2010年07月09日

黙祷と黙礼

先日、いつもお世話になっている宮司さんとの雑談の中で、

「最近、黙祷と黙礼の違いがわからない方が

すごく多いのです。」


というお話を伺いました。

フューネがプロデュースするお葬式ではしばし「黙祷」を参列の皆様に

お願いすることがあります。

しかしながら、「黙祷」をお願いした時にお客様が「黙祷」の意味を

正しく理解して行なっているのか?

ちょっと疑問になってきました。

ひょっとして「黙祷」とは単に目を閉じているだけの時間のように

捉えていないであろうか?

そんな不安が脳裏に浮かびました。




では「黙祷」とは一言でいうと

「何がしかに声を立てずに祈る行為」

であり、決して目は閉じる必要はないのです。

つまり、自分を見つめ直す時間であり、

自分の心を整理する時間です。

お葬式や慰霊祭で行なう黙祷は「亡くなった人に祈る気持ち」

を表現することが模範ですが、厳密にいえば黙祷の間は

何を考えても良い時間なのです。

少々不謹慎な例えですが黙祷の間に「今晩は何を食べようか」

と考えていてもOKなのです。

黙祷と同時に目を閉じたり、手を合わせたりする行為は外部から遮断して祈る

という意味や祈りを表現する為に自然発生的に起きる行為なのです。


これに対して「黙礼」とは「黙ったまま敬礼すること 」

であり、黙祷とは違い、何かを祈ったりするものではありません。

黙礼は字の如く、黙ったままする「礼」の一つです。



おさらいすると「黙祷」と「黙礼」の違いは

「祈ること」と「敬意を表すること」の違いなのです。

正しい作法を知ることは人間関係を円滑にする最大の道具です。









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