ブーログ › フューネ三浦直樹の「感動葬儀。」ブログ
2022年12月10日

年賀状の省略が始まっています。

最近は私の手元にも「年賀状廃止のお知らせ」というはがきが

かなりのお取引先から送られてきます。

メールやSNSが全盛の時代となった今、わざわざ切手を貼って

紙の年賀状を送るというコストは無駄と分類されてしまうのは

わからないでもありません。

しかしながら何とも寂しさを感じてしまうのは私だけではないように

思います。




人脈をというものは定期的にメンテナンスをしなければ縁が途切れて

しまうものなのです。本来であれば、定期的に会ったり電話をする

仲であれば、人脈が途切れるという感覚はありませんが、例えば

学生時代の同級生とかであれば、一年に一度も会わずに過ごして

しまうことが多いのですが、一年に一度年賀状を出すという行為だけで

人脈が途切れずに継続をしていくのです。

自分自身が折角、築き上げた人脈ですから、不必要にこちらから

途切れることは避けたいものです。




結果的に頻繁に交流する人や企業などは年賀状を廃止しても

何も問題はありませんが、特に個人的に出す年賀状がやみくもに

廃止することは勿体ない行為なのです。




年末にその年に身内に不幸があった時にお知らせをする喪中はがきは

家族葬で葬儀を行い訃報をお知らせしなかったケースでは非常に大事な

ツールです。

特にコロナ禍である近年はお客様から喪中はがき製作のご依頼を

多く頂いています。

年賀状の廃止の傾向とは逆の流れとなっています。

これからは年の初めのご挨拶よりも年の終わりのけじめのほうが

必要な世の中になってくるのかもしれません。





不必要なものを省略することには賛同しますが、人間関係が疎遠に

なってしまうことには賛同できない今日この頃です。














  

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Posted by フューネ三浦 at 08:41 │日々いろいろ

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2022年12月01日

感動葬儀。ブログ 引っ越しのご報告

2007年11月より15年に渡ってBoo-logでお世話になって

ブログを書き続けて参りましたが、

この度株式会社フューネ公式ホームページにブログを

15年目の節目に引っ越しすることになりました。

15年の長きにわたり読者の皆様ありがとうございました。


今後は下記アドレスにて引き続きブログを書いて参ります。
https://www.fune.ne.jp/kando-blog/



しばらくはBoo-logにも記事をアップしますが、Boo-logは段階的に

終了の方向に進めさせて頂きます。



今後とも「感動葬儀。ブログ」をどうぞよろしくお願いいたします。



  

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Posted by フューネ三浦 at 08:41 │日々いろいろ

