暴れるお客様
先日、久しぶりにフューネの葬儀会館で夜中に大暴れをして
備品を壊されたお客様がいらっしゃいました。
これまでに何度かこのブログでも取り上げてきましたが、
悲しみや苦しみの中で、我慢が出来なくなって暴れてしまうという
行為は葬儀という非日常の空間の中では仕方のないことだと
思うのです。
心の奥の「悲しみ」という部分を本当の意味で他人である私たちが
理解をすることは出来ないのではないのかと思います。
物を壊すことは決して褒められたことではありませんが、悲しみや
怒りを表現をすることが出来ているという点においては間違ったこと
ではないでしょう。
一番、危険なことは無反応なことです。
これは他人にはわからないですから、気づいた時には時すでに遅し
という感があるのです。
お葬式の持つ役割の中に「悲しみを和らげる」という役割が
ありますが、昔は悲しみは我慢をするという風潮がありましたが、
今ははっきりと悲しみを全面に出すべきです。
「感動葬儀。」の中にはご遺族の皆さまのストレートの感情を
受け止める役割も含まれているのです。
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