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2020年04月08日

「備えあれば患いなし」とはいかず。新型コロナウィルスの対応

新型コロナウィルスの猛威は本日現在、先が見えずに不安や恐怖が

日に日に増すばかりです。

国民的コメディアンの志村けんの死は新型コロナウィルスをどことなく

他人事と捉えていた人々に恐ろしさを知らしめる警鐘となり、著名人の

死の影響はとても大きい衝撃でした。

重症化すると死までの期間がとても短く、昨日まで普通に会話を

していた人が翌日には亡くなっているという現実はとても

ショッキングなことであり、遺族の方が恐ろしいのは死ぬことよりも、

発症しても家族にも会えず、亡くなっても顔をみることも叶わず、

本人も家族を孤独を味わって逝くという最期は人生の終わりとして

とつもなく無残なことだと思います。



葬儀社は「死」を扱う以上、新型コロナウィルスに感染しお亡くなりに

なられる方からの葬儀を依頼を想定しなければなりません。

日本国内で初めて新型コロナウィルスに感染した人が発生した

2020年1月中旬にはもしかしたらいう状況を想定しはじめました。

実際にお亡くなりになられる方が発生しても、新型コロナウィルスに

罹患したご遺体の処置の方法を解らない状態でした。

2月末に名古屋市の火葬場が受け入れのガイドラインをリリースし

ご遺体を密封した専用の袋(納体袋)に入っていることが受け入れの

条件であることが解りました。火葬においては死から24時間以内は

火葬をしていけないという法律があるのですが、法定伝染病は

この原則の例外ですぐに火葬をしなければなりません。

新型コロナウィルスは法定伝染病扱いで例外かどうかという情報も

2月の中旬頃に厚生労働省がやっと発信しました。しかしながら、

発信した情報だけでは重要な情報がほとんど反映されておらず、

これだけでは現場が混乱してしまうレベルでした。

足らない重要な情報は地元の保健所や医療機関と確認して

いざという時の対策を練ってきました。




新型コロナウイルス感染症で死亡した人の遺体を医療機関が

葬儀業者に引き渡す際には、感染していたことについて

伝達を徹底するよう求める事務連絡を全国の自治体に通知したのは

志村けんさんが亡くなったというニュースが流れた3月30日です。

葬儀社の立場からいえば「遅い」の一言につきますが、現場の混乱を

考えると仕方がないという側面は理解はしています。

しかしながら、ご遺体の処理の方法という点において

「備えあれば患いなし」とはいきませんでした。

備えがないことで一番被害を受けるのはいつも現場にいるスタッフ

なのです。

それでも新型コロナウィルス発生から3か月以上が経ち、

当初全く無かったマスクや防護服・納体袋もなんとか確保でき、

国や都道府県・医療機関・火葬場との新型コロナウィルスの

ご遺体の取り扱い方の情報の伝達・共有も整ってきました。

備えはやっと整いつつあります。

準備ができた安心感はありますが、準備したものを使うことが

ないことを祈らずにはいられません。

犠牲者を最小限に抑えること、一刻も早い収束を心より願っています。
































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