お骨の行き先
2017年8月29日に放送されたNHKクローズアップ現代は
「あなたの遺骨はどこへ!?~広がる新たな“処分”~」
という特集でした。
番組の内容をくわしく知りたい方はコチラ↓
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4023/
お骨の処分に困った人たちが駅などのコインロッカーにわざと
捨てていく方がいたり、海に散骨をすることでお骨を処分することの
問題をクローズアップしていました。
また自治体も増え続けるお骨に困ってしまうケースを取り上げて
いました。
フューネでも
海洋散骨「海に還りたい」を実施して
いますが、「死んだら海に骨を撒いて欲しい」というような動機では
なく、お骨の処分として散骨を希望される方がいらっしゃることも
事実なのです。
お骨の管理は何も現代に始まった問題ではありません。
江戸時代では実に国民の4割の方が野垂れ死にであり、お墓に
お骨を収めることが難しかったものです。
日本が近代化していくにつれて、庶民にもお墓を建てる余裕が生まれ
各家庭に先祖代々のお墓を持つようになってきました。
根本的にご遺骨は供養をしてくれる人がいてはじめて価値のあるもの
であり、供養をしてくれる人がいなければ処分にとても困る
物質なのです。
生活が豊かになった現代に「お骨の行き先」で困る人が増えているのは
本来おかしいものです。
お金で解決できるなら、供養をしないという選択をされる方が
多くなっているのも現代事情なのでしょうか。
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