に
運営出来ないくらい設営側は大変なことは間違いありません。
言いかえれば、お寺の実力が解ってしまうのです。
小さいお子様がいらっしゃる皆さまは是非、機会があれば
参加してみて頂きたいものです。