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2022年11月20日

青空納棺

フューネが大切にしている納棺の儀式は単にご遺体をお棺を入れる

という行為ではなく、お亡くなりになられた方がこの世からあの世に

旅立ちの出発式でもあり、昔から納棺式のことを三途の川を渡っていく

舟に見立て「舟入りの儀式」とも言います。

「フューネ」という社名変更をする時に、葬儀という意味の英単語で

ある「funeral」からカタカナの「フューネ」とせずに

アルファベットで「FUNE」とあえて読みにくいほうを採用したのも

フューネに「舟」をかけているのです。



さて、本来は納棺は住み慣れたご自宅で行うことが私はベストだと

思っていますが、昨今の住宅事情で自宅にお棺を入れることが

出来ないケースが多々あります。

エレベーターの無い集合住宅とか狭い廊下でお棺が入らない時などは

そのようなケースの代表です。そのような時は担架を使いご遺体を

運び、葬儀会館などの設備が整ったところで納棺をします。

ところが自宅で納棺することが物理的に不可能な場合でもどうしても

現地で納棺をしなければならない場合があります。

多くの場合は死後数日から一か月くらい経過している腐乱状態の

場合です。

この場合は匂いや体液を拡散させないようにすぐの処置が必要です。

自宅内で出来ない場合は自宅の庭や場合によっては路上で納棺を

することがあるのです。

私の経験した一番過酷なところは屋根の上というケースが一度だけ

ありました。

ご自宅の2階でお亡くなりになられたのすが、死後一か月の腐乱状態で

階段が急すぎて担架も使えず、部屋にもお棺が入らず、仕方なく

2時間ほど対応を考え出した結論が屋根の上で納棺をするという

判断でした。

大がかりな納棺に応援を呼び、我々のスタッフは計10人。

屋根の上での納棺に夜中でしたが、近所の人の見物人も

大勢集まってきてしまった現場でした。





私たちは仕方なく野外で納棺することを「青空納棺」と呼んでいます。

青空納棺の現場は通常と比べるとかなり過酷なところが多いのですが、

お亡くなりになられた方の尊厳が損なわれないように最大限の敬意を

もって応対をしているのです。








  

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Posted by フューネ三浦 at 08:28 │お葬式の知識

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2022年11月10日

火屋葬




先日、生前より親交が深かった西尾市のお寺の住職が

お亡くなりになりました。

本来はフューネの施行エリアでは無い西尾市ですが、

遺言で葬儀はフューネにという大変ありがたいご指名を頂いて

おり、この度の住職の寺院葬はフューネが担当することになりました。

住職の葬儀の希望は「火屋葬」でやって欲しいということでした。

おろらくこのブログの読者も「火屋葬」って???

となっていると思うので解説をしますと葬儀が終わり、火葬をするまで

仮設の建物のご遺体安置所の「火屋」を建てそこでお経を唱え、

お亡くなりになられた方との最後のお別れをする場なのです。

「火屋」という言葉自体が火葬場という意味もあり、昔は仮設の

建物である火屋に火を放ち、火葬をしていたこともあるのです。

今回は山門を火屋に見立てての火屋葬でした。

西尾市近辺でもでも15年ぶりの火屋葬だったそうです。

その為に式次を担当する僧侶の皆様も古い資料を確認しながら

四苦八苦であり、葬儀社ある私たちも含め手探り状態でなんとか

儀礼式を行うことができました。



もっとも、江戸時代に行われていた本来の火屋葬からは違うやり方で

あったかもしれません。

しかしながら、令和の時代に江戸時代に行っていた葬儀の仕方が

蘇ることが日本の伝統文化の継承に繋がり、日本の葬送文化を

守ることに繋がるのです。お亡くなりになられた住職が私に託して

頂いた「火屋」という文化遺産を今回、蘇らすことができたのは

本当に有難いことです。

これからも葬送文化を後世に守り抜く重たい責務を頂いたのです。











  

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Posted by フューネ三浦 at 14:43 │お葬式の知識

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2022年10月27日

10月29日 そうそうの森浄水で秋祭りを開催します。






11月29日の土曜日、葬儀会館そうそうの森フューネ浄水


にて3年振りのイベント

「フューネ浄水秋まつり」を開催します。

午前10時より午後3時まで

恒例の人形供養祭はじめぬいぐるみ・布団・写真の供養

空くじ無しの大抽選会・からあげ・ぽーたまおにぎりの屋台

お菓子のつかみどり・抹茶でのお茶会・フラワーアレンジメント教室

パーソナルカラー診断・骨強度測定会並びに乳製品試飲会・

らくらく姿勢教室などの各種イベント企画がもりだくさんです。

もちろん、葬儀の事前相談会や祭壇の展示・ペットの仏壇販売

などの葬儀に関することもちゃんとありますよ。


お近くの方は是非ご来場ください。













  

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Posted by フューネ三浦 at 09:37 │イベント&ニュース

