日々の出来事から葬儀に関するおはなしまで盛りだくさんの話題をお届けします!!
2011年05月05日
「頑張って」って言わないで
東日本大震災の援助の手が民間のボランティアをはじめ多くの方が
携われるのようになってきました。
ようやく少しずつですが、震災直後の混乱が落ち着いてきたのでは
ないでしょうか。被災者の支援は実はこれからが大切であり、
細く長く支援を続けることが今は大切なのではないかと思います。
さて、被害に遭われた方に声をかけるときに言ってはいけない禁句が
あるのですが、被災地の現場ではあまりにもこの禁句が多く飛び交って
いるのが現状です。
言ってはいけない禁句とは「頑張って」。
この言葉を言う本人は決して悪気がなく、励ましの意味で使っている
のですが、悲しみのどん底に突き落とされた方には
「これ以上何を頑張ればよいのか」
という精神的ストレスが増すばかりです。
じつは「頑張って」という言葉はお葬式でも絶対に禁句です。
2008年2月6日付ブログ記事「グリーフケア」でも書いた通り
「グリーフケア」の観点からみてもNGなのです。
グリーフケアとは一言でいうと「悲しみを和らげること」です。
そして、2010年8月14日付ブログ記事「葬儀の持つ4つの役割」で
解説したようにお葬式をする上で重要な役割の一つです。
今回の大震災の被災者の皆様はお葬式の時に必要なグリーフケアが
とっても必要なのです。
どうか悲しみにくれる方に「頑張って」って言わないでください。
それでもどうしても「頑張って」という気持ちを伝えたい時は
「一緒に頑張ろう」が模範解答なのです。
携われるのようになってきました。
ようやく少しずつですが、震災直後の混乱が落ち着いてきたのでは
ないでしょうか。被災者の支援は実はこれからが大切であり、
細く長く支援を続けることが今は大切なのではないかと思います。
さて、被害に遭われた方に声をかけるときに言ってはいけない禁句が
あるのですが、被災地の現場ではあまりにもこの禁句が多く飛び交って
いるのが現状です。
言ってはいけない禁句とは「頑張って」。
この言葉を言う本人は決して悪気がなく、励ましの意味で使っている
のですが、悲しみのどん底に突き落とされた方には
「これ以上何を頑張ればよいのか」
という精神的ストレスが増すばかりです。
じつは「頑張って」という言葉はお葬式でも絶対に禁句です。
2008年2月6日付ブログ記事「グリーフケア」でも書いた通り
「グリーフケア」の観点からみてもNGなのです。
グリーフケアとは一言でいうと「悲しみを和らげること」です。
そして、2010年8月14日付ブログ記事「葬儀の持つ4つの役割」で
解説したようにお葬式をする上で重要な役割の一つです。
今回の大震災の被災者の皆様はお葬式の時に必要なグリーフケアが
とっても必要なのです。
どうか悲しみにくれる方に「頑張って」って言わないでください。
それでもどうしても「頑張って」という気持ちを伝えたい時は
「一緒に頑張ろう」が模範解答なのです。
Posted by フューネ三浦 at 09:00
│コメントをする・見る(4)
│役立つ雑でない雑学
この記事へのコメント
「頑張って」は本当に禁句です!!
子を亡くした時に妻にかけられた「頑張って」にはどれほど本人を苦しませた事か!!
声をかけた方達は悪気が全く無い事から 面と向かって「頑張って」は禁句と伝えられない事が難題です。
子を亡くした時に妻にかけられた「頑張って」にはどれほど本人を苦しませた事か!!
声をかけた方達は悪気が全く無い事から 面と向かって「頑張って」は禁句と伝えられない事が難題です。
Posted by Hon at 2011年05月05日 23:19
Honさま
悪気がない「頑張って」は受けた側も苦しいですね。お子さんのお葬式は私も今でもたまに思い出す時があります。
悪気がない「頑張って」は受けた側も苦しいですね。お子さんのお葬式は私も今でもたまに思い出す時があります。
Posted by フューネ三浦 at 2011年05月06日 08:13
日本語の「がんばれ」という言葉は、様々な状況で自然に出てくる声援の代表的な言い回しで、私はその言葉を禁句と決め付ける事に敢えて意義を唱えます。
たいていの日本人は何をするにしても、常に一生懸命に行動しなさいと育てられます。すなわち、人間は「これ以上何を頑張ればよいのか」と答えたくなる状況に常にいるのです。
私は自分の子供が「これ以上何を頑張ればよいのか」と答えるような人間になって欲しくないです。
先日、片足切断の手術を10日後にされる予定の私の28歳の息子は病院に見舞いに来た友人達に「がんばれ」と励まされました。
わが息子は「有難う。がんばります」と答えました。息子は、きつい抗癌剤治療に耐え、まさに「これ以上何を頑張ればよいのか」と答えてもかまわない立場にいますが
応援してくれる友情をその意のままに受け取り、それを力にする勇者です。
たいていの日本人は何をするにしても、常に一生懸命に行動しなさいと育てられます。すなわち、人間は「これ以上何を頑張ればよいのか」と答えたくなる状況に常にいるのです。
私は自分の子供が「これ以上何を頑張ればよいのか」と答えるような人間になって欲しくないです。
先日、片足切断の手術を10日後にされる予定の私の28歳の息子は病院に見舞いに来た友人達に「がんばれ」と励まされました。
わが息子は「有難う。がんばります」と答えました。息子は、きつい抗癌剤治療に耐え、まさに「これ以上何を頑張ればよいのか」と答えてもかまわない立場にいますが
応援してくれる友情をその意のままに受け取り、それを力にする勇者です。
Posted by Namtad at 2011年07月02日 01:40
Namtadさま
コメントを頂きありがとうございます。
息子さまの精神力に感服いたします。
普通の人間の弱さは相手は励ましている
言葉でも受け入れることが出来ずに
マイナスに捉えてしまう弱さがあるのです。
グリーフケアという学問はまさにこれを
克服する為にあるものです。
Namtadさまの息子様のような人をこれからの日本は
作らなければなりません。
コメントを頂きありがとうございます。
息子さまの精神力に感服いたします。
普通の人間の弱さは相手は励ましている
言葉でも受け入れることが出来ずに
マイナスに捉えてしまう弱さがあるのです。
グリーフケアという学問はまさにこれを
克服する為にあるものです。
Namtadさまの息子様のような人をこれからの日本は
作らなければなりません。
Posted by フューネ三浦 at 2011年07月02日 17:47
カテゴリ
テレビCM
- ▼あたたかい家族篇
- ▼紙飛行機編
-
FUNEホームページへ -
提携店ガイドを見る -
社長が書く
「フューネグループ」
最近の記事
年賀状の省略が始まっています。 (12/10)
感動葬儀。ブログ 引っ越しのご報告 (12/1)
青空納棺 (11/20)
火屋葬 (11/10)
10月29日 そうそうの森浄水で秋祭りを開催します。 (10/27)
火葬場も選べるほうがいい。 (10/20)
お線香を買い取って (10/10)
同居のほうが珍しい (9/20)
「死」が軽くなる (9/11)
病院から抜け出して (8/20)
過去記事
最近のコメント
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |
ブログ内検索
QRコード
アクセスカウンタ
読者登録