20代.・30代の若いサラリーマン世代の人々の中で今、
「出世」をすることを望まない若者が多くなっています。
残念ながら、フューネの若手社員の中にも出世を望まない人がおり、
それはそれで社長としては寂しい現実ですが、一人の人間としての生き方
としては共感できる選択でもあります。
しかしながら、なぜ出世をしたくないのか?ということを考えてみると、
やはり出世をすることに魅力を感じないからということに尽きると思うのです。
しかしながら、本当に魅力がないのか?ということには社長になった
私から言えば魅力がないことは絶対にありえません。
間違いなく、社長には社長の、部長には部長の、課長には課長の
役得というものがあり、こればかりは本当になって見なければ
わからないと思うのです。
例えるならば、車の免許を取得した前より後のほうが行動範囲が
いきなり広くなったようなあの感覚に似ていると思うのです。
免許を取得する前はこれまでの行動範囲で満足してしまう自分がいましたが、
免許を取得して好きな時に好きな場所に行けるようになってしまうと、
免許停止などで、突然車が乗れなくなると感じるストレスは耐えがたいもの
になってしまいます。
出世をして得ることのできる役得はそのようなものです。
では「出世する人」と「出世しない人」の違いは何でしょうか?
おそらく出世する人は
「上司と同じ気持ち、視点になる」
ことのできる人なのです。
上司と同じ視点で物事を考えることが出来るからこそ、
同じ価値観で仕事が出来るのです。
逆説的に言えば、出世をしたくない人は上司と同じ気持ちで
物事を考えたくない人、もしくは考えられない人なのです。
確かに出世をするには乗り越えなければならないハードルがあり、
時として過酷で辛い条件もあるのですが、それは運転免許を取得するまでに
感じた苦労のようなものです。
出世をしてしまった先にある役得を考えると出世をする為の苦労は
乗り越えなければなりません。
間違いなく見える世界が変わるのですから、挑戦する価値はあると
思うのですが。