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2022年10月20日

火葬場も選べるほうがいい。

お葬式は民間の葬儀社各社の努力により、現在は様々な葬儀会館が

余程の田舎や離島を除けば、数件の葬儀会館の中から自分自身が

気に入った葬儀会館を選ぶことができる環境が全国的に

整備されました。

やはり競争原理は必要で、葬儀社各社がお客様からお依頼を頂く為に

より良いサービスを追求することはお客様にとって利益になります。

フューネでもお客様からのご依頼を頂く為に日々、葬儀のクオリティー

を磨く努力をしています。刻一刻変わるお客様のニーズに対応していく

ことはもちろんのこと、お客様が安心してご利用頂けるように葬儀会館

のメンテナンスにも費用をかけています。



葬儀会館をお客様が自由に選べることができる反面、火葬場を選ぶこと

は多くの地域では難しいのは今も昔も変わっていません。

東京都内の一部の民間が経営をしている火葬場を除けば、日本中の

火葬場は地方公共団体が運営する火葬場です。

住民サービスが充実しているところは非常に格安で利用できる反面、

その地域に一つしか無いところが多く、火葬場をお客様自身が

選ぶことが出来ない場合がほとんどです。

火葬場によって設備や職員のサービスの品質は当然違う訳で、より良い

サービスが提供できる施設が人気になるのが世の中の倣いだと思うの

ですが、お客様が選択する余地の無い場合は、サービスや職員の対応が

悪くても仕方なく利用をするしか無いのです。

いってみればエリア内独占の事業な訳で、競争原理の無い所では

どうしてもサービスの品質の向上が見込めないのが残念なことです。

少なくとも大都市圏においては2か所以上の火葬場が選べる環境に

なければ民間の葬儀会館のような品質向上は難しいのです。








  

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Posted by フューネ三浦 at 12:11 │お葬式の知識

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2022年10月10日

お線香を買い取って

フューネが運営するお仏壇店では様々なお線香をご用意しています。

お線香の香りは本当に様々で、白檀・沈香・伽羅といった天然の原木

を使用したいわゆる本物のお線香は資源の希少性から非常に高価な

お線香です。香木の原木は金1gよりも香木1gのほうが高価であり、

香木の含有率によって価格は違ってきます。

その他、薔薇やラベンダーなどの花の香りやコーヒーやお酒の香りを

楽しむことの出来る香りなどもあります。

反対に無香料のお線香や、煙の少ないお線香など、匂いが苦手な方に

配慮したお線香もあります。

本当にお線香の種類は様々であり、自分自身のお気に入りのお線香を

探すことはとても楽しいことです。

日本には古くから香りを楽しむ「香道」という文化があり、香りを

変えることで日常生活に変化をもたらす効果や、リラックス効果が

得られるのです。




さて、様々なお客様がいらっしゃいますが、時として理解不能なことを

要求されるお客様もいらっしゃいます。

お葬式の時に多くの皆様から頂いた進物用のお線香ですが、大量に

あって使いきれないから新品なので、引き取ってくれないかという類の

ことを要求されるお客様がいらっしゃいます。

いくら新品だからといって、故人様へのお供えにと弔意をカタチに

されたものですので、当然のことながら引き取りはしません。

もしも、引き取る業者がいたらいわゆるバッタ屋さんかもしかしたら

質屋さんでしょうが、間違っても販売価格で引き取ることは

絶対にあり得ないのですが、このようなことを要求される

お客様に限って、

「使っていないから定価でひきとって」

と言われるのです。

商品の返品と同一の感覚であり大いなる勘違いなのですが

全くもって理解不能な要求なのです。




確かに使いきれないくらいのお線香をそのまま捨てるのは

勿体ないのですから、是非、お付き合いのある寺院様に寄付を

されるとか、友人・知人の皆様におすそ分けをされると

よろしいかを思います。

頂いたお線香は有難く頂戴されるはずですがいかかでしょうか。











  

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Posted by フューネ三浦 at 08:24 │お葬式の知識日々いろいろ

