2021年02月10日

病院の逼迫を感じます。

まだまだ先の見通しが立たないコロナ禍の現状で、メディアが報じる

「医療崩壊」という言葉はいささか言葉が過激なように感じますが、

愛知県内の病院において、何とか医療が持ちこたえているのは

多くの皆様の協力があってのことだと思います。本来行われるべき

手術を先送りにしたり、入院できずに自宅療養を強いられている方も

いらっしゃり、当事者の皆様は不安を抱えながら一日一日を過ごして

いるからこそ医療崩壊を免れているのです。

葬儀社という立場は各種の医療機関と密接に関わる仕事です。

葬儀社の立場から見ていても医療現場は今は全く余裕がなく、逼迫を

していることが明らかです。

例えば、お亡くなりになられてから、通常では2時間以内に清拭を終え

霊安室に運ばれ、霊柩車にご遺体を乗せて病院から出発できるという

通常時のリードタイムが大幅に遅れることがしばしばあります。

看護師さんの手が回ってないことが明らかで場合によっては6時間

以上もご遺族の方が病院で待たされることも起きているのです。

また、急患で運ばれてきた患者さんがお亡くなりになられた場合では

新型コロナウィルスに感染しているかどうかの検査を死後にしなくては

ならないので医療関係者の皆様にとっても平常時以上の手間がかかって

おり、結果的に遅れることが多発しているのです。

最近では、通常ではありえないような距離の離れた病院からのご遺体の

搬送の依頼も多くなっています。地元の病院の受け入れが出来ず

やむなく、自宅からずいぶん離れた医療機関への入院を余儀なくされて

いるケースも葬儀社という立場から見えてしまうのです。




間違いなく逼迫している医療機関が少しでも緩和されるように、また

間違っても医療崩壊ということにならないようにする為には緊急事態

宣言の発出ということはやむを得ないと思わずにはいられない現実が

まだまだ続いているのです。
















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