2013年02月12日

最期のメッセージ

フューネのお客様の話を総合をすると、人は亡くなる日の3日から

7日前頃に、遺される者たちに、遺言を伝えるというのです。

その方法は様々で口を使う、手を使う、目や体を使って…

その人の状況によって伝える方法は異なっています。

生きてきたことへの感謝の念・物との別れ・故郷との別れ・

そして、何よりも大切な家族・恋人・友人・知人との別れ・

あらゆるものすべてとの別れに、おそらく逝く者にしか解らない

心持ちの中で行うメッセージであり、最期に残す別れの言葉であるのです。

これは死を受け入れることのできた者が、力をふりしぼって伝えようとする

終焉の行為であるのです。




これを受け取る家族にとっても、てもとても重要なメッセージです。

お亡くなりの後に受け取った家族にとっては一生忘れられない大切な

指標になることが多いのですから。

では、こちらが伝えるにはどうしたら良いのでしょうか。

それは最後まで耳元で伝えたいことを話続けることに

尽きるのです。

仮にしゃべることができなくても、昏睡状態でも耳は最後まで聞こえて

いるケースが多いのですから。

残される私たちも最後のメッセージを臨終の前に伝えなければ

後悔という念に駆られてしまいますから。




 


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Posted by フューネ三浦 at 09:00 │コメントをする・見る(4)お葬式の知識
この記事へのコメント
本当に感動葬儀をしていただき感謝しています。
あとで詳しく伝えますが、今は質問!
私と夫は、仲良しなので死ぬ時も一緒にと言っていますが問題が発生、棺桶のダブルはあるのですか?

bq
Posted by 山中敦子 at 2013年02月12日 21:21
山中敦子さま
ご質問頂き有難うございます。
そもそも、夫婦同時に亡くなるという想定は不慮の事故か心中くらいしかないのが現状です。従いましてお棺のダブルは存在しません。では作れば良いのではないかということも考えられますが、お棺をダブルサイズで作ることは比較的容易でも、火葬場の火葬炉のサイズを変更するには莫大なコストがかかり現実的には無理です。さらに、法律上の問題が。基本的に火葬許可証は一人につき一枚で一遺体の火葬しかできません。2枚同時に提出して2遺体を同じお棺では法律上、ご遺体の判別が難しくなるケースが発生しますので現実的ではありません。
実際に同時期に夫婦揃ってのお葬式は何度も経験があります。しかしながら、お互いが事故や自殺以外の自然死はたったの一回しか経験がありません。これは本当にまれのケースです。このことは2008年6月22日に「20年に一度」というタイトルでブログに書いていますのでよろしければご覧ください。
http://fune.boo-log.com/e17063.html
Posted by フューネ三浦 at 2013年02月13日 00:06
私が弟を看取った時、もう臨終のその時、私との最期の約束に頷いてくれました。最期の最期迄聴覚は機能しているようです。いろんなお医者さんもはっきりそうだと
おっしゃいます。
Posted by 味楽亭 たけ橋味楽亭 たけ橋 at 2013年02月13日 23:02
たけ橋さま
そうですか。はっきり聞こえていたのですね。それが解ると嬉しいですね。最期の約束はどんなものだったのでしょうか。ちょっと知りたいですね。
Posted by フューネ三浦フューネ三浦 at 2013年02月14日 11:11
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    コメント(4)