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2022年09月20日

同居のほうが珍しい

お葬式のご依頼を頂く必ず確認しなければならないのはお亡くなりの方

の本籍地と現住所、そして喪主の現住所ならびに主要な関係者の皆様

の現住所です。結論を先に申し上げますと、

ほとんど現住所がバラバラです。

昨今の家庭事情は現住所がバラバラになっていることのほうが当たり前

であり、現住所が一致するほうが珍しいことです。

私が葬儀業界に入った約30年前には親と同居のケースは

結構ありましたが、本当に親と現住所が一致していることの希少性が

現在はあるのです。

長い間ずっと親と同居してきたという方でも晩年にいわゆる老人ホーム

に入居する時は現住所を施設の住所に移転をしなければならない

ルールがあるのでこのような場合も現住所がバラバラに

なってしまうのです。



かつては親戚の方も実家の近くに住む傾向にありましたが、

最近ではそのようなことも無く、住んでいる場所もバラバラです。

結果的に、葬儀会館を選ぶ時に誰の家から近いところで選ぶかと

いうこともバラバラです。

もっとも、自宅から近いという理由で葬儀会館を選ぶ必要が家族葬と

いうお葬式の形態が主流の現在ではあまり気にしなくていい選考基準と

なってしまっています。


そもそも、親戚はおろか家族さえも何かあった時に集まれなくなって

しまっている住居が増えており、そうした背景からお葬式が発生した

時は葬儀会館に病院から直接お入りにならなれることを選択する

お客様が今や大半を占めているのです。


  

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Posted by フューネ三浦 at 12:40 │お葬式の知識日々いろいろ

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2022年09月11日

「死」が軽くなる

最近のお葬儀事情を見ていると「死」というものが以前と比べると

随分軽くなってしまったように思うのです。

家族葬というものはお亡くなりの方をはじめ、ご遺族の皆様の

「社会的な繋がりを断ち切って行うお葬式」とも言い換えることが

できますが、社会的なお別れの場を提供するという使命は果たす

ことができません。

同時に宗教者も大人数を呼ぶことが少なりなり、葬儀の式典に

荘厳さが無い式典が増えていることは間違いの無い事実です。



そしてご親戚の皆様も以前ならば、孫やひ孫まで参列した

お葬式でしたが、現在では中々親族大集合というケースが

希少な存在になりました。

人は生まれて来る時も死んでいく時もひとりです。

孤独なのです。この孤独感を少しでも和らげることがとても大切な

ことで、古来より私たちのご先祖様が大切にしてきた人の繋がりで

あり、「絆」という言葉に置き換えても良いでしょう。

人と人が結び合っている「絆」が見えないお葬式はどうしても

軽く見えてしまうのです。

私は人の命がこの世から消える死は重いものだと認識をしています。

おそらく多くの方々が人の命は重いものだと認識しているはずですが、

それを表現する葬送の儀礼式の省略化は思っていることと実際に

やっていることの乖離を感じてしまい人一人の死が軽く見えて

しまうのです。















  

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Posted by フューネ三浦 at 10:38 │お葬式の知識

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2022年08月20日

病院から抜け出して

長い間、病院に入院をしていると誰しもが一度は住み慣れた自宅に帰り

たくなるものです。病院からの許可を得て一時帰宅のできることは

家族の皆様にとっても嬉しいことです。

フューネでお葬式を担当させて頂いたお客様がよくおっしゃるのは

「亡くなったのは悲しくて残念なことだけど、亡くなる前に

自宅に帰ることが出来て良かった」ということです。

自宅は安らぎを与えてくれる場所と同時に様々な想い出が最も詰まった

場所であり、「自宅に帰る」ことは人間にとって重要なことです。




葬儀会館で葬儀の参列をされるお身内の方で病院からお越しなられる

ケースが多々あります。

身内の不幸に参列をする為に病院を抜け出してお越しになられます。

やはり、近親の方が亡くなった場合は多少の無理をしてでも葬儀には

参列をしたいものです。

私も医者が許可を出してくれるならば、可能な限り葬儀には参加して

頂きたいと考えています。



昨今のコロナ禍の中で、陽性者並びに濃厚接触者が自宅などの

療養場所から勝手に抜け出してお葬式の会場に来てしまうケースも

ありました。葬儀に参加できないことに同情はいたしますが、勝手に

抜け出して多くの方にご迷惑をおかけすることはやはり

絶対にNGな行為です。

とはいえ、近親者のお別れですから、なんとか参列することを叶えて

あげたいものです。

なんとかならないものでしょうか。
















  

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Posted by フューネ三浦 at 11:29 │お葬式の知識

