去りゆくもの
春は出会いと別れの季節ですね。
3月15日のJRのダイヤ改正に伴い、
寝台急行「銀河」が廃止されることが
ニュース番組で特集で報じられていました。
テレビだけでなく、新聞雑誌の記事にも
「銀河」のニュースが。
時代の流れの中で、時代に会わなくなったものが廃止になることは世の常ですが、
特に「銀河」は昭和24年生まれの列車で団塊の世代の方と伴に走ってきた、
歴史を歩いてきた高度成長時代の生き証人でした。
廃止されることが寂しい方が多いのは
どこか団塊世代の方が自分と重ねているからのでしょう。
「銀河」は寝台
“急行”です。
特急でないのは東京・大阪に朝ちょうど良い時間に着くために、
途中の停車時間を多めにとることなどで到着時刻を調整しているから。
特急のスピードで走っては目的地に夜中に着いてしまう為、
「新幹線の最終に乗り遅れてからでも間に合い、翌朝丁度いい時間に着く」
という
「銀河」最大のウリが失くなってしまうからということでした。
急いで目的地に行く事だけが鉄道の目的ではない、
そんなところが多くの鉄道ファンに愛された理由なのでしょう。
名物のブールトレインが廃止され、より早く走ることで開発された
新型新幹線のN700系の大増発。時代は変わってゆくのです。
お葬式でも時代は大変革の時代。
古いしきたりがどんどん時代とともに失われてきています。
「いい物は残して守っていく」こともフューネの使命だと考えています。
そして新しい
葬送文化を提案する事も大事な仕事です。
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