2020年11月10日

人を幸せにする嘘

子どもの頃に12月になると「サンタさんが来るよ」と親に言われて

サンタさんが来るのを心待ちにしていたのは遠い昔の記憶ですが、

思い出してみるとなんとも微笑ましい楽しかった記憶です。

父親になり、子供に「サンタさんが来るよ」と親に言われたように

自分の子どもに言い、サンタさんの存在を本気に信じ心待ちにして

いる我が子の姿を見ていることも幸せを感じる瞬間です。




「嘘つきは泥棒の始まり」と小さい頃から教えられ、嘘をつくことは

ダメなことだと基本的に思っていますが、正しくは嘘は嘘でも人を

傷つけたり、不幸にする嘘がいけないのであって人を幸せにする嘘は

ついて良いのです。

世の中には現実的に嘘の情報の方が真実よりも多く溢れていて、

嘘の情報に引っ掛かり、悲しい思いをするからこそ嘘は悪なのです。




葬儀の現場にも「人を幸せにする嘘」はたくさんあります。

そもそも、各種宗教が唱える宗教の教義は科学的な検証で出来ない

状態であれば、嘘とも言えます。

しかしながら、科学で説明できない事象をロジックで表現しているのが

教義であり、まさに信じるものは救われることに通じているのです。

葬儀の役割の中に悲しみを和らげることがあり、悲しみを和らげる為に

つく他人の嘘はとても大切なことです。

悲しみのどん底の中にいる人に「頑張ってね」と安易な言葉をかける

ことで返って相手を傷つけるよりも、幸せになる嘘のほうが重要です。

例えば、お亡くなりになられた方が「お星さまになる」という

嘘がありますが、それはご遺族の皆様にとって嘘でもいいから

いつでも見守ってくれているという願いなのです。

最も嘘をつき続ければ物事は真実ではなくても事実にはなります。

こうした真実ではない事実で世の中は動いていくのです。
















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