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2022年08月11日

お棺を手運びで。

最近のお葬式では、ご遺族の皆様がお棺を手で運ぶことが

減ってきています。葬儀会館にしても火葬場においても、

お棺用のストレッチャーが大方配備されており、葬儀社の社員が

ストレッチャーに乗せ換えることを請け負ってしまえば、

病院の霊安室から葬儀会館・火葬場まで一度もご遺体を運ぶと

いうことをご遺族の皆様が体験をすることなく葬儀が

完遂してしまうのです。




昔からフューネの「感動葬儀。」ではお客様自身がお棺を

手運びで運ぶことを推奨しています。

元来、火葬場まで古式に則り、葬列を組むことが日本の

葬送文化であり、お棺を持つことは近親・有縁の皆様にとって

重要な役割であるのです。

成人男性のご遺体の入ったお棺は150kg位の重量に

なることもあります。とっても重たいのですが、重いお棺を

大勢の皆様で運ぶことは遺されたご遺族の皆様にとっても、

「お棺が重たかった」と記憶にちゃんと残るのです。

供養の本質はお亡くなりの方のことのいつまでも忘れないで

あげることです。人の記憶にインプットすることは

脳みそに汗をかかなければなりません。





最近では葬儀の参列する人数も5名以下のお葬式も増えています。

物理的にお棺を運ぶことの出来る人数が葬儀の場所にいないケースが

多々あります。そのような時は本当にストレッチャーが重宝しますが、

私としてはやはり、多少無理しても、本当に短い距離であっても

お客様自身が手運びでお棺は運んで頂きたいのです。










  

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Posted by フューネ三浦 at 10:12 │お葬式の知識

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2022年07月20日

集会所のお葬式

多くの団地には住民の利便向上の為に住民が集まることの出来る

「集会所」が設けられています。

各種の会議だけでなく、子供会の行事や趣味のサークル活動などで

使用できる集会所の存在は住民によってはありがたいものです。

多くの集会所の規約の中では冠婚葬祭での使用が許されています。

結婚式やお葬式で使うことを想定した使用規約はほとんどの集会所で

存在するのですが、令和の時代では利用を希望される方はほぼ存在

しなくなりました。

結婚式で使用する人が少なくなったのも、お葬式で使用する人が少なく

なったのも、理由は民間の専用式場が普及してきたのが

一番の理由です。

専用式場というものはやはり、「専用」に作られているだけあって

圧倒的に利便性が良いのです。

もちろん、民間の専用式場は公営の式場と比べて何百倍も利用料が

高くても使用するだけの魅力があるのです。



集会所利用のお葬式が敬遠されていった理由のひとつに夜間の

セキュリティーの問題があります。場所によってはカーテンすら

無い集会所もあり、外から丸見えのところもあります。

そして、多くの集会所ではシャワーやお風呂が無いのです。

民間の専用式場ではもはや当たり前の設備ですが、これが無いのは

やはり不便なのです。

そして、集会所のお葬式が敬遠されていった一番の理由は

「綺麗で無いこと」。

クリンネスは現代社会において当たり前のサービスであり、

これに難がある施設はたとえ格安でも敬遠されるのです。



とはいえ、集会所でお葬式を行うことにメリットもたくさんあります。

特に家族葬が当たり前の現代では集会所でのお葬式はメリットが

多いといえます。

一番のメリットは「自宅から近くで行なえること」

そして、今までなら手狭だった場所が家族葬ならちょうど良い大きさ

になってきたことなのです。

おそらく、クリンネスが保たれている集会所ならば、葬儀会場としては

これからの時代は魅力な会場になるはずです。












  

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Posted by フューネ三浦 at 08:24 │お葬式の知識

