2009年06月07日

心づけ オマケ篇

前回の記事「心づけ」に続き今回はオマケ篇です。

前回記事で説明したように時代の流れの中で心づけを渡すという習慣が

徐々に無くなってきました。

心づけは支払う側にとっては不明瞭なところが多く、いくら包めが良いのか

わかりにくいものです。いくら「お気持ちで」といったところでも

世間相場から外れているのは「恥ずかしい」という気持ちが働くようです。

昨今の消費者の観点からすれば、「心づけ」の習慣は

不明瞭な料金体系を形成する代表選手であり、

お客様はこうした不明瞭な部分を完全に排除した

明朗会計を望まれているのです。

さて、「心づけ」の習慣が無くなってきているといっても

心づけから生まれた良い文化もあるのです。

例えば、結婚式の花嫁行列の車

対向車がくるとすれ違えないような狭い道で花嫁行列が

後ろに下がると「縁起が悪い」ということで、先導役の方が

相手の車に「心づけ」を渡して道を譲って貰うという文化。

現代ではほとんど花嫁行列を見かけることがありませんので、この習慣も

無くなりつつあります。

特にお祝い事に於いて「心づけ」というのは幸せの一部を関係する皆様に

「おすそ分け」をする要素もあります。

幸せの「おすそ分け」

心づけの習慣から生まれた良い文化です。














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Posted by フューネ三浦 at 08:59 │コメントをする・見る(5)冠婚葬祭のこと
この記事へのコメント
勝手なイメージですが、愛知の結婚式は派手!
だったように思いますが、最近は変わって
きているのでしょうかねぇ?!
Posted by きたのその家 at 2009年06月07日 11:07
私は去年広川町界隈で『角隠し・白無垢』姿の花嫁を乗せたタクシー?
ハイヤー?に遭遇、

珍しいなあ、
と見とれていると、

自分は右折、完全に前の信号は黄色から赤、

曲がろうとするとパッシングされて
花嫁は交差点を直進!

自分だけが交差点の真ん中に取り残され、反対が青に…

これには驚きました!

『それはないやろ〜』と叫びました。
おしまい。
Posted by あん at 2009年06月07日 11:13
きたのその家さま
ひと昔前の名古屋式結婚式は本当に少なくなりましたよ。
ど派手さはありませんが、結婚式にお金を掛けることは
今も昔も名古屋人の伝統です。

あんさま
たいへんおもしろい(失礼)経験をなさっていますね。
花嫁を乗せている車は急には止まれなかったのでしょうか。
間違って戻ることは縁起が悪いことですから。
Posted by フューネ三浦 at 2009年06月08日 08:36
非常に勉強になります。
Posted by 葬儀社 at 2009年06月14日 00:34
葬儀社さま
ご参考なれば幸いです。
Posted by フューネ三浦 at 2009年06月14日 15:45
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