2016年03月07日

真新しい副葬品

フューネにも時折、生まれたばかりの赤ちゃんのお葬式のご依頼が

あります。生まれて間もない赤ちゃんがこの世を去るのは何とも

儚く切ないものです。

本当にあかちゃんのお葬式はやりたくないですね。

特に若い両親において初めての子供であったならば、何とも

悲しく、見ている私たちでも「辛さ」がとても伝わってきます。

赤ちゃんのお葬式の方法は簡易的に赤ちゃん用のお棺を購入され

火葬場に連れていくだけのケースもあれば、大人のお葬式の

ように祭壇を飾り、お寺様に読経をして頂き、儀式を行うケースも

あります。但し、人間として社会的に全く接点の無い状態なので、

一般の参列者が弔問にお越しになられるということはほとんど

ありません。この世での名前さえもまだ決まっていない場合も

あるのです。



赤ちゃんが生まれてくるということは周りの人々にとってもうれしい

ことであり、「期待感」そのものです。

誕生する前に買った真新しい服やおもちゃは「期待感」の象徴みたい

なものです。

それが、使われることなく、一緒にお棺に入れる副葬品になってしまう

のです。

生まれたての赤ちゃんならば、2尺棺か3尺棺で充分の大きさ

なのですが、これらの副葬品を入れるには小さすぎるのです。

あれもこれもあの世に一緒に持って行って欲しい。

そう思うのは親としては当然のことで、それを叶えるにはもう少し

大きなお棺をご用意することもあります。

もちろん、何でもすべて副葬品として入れることが出来るかどうかは

出来ませんが、可能な限りは希望に応えたいものです。








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Posted by フューネ三浦 at 09:12 │コメントをする・見る(0)お葬式の知識
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