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2022年07月10日

痛みに耐える

年齢を重ねていくと、身体のどこかが痛くなり、それが一か所に限らず

複数箇所起きることが常態化してしまっている方が数多くいらっしゃる

でしょう。生きていくということは痛みとの闘いです。

「痛み」は私たちに身体の不調を教えてくれる大切なメッセージです。

本来ならば、ひとつひとつの痛みに正面から向き合っていくことが

健康の秘訣でしょう。しかしながら、いつしか痛みを放置したり、痛み

に耐える耐性を持ってしまい、身体からの大事なメッセージを蔑ろに

してしまうものです。

思えば子供の頃は少しの痛みでも「痛い痛い」と親に言っていました。

「痛いの痛いの飛んで行け~」

というおまじないは親の愛情を直球で頂いていた頃の微笑ましい

思い出です。




大人になると身体の痛みだけで無く、「心の痛み」があることに気づか

されます。しかも、身体の痛みよりも場合によっては重症化しやすく

簡単に治らないことにも気づかされます。

現代社会の中で心の病に苦しむ方が増えているのも不必要なほど

痛みに耐えることが良しとされてしまっていることの弊害でしょう。



元来、お葬式を行うということは大切な人が亡くなってしまったときに

心の痛みを少しでも和らげる効果があります。

お亡くなりになられた方にとってこの世での卒業式であるお葬式は

しっかりと行うことで本人だけでなく、遺されたご遺族の皆様にとって

心の整理をする上で絶対に必要なものです。

もちろん、お葬式を行ったからといって心の痛みがすべて無くなって

しまうことはあり得ないでしょう。

残った心の痛みは痛みに耐えるのではなく、心の痛みに逃げずに

正面から向き合っていく必要があるのです。



コロナ禍の中でお葬式の簡略化が起きている葬儀事情ではありますが、

心の痛みが取れない程の簡略化したお葬式は出来れば選択しない

ほうが良いはずです。









  

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Posted by フューネ三浦 at 09:01 │お葬式の知識

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2022年06月20日

自ら命を絶つことが減らないのは

ここのところ、有名人・芸能人の自殺の報道が後は絶ちません。

誰もが知っている人の自殺での死はやはり影響力が大きく

尊い命を守る立場からすると本当に止めて頂きたいと思うばかりです。

フューネのお客様でもテレビドラマから影響を受け、小学生が複数で

一緒になって命を絶ったという痛ましいお葬式を過去に担当させて

頂いたこともあり、本当にメディアの影響力は馬鹿に出来ないのです。

そのような影響力はメディアも理解をしており、テレビの報道も昔と

比べてソフトになり、また命を守る為の相談窓口の案内を報道と

併せて実施するようになってきましたが、果たしてどこまで効果が

あるのでしょうか。



残念ながら命を絶つ人はゼロにはなりませんが、実は最近では

平成15年の34000人台から20000人台まで徐々に減ってきて

いたのです。自殺者が減少に転じたのは心のケアをする活動が

機能している証です。そして命の大切さを啓蒙する活動が

社会全体で行われてきたという時代背景にあります。

ところが、せっかく減少傾向にあった自殺者数の推移がコロナ禍に

入り、やや増加に転じているのです。

時代の閉塞感からくる経済の打撃や孤独感、先の見えない世の中で

精神的に参ってしまう方が増えていることは間違いのない現実です。



自ら命を絶つ方は何らかの精神的な疾患を抱えています。

私の私見ですが、正常の精神状態では自らの手で命を絶つ恐怖には

勝てないと思いますが、精神の病気が命を絶たせることは

フューネが葬儀を担当するお客様の動向をみていても間違いのない

事実です。そして、自ら命を絶たれた方の死に顔は誰もが

「苦しそう」な表情をしています。

誰もが必ず迎える「死」はせめて、安らかなお顔であの世に

旅だって欲しいと葬儀の仕事を通じて数えきれないほどの

自殺者の死に顔を見てきた私の想いなのです。



  

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Posted by フューネ三浦 at 08:34 │お葬式の知識

