2021年01月20日

弔意が示せないことのストレス

フューネがお取引をしているローソク線香の問屋さんの担当者が

話をしていたのは、昨年は過去40年間で3本の指に入るくらい

お線香が売れたとのこと。

フューネのお仏壇店でもお盆の時期と年末に喪中はがきが

届き出してから、過去最高に進物用のお線香が売れました。

しかも、売れたお線香の半数は宅配便を用いた配送でのお届けを

希望されるご注文でした。




コロナ禍の中で、葬儀に参列ができなかったということに加え、

そもそも葬儀のご案内すらなかったということが日本中に発生した

一年でした。

その結果、弔意を示す場が無くなってしまったのです。

お葬式の持つ5つの役割の中に、「社会的なお別れの場」という

役割があります。生まれてこのかた人は一人では生きては行けず、

誰かの支えがなくては人生を全うできないものです。

ですから、おのずと人と人はコミュニケーションを取らなければ

ならない宿命にあるのです。社会を構成する最小単位は「家族」で

ありますが、「家族」以外にも様々な社会と人は繋がっています。

人生の最期にその社会との繋がりを強制的に断ち切ってしまう

ことになったコロナ禍の中で、多くの人が弔意を示すことが出来ない

ストレスを感じていたはずです。

訃報を知ってから、進物用のお線香を贈ることで弔意を表すという

ことがクローズアップされ、多くの人が実施した結果が進物用の

お線香が売れたという結果になったのです。



コロナ禍が収束した後に弔意を示すことの手法として進物用のお線香を

贈ることが習慣化するのかはたまた、コロナ禍の中での一時的なブーム

で終わるのかはまだわかりませんが、

「お葬式に行きたくても行けない」

というお客様のストレスを何とか和らげることが葬儀のプロとしての

新たなミッションになったことだけは間違ありません。









  

Posted by フューネ三浦 at 09:47 │お葬式の知識

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2021年01月11日

「とんでもございません」は「とんでもない」

フューネでは毎朝、朝礼時に「お客様との会話で正しく使いたい敬語」

の唱和を実施しています。

正しい言葉遣いというものは自分自身の思い込みなどで正しく

使うことが出来ずに、間違ったまま使っていても間違いに

気づいていないことがあり、サービスのプロである葬儀社の社員が

正しい敬語を使えないことはやはり恥ずかしいと考えます。

49例ある敬語を日替わりで唱和していくのですが、

その中で一番正しく使うことが出来ない敬語は

「とんでもないことでございます。」なのです。

よく「とんでもありません」「とんでもございません。」

と謙遜の意味で使っているのは実は間違いなのです。

「とんでもない」という言葉の意味としては

「①思いがけないこと」という意味があり、謙遜として使う場合は

この意味に該当します。

「とんでもないことでございます」と正しく使えば、思いがけずに

嬉しかったという意味なりますが、

「とんでもありません」と言ってしまうと「②けしからん」という

相手を責める言葉に変わってしまうのです。

つまりは、本人は謙遜の意味で敬語を使っているつもりでも、相手に

「けしからん」と言ってしまっているのです。

これはとても恥ずかしくて相手に失礼なことです。




「とんでもありません」と口癖のように言っている社員たちに

「とんでもないことでございます」と正しく敬語を使うことを

習得させることが教育なのです。

「とんでもございません」は「とんでもない」敬語の使い方です。

正しく言葉を使うことは本当に難しいですね。

それでも、正しく使い続けていれば間違った使い方に触れた時に

違和感を感じるようになりますから、言葉の勉強も「感動葬儀。」の

提供には必要不可欠なことなのです。







  

Posted by フューネ三浦 at 09:26 │役立つ雑でない雑学

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2021年01月01日

2021年 明けましておめでとうございます。



みなさま、新年あけましておめでとうございます。

今年も「感動葬儀。」ブログをどうぞ

よろしくお願いいたします。

コロナ禍の中でのお正月。

体験したことの無い、制約の多い歳のはじめですが、

一刻も早く疫病の収束を願って、昨年以上の良い歳になる

ことを願っています。

皆様にとっても良き一年でありますように。  

Posted by フューネ三浦 at 11:39 │四季を愛でる

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