2020年12月31日

2020年今年もお世話になりました。

本日大晦日。

今年も大変お世話になりました。

2007年から続けたブログは今年13年目になりました。

コロナ禍という災難は今年の初めには予測も出来なかった

一年でした。

それでも、良いこともたくさんあった有意義な一年間だった

と思います。



皆さまにとってもよい年越しを

お迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。




  

Posted by フューネ三浦 at 12:42 │四季を愛でる

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2020年12月19日

「密」



ことし1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」は

「密」でした。

新型コロナウィルスの対策の中で「三密」という言葉が生まれ、

まさに三密に気を付けながら、人と人との距離を保ちながら、

生活を送ることを余儀なくさせられた一年でした。

とにもかくにも一生忘れることが出来ない年になったことは

間違いありません。



新型コロナウィルスのおかげでお葬式の事情も大きく変化が

ありました。

ほとんどのお葬式の形態が家族葬になり、そして弔いに

参列される人の密集がダメになり、ソーシャルディスタンスを

求められることになりました。

コロナ禍の中であらためて気づかせて頂いたことはお葬式の

仕事は「密」を作る仕事であったということです。

弔意を表す為の手法としては、お花を捧げたり、お供えものを

用意したり、弔電を打ったりということもありますが、

やはり一番の弔意を表す方法は弔問に馳せ参じることにでしょう。

自分自身の身体を動かすことが「わざわざ」であり、遠路はるばる

お越し頂くお客様の行為がご遺族の皆様にとって

ありがたいことなのです。



弔問のお客様を密集させて、人垣を作ることが「葬儀が立派」という

ことに繋がるバロメーターであったのですが、コロナ禍なかで

全く通用しなくなった常識になってしまいました。

現在は弔問のお客様が安全にお参りができるように、時間差を

利用したディスタンスを積極採用しています。

知らず知らずの間に密を作ることに情熱を燃やしていた葬儀の運営が

劇的に変わった一年でした。















  

Posted by フューネ三浦 at 09:53 │四季を愛でる

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2020年12月10日

笑いの効用

笑うという行為は多くの場合楽しさの感情表現であり、日常生活に

おいて笑う回数が多ければ多いほど、楽しい生活が送れるものです。

お葬式の現場において「笑う」という行為に違和感を感じる方は

多いのですが、その理由は「笑い」は不謹慎であるという

固定観念によるものです。

確かにすすり泣きや嗚咽、はたまた慟哭などをされている方が

いる空間で大声で笑うということはもっての外ですが、

人が亡くなってから火葬場に行くまでずっと泣いて悲しみに

浸っているということばかりではありません。




結論を先に申し上げますと、葬儀には「笑い」は絶対に必要なものだと

考えます。悲しみの中でも笑いの要素は必要です。笑いには緊張を

和ませる要素があり、また悲しみを和らげたり、一時的に忘れさせる

要素があります。ですから、葬儀の施行運営においてお客様を笑わせる

ことはサービスを提供する葬儀のプロとして大切なことです。

しかしながら、悲しみに支配された緊張感たっぷりの中で笑いを

とることはとても難易度の高いことです。

安易に笑いを取りにいくことは大クレームをリスクを孕んでいます。

経験の浅い葬祭ディレクターが笑いを取りにいくことは

はっきり言って無謀です。

それでも、ベテランの葬祭ディレクターや一流の腕の持っている

葬祭ディレクターは実に上手にお客様から笑いを取っています。

お客様の想い出話の中に上手に入り込んで笑いを取ったり、

自分自身の自虐ネタを披露したりと悲しみの中に笑いありという

理想的な空気感を作り出しているのです。




経験の浅い葬祭ディレクターが笑いをとりに行く上で、一番安全な

方法は「何事も真剣に一生懸命にやること」です。

真面目にやっていて偶発的に起きるドジなミスは必ず笑いがとれます。

笑いは取りに行くと難しいですが、笑いが起きる環境を整えることは

さほど難しくないのです。



葬儀のおけるお客様の反応で難しいのは悲しみの感情表現が

泣くなどということではなく「笑ってしまう」という方がいらっしゃる

ことなのです。

悲しすぎて笑っているお客様に間違って同調して笑い返すことは

とんでもない不謹慎なことになります。間違いなく怒りの感情に

変わってしまうのです。

そのような方がいらっしゃるからこそ、ますます難しい悲しみの

空気の中での笑いですが、「感動葬儀。」にはやはり「笑いの効用」は

絶対に必要なことなのです。










  

Posted by フューネ三浦 at 15:15 │お葬式の知識

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