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2022年06月10日

ロックダウンの影響は葬儀の備品にも

コロナ禍の中で、日本以外の国では感染対策として国家が強制的に

隔離をするロックダウンは多くの人々の自由を奪ってしまうものです。

ロックダウンは様々な犠牲の上に成り立っていますが、いわゆる

経済活動はとかく大打撃を与えるものです。

特にお隣の国、中国のゼロコロナ政策は傍から見ていても

「やりすぎ」と思えるくらいの徹底ぶりであり、これが日本で行われ

たらと思うとゾッとします。上海のロックダウンは規模が大きいだけに

様々な影響が私たちの周りにも出ています。



実はお葬式で使う、位牌や柩、経机などの消耗品は中国で生産されて

いるものが多いのです。それも、上海の郊外の工場で生産され、

上海の港から日本に輸出されているケースが多いのです。

今回の上海のロックダウンでは葬儀の備品の調達にも多大な影響を

及ぼしています。特に木製品は近年のウッドショックの影響に

ロックダウンの影響が加わり、お位牌やお塔婆などはコロナ禍前の

価格と比べると2倍から3倍に跳ね上がっています。

半導体不足が叫ばれ、半導体が無いばかりに日本国内で工業製品が

生産出来ない状況と比べると規模はかなり小さいかもしれませんが、

葬儀において必要な備品が調達が難しくなるのも困りものなのです。



葬儀の備品もメイドイン・ジャパンの物も、もちろんありますが、

製造は日本国内でも部品は海外からというものが実は数えきれない

ほど存在します。私たちの生活を支えてくれる社会の仕組みは

本当にクローバルであり、日本の伝統文化の象徴でもある

日本式のお葬式にも世界レベルのアクシデントが密接に影響を

及ぼすのです。

現在、様々な災いが私たちの周辺に降りかかってきていますが、

一刻も早く、平穏な世の中になることを願ってやみません。



  

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Posted by フューネ三浦 at 08:38 │役立つ雑でない雑学

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2022年05月20日

「忘れない」ために供養をすること

最近、少しづつですが、法要のお客様が戻り始めています。

コロナ禍前の水準にはまだまだほど遠いですが本当に

少しづつですが、法要の売上は上向きです。

一回目の緊急事態宣言により、不要不急な行事を自粛が

叫ばれ、各種年忌法要は「不要不急」に分類され法要の予約は

一時、対前年比90%のダウンというレベルに。

これは我々葬儀社だけでなく、仕出し料理屋さんやお寺様も同じ

ダウンでした。法要が次々とキャンセルが入り、知り合いのお寺様が

お布施の収入が8割減で生活が出来ないと嘆いていたのが、2年前

の出来事です。




年忌法要のお客様が少しづつ戻り始めたのはやはり、会食時の人数

制限や行動制限が解除されたことが大きな要因ですが、

それ以上に本質的な理由は、「供養は大事」と多くの皆様が思い出して

くれたことだと思うのです。

供養の本質は大切な人のことを「忘れないであげること」です。

日々の忙しい生活の中で、鬼籍に入った人のことを忘れがちですが、

年忌法要を親族や関係者の皆様が一同に会することで思い出すが

できることこそ、年忌法要開催の意義です。

そこに集う人たちも久しぶりの再会が多く、食事をしながら、

酒を飲みかわしながら、思い出話に花を咲かせることがいかに

大切なことかと思うのです。




残念ながら、不要不急に分類された年忌法要ですが、

人が生きていく為の心の拠り所としては二度と不要不急に

分類してはならないのです。

人はご先祖様に思いを馳せ目では見えない世界の人との

繋がりをも大切にして、生き続けていくのです。

大切な人のことを忘れない為に供養をしていくことは自分自身が

「生きること」でもあるのです。











  

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Posted by フューネ三浦 at 08:18 │役立つ雑でない雑学

