彼岸

フューネ三浦

2008年09月23日 08:35



「暑さ寒さも彼岸(ひがん)まで」

という慣用句がありますが、今日は秋分の日ですね。

連日の残暑もこれで少しは涼しくなるのでしょうか。

さて、「彼岸」とは一言でいうと「あの世」のことで、

逆に「この世」のことを「此岸」(しがん)」といいます。

あの世については以前の記事「あの世」をご参照ください。

春分と秋分は、太陽が真東から昇り真西に沈むので

西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが

彼岸の始まりであると言われています。

極楽浄土とは阿弥陀如来さまが支配している浄土であり、

遥か西の彼方にあるとされています。

ですから、浄土系の宗派は特に彼岸の行事は大事にします。

彼岸の仏事は日本で生まれた行事であり、日本独特の文化です。

昔の人が真東から太陽が昇り、真西に太陽が沈む春分、秋分を彼岸としたのは

日本人の極楽浄土への憧れをそのまま表現していると思います。

向こう岸(あの世)にいるご先祖さまに感謝するお墓参り。

いい機会ですので是非行かれてみてはいかがでしょうか。







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