減りゆく花の消費

フューネ三浦

2020年06月21日 08:24

冠婚葬祭業にとって新型コロナウィルスの影響は甚大です。

特に結婚式は多くの方をお招きし、長時間、お酒の席が続くこと状態で

あり、三密が避けられないことに加えて、葬儀と比べれば不要不急では

ないことからほとんどの挙式の予約がキャンセルになってしまう

事態です。結婚式に限らず、お祝いの行事は軒並み中止もしくは

延期となっています。



冠婚葬祭において生花は切っても切れないアイテムであり、会場の装飾

という役割だけでなく、想いを伝える「カタチ」として無くては

ならないものです。

しかしながら、各種のお祝いの行事が激減していることから、

需要も激減であり、多くのお花が市場に出荷されずに生産者が

廃棄をするという事態であり、生産者・卸・小売りとも大変な打撃を

受けています。

では葬儀はどうなのかというと、昨今では日本のお花の消費の

約4割が葬儀というほど、葬儀におけるお花の消費の割合は

増えていました。

しかし、割合が増えているだけで葬儀におけるお花の消費は昔より

減っています。家族葬に代表される葬儀の小規模の化の波をまともに

受けているからなのです。

そのような現況に加えて新型コロナウィルスの影響でますます、

小規模化してしまい葬儀のお花の需要は急激に細くなって

しまったのです。



花は人の心に癒しや潤いを与えてくれます。

日常生活の空間において、無いより絶対にあったほうが良いものです。

必要なものなのに、重要が減って生産者や卸・小売り店の経営が

大変厳しくなっていることは冠婚葬祭業に携わるものとして

見過ごせない事態です。

コロナ禍の悪影響の無い業種は無いというくらいの現況ですが、

何とか守っていきたい業種なのです。





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