2017年の新語流行語大賞は「インスタ映え」。
若い方を中心にインスタグラムをやっている方が急速に増え、
インスタに写真を上げる為だけに、遠くまで出かけたり、
インスタ映えする人気のスポットには何十回を納得のいくまで
繰り返し写真を撮り続ける光景をこの一年は何度も見ました。
ブログを始めた時にはブログは「ミニホームページですよ」と
言われ、インターネット上のホームページを安易に開設できる
ツールとしてブログの昨日そのものが世の中の皆さまに急速に
受け入れられたものです。
そして、Twitterが誕生した時は「ミニブログですよ」
と言われ、ブログより簡略化されたTwitterが急速に拡大しました。
Twitterの匿名性が問題になるとfacebookが登場し、実名での投稿に。
そして、実名の投稿の弊害とTwitterの画像版と言える
インスタグラムが現在の世の中の主流になってきました。
ネット上の世界ではどんどん便利になると同時に、「面倒くさい」
ことの配慮が写真や映像の投稿に繋がっていっているのでしょうか。
私自身もLINEなどのSNSに慣れてきました、いわゆる電子メール
を打つことの煩わさを以前より感じるようになりました。
便利さの反面、文章を作成するという能力が現代人には欠けてきた
ように思えます。
例えば、以前ではメモをとって文字でメール送信していたことも
写真をとってLINEでそのまま送信という作業は瞬間的に
可能になり、電子メールでのデータ添付作業を思えば本当に簡単で
早くなった結果、メモを取らないて、写真を撮るという行動に
変わっています。
ご存知のように私は10年間ブログを書き続けてきました。
文字数にすると膨大なデータ量になるのですが、これが言ってみれば
私の財産です。
写真などの画像データで残していない文字のデータは「検索」を
することで、一瞬で過去の記録が取り戻せること。
これが一番の財産なのです。
「インスタ映え」の現象はしばらく続くと思いますが、膨大な写真の
中に想い出が埋まらないようにして行って貰いたいものです。