助かったかもしれない命が・・・
先日、札幌市で起きた赤ちゃんの
受け入れ拒否問題は
なんとも
悲しい事件となりました。
「満床」や「医師不足」を理由に各病院が受け入れられない現実は
今、日本中で起きている
悲しい事実です。
小児科医や産婦人科医は過酷な勤務と比較的訴訟のリスクが高くて、
なり手がいないという
絶対的な不足状態。
もちろん医療現場に携わっている誰もがこれでいいとは思ってはおられません。
やはり国策として十分な保証を充実させ、
「安心して子育てができる社会」にしてほしいものです。
今、世界中を巻き込んでいる
不況から脱却するためにも、
少しでも出生率を上げることが実は
「景気対策」に繋がるのです。
ご存知の方も多いとは思いますが、今の日本は
生まれる人より、亡くなる人の数のほうが多いのです。
つまり、人口が減少しはじめたということ。
厚生労働省の人口動態統計の推計によると、
2007年の
出生数は109万人、
死亡数は110万6千人です。
計算上は
20.9秒に一人生まれ、
20.6秒に一人亡くなっていくことになります。
進みゆく高齢化社会の中では今後ますます生まれる秒数は遅くなり、
亡くなる秒数は短くなっていくこととなります。
これまでに歴史上では紀元前の大昔から
「人口が減少し始めた国で景気が良くなった国は無い」
とのこと。なぜならば、人口が減少することによって消費が落ち込むからなのです。
これから生まれてくる新しい
「命」をもっと大切にしていく国であってほしいものです。
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