葬儀業界・供養業界・寺院関係者にとって衝撃的なニュースが
飛び込んできました。いつかはこうなることを大方の関係者は
予測をしていましたが、ついにその日が来たという感じです。
くわしくは引用の記事をご覧ください。
アマゾンが「お坊さん」をネットで宅配!? 3万5000円で読経 8日から受付開始
インターネットで葬儀の注文や僧侶の派遣を定額で受け付ける事業を展開するみんれび(東京都新宿区)は7日、一周忌などの法要の際に読経を行う僧侶の手配を3万5000円で受け付ける「お坊さん便」をアマゾンのサイト内で8日から行うと発表した。みんれびはこれまで自社サイト内で僧侶の手配を行っていたが、レビュー機能の充実したアマゾン内でも展開することで、受注件数の増加を図る考えだ。
読経を依頼する寺院との付き合いがなかったり、お布施や車代などの費用相場がわかりにくいなどの声が多くあがっていたことから、同社は平成25年から一周忌などの主要法要を3万5000円、一般の葬儀を16万円など定額で僧侶を手配するお坊さん便を開始。浄土宗、真言宗、曹洞宗、臨済宗、天台宗、浄土真宗、日蓮宗の7宗派の全国の僧侶約400人が手配に基づいて読経などを行う。昨年の問い合わせ件数は8000件に上ったという。
アマゾンで行うお坊さん便は、3万5000円で手配する、事前予約が可能な一周忌などに限定。法要予定日の5カ月前から2週間前までに予約が必要。
アマゾンでお寺さまが手配できるという時代になってしまったことは
今後の寺院のあり方を大きく変えることになりそうです。
当面のところは葬儀の派遣ではなく、日程の余裕のある法要のみ
の手配ですが、近い将来、葬儀でも派遣可能となりそうです。
アマゾンでお寺さまが購入可能となれば、お寺さまもアマゾンの
ギフトカードやポイントでも購入可能となり、支払いも自動的に
クレジットカードでの支払いになってきます。
お寺さまを手配してポイントを貰うという全く新しい感覚がこれからは
新常識になっていくのかもしれません。
もちろん、葬儀もいずれはアマゾンでも購入可能になってくるかも
しれません。
便利なことはより便利になっていくことは良しと受け入れることは
できますが、お寺さまそのものの良し悪しが比較できないのも事実で
あり、すべての人々に受け入れられるとは思いませんが寺院関係者
にとっては非常に衝撃的な事実になりました。
フューネのお客様でもお寺様のご紹介を希望されるお客様の数が
年々増えています。
お客様のご予算や方針を伺いながら、その条件にもっとも適任の
お寺さまをご紹介しています。この時に大切なことがヒアリング
であり、お客様にお考えが時流にマッチしない場合はこちらが
ご提案をしてお考えを変えて頂くことも大切なことです。
機械的に割り振るような手配だけは絶対にしません。
お寺さまの手配は価格ありきの前に「人と人」との縁結びです。
値段でなく、TPOに合わせてお寺さまをチョイスすることを
「基本的」と捉えて頂くことを忘れないで頂きたいものです。