2017年05月10日

戒名と俗名

日本人の宗教感の中で、死後の世界で生きていく為に戒名をつける

という習慣があります。

現状では多くの人はお寺様にお願いして何らかの戒名を頂いて

いるのが、実際のところです。

しかしながら、「本当に戒名は必要?」

と疑問を抱く人が増えていることも事実なのです。

端的に言えば戒名を頂くということは「仏教徒になる」ということ

なのですが、その意味合いも解らずに戒名を頂いている方々に

とって「戒名は必要?」という疑問に繋がってしまう訳なのです。





あの世が本当にあるのかと疑念を抱いている方々にとって

「戒名は必要なのか?」

という疑問は当然のことのように思います。

宗教家の説明が足りない・宗教家の話を聞かない・宗教家を信じて

いない方々はいわば、戒名のことがよくわからない状況で要る・

要らないの判断をしてしまっているのです。




一方、俗名(ぞくみょう)とは生前名乗っていた名前のことであり、

通常お