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2022年05月10日

喧嘩に巻き込まれて

意見の相違や感情の不一致から来る人と人のコミュニケーション

の悪化は時として喧嘩に繋がります。

喧嘩というものは何かしらの方法で相手を攻撃することになり、

心理的には無傷ではいられない状態になります。

なるべくなら喧嘩は避けたいものですね。

争いごとは国家と国家であれば戦争にも繋がりかねないのですから。





実は葬儀を通じての喧嘩は頻繁に起きます。

夫婦間、兄弟間、親戚の間などなど・・・。

主に葬儀の考え方が個々に違ったり、それを合わせて方向性を

決めるときにおきます。葬儀とは、おもてなしとは、寺院様に

対する考え方等々と意見の相違から始まる喧嘩がやがて普段の

不平や不満まで発展してしまうこともよくあります。

お亡くなりの方の看病などで疲れていて精神的にも肉体的にも

余裕の無い状態では怒りの沸点はどうしても低くなりがちになり、

喧嘩の口火は簡単に切られてしまうことも多々あります。




葬儀社の社員は担当するお客様の喧嘩に残念なことに

巻き込まれてしまうことが多々あります。

巻き込まれる巻き込まれないと論ずる前に目の前で突然発生する

喧嘩は仲裁をしなければならないこともあります。

そして、小さな喧嘩が大きな喧嘩に発展するとも葬儀社の担当員

としてはもうどうにも出来ないことになってしまいます。

また、相続を控えている中でちょっとした口喧嘩がドロドロの

相続争いに繋がってしまうことにもなりかねないのです。




喧嘩に巻き込まれて一番困るのは争っている双方から

「葬儀屋さんどう思う?」

という意見や同意を求めてくることです。

立場上どっちの味方もできないことが多いのですが、味方にしようと

意見を求められるのは本当に厄介です。




頻繫に目の前で起きるお客様の喧嘩を対処することも葬儀の現場では

葬儀社の社員としてやはり重要なことなのです。



  

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2022年04月25日

4月24日そうそうの森さなげマルシェ・人形供養祭

4月24日豊田市御船町にある

葬儀会館「そうそうの森フューネのさなげ」

マルシェ・人形供養祭には生憎の雨天に関わらず、

400人近いお客様がご来場頂きました。

10時~15時の開催時間までお客様が途切れることなく、

またお人形・ぬいぐるみ・布団の供養には「大量」に集まりました。

雨の中ご参加いただいた出展社の皆様。

ご来場の皆様ありがとうございました。



















  

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Posted by フューネ三浦 at 08:36 │イベント&ニュース

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2022年04月20日

ペットのお仏壇



フューネのお仏壇店は各店ともペット供養の各種商品を

取り揃えています。

年々お客様からペットに関する供養商品のお問合せが

増えてきてペットの供養に関するコーナーが各店とも

拡大してきました。

ペットのお仏壇だけでなく、ペットの位牌やペット専用のロウソクや

線香まで様々な商品があります。



ご来店頂けるお客様は気に入られた商品に巡り合えると

「こういうのを探していた」

と、とても喜ばれます。

ペットの供養を考える方々は人間の供養と同レベルのことを

考えられます。

家族の一員であり、亡くなった後でも忘れないように弔いを

していきたいという想いをお持ちなのです。

そして、お亡くなりになられたペットとの思い出を涙ながらに

私たち販売員に語ってくれることが多々あります。

私たちはお仏壇や仏具を販売する販売員ですが、お客様の

こうしたペットとの想い出話を聴くだけしかできませんが、

それでも多くのお客様が話を聞いてくれてありがとうと

清々しいお顔でお店からお帰りになられるのがとても

嬉しいのです。



仏壇店は葬儀の現場と違い、生死を当事者が客観的に

観ることが出来る場所だと思っていましたが、お客様の

想いに触れると葬儀の現場と何も変わらないのです。













  

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Posted by フューネ三浦 at 10:48 │お葬式の知識終活の教科書

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2022年04月12日

結婚にもお線香

フューネ直営の仏壇店では進物用のお線香を販売をしています。

最近では日本香堂さんが「喪中はがきが届いたら・・・」という

テレビCMを毎年秋に放映する効果もあり、お彼岸やお盆よりも

年末年始に進物用のお線香の売れ行きが好調になる傾向に変化して

きました。お葬式に弔問に行けず、後日訃報を知った方々が弔意を

カタチで表すには最適なアイテムであり、家族葬が主流の現在では

まだまだこの流れは続いていくものと思われます。




さて、お線香いうイメージは「弔事」ですが、「慶事」でのお線香の

使用もあります。今ではかなりの少数派になりましたが、

結納の時の品目の中にお線香は存在します。

これから結婚を通して親戚関係になる相手の家のご先祖さまに

お土産として持参するお線香は昔から結納では定番です。

フューネのお仏壇店でもまれに子供が結婚するのでお線香を買いたいと

ご来店をされるお客様がいらっしゃいます。

その場合の熨斗や包装紙はお祝い用を使用します。

元来、日本人はあの世とこの世は繋がっているものという考えを持って

日常生活をしています。

ご先祖様の存在を意識をして生きていくことは強く自信を持って

生きられることであり、どんな時代になっても変わらない不変的な

事柄なのです。





  

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Posted by フューネ三浦 at 15:09 │冠婚葬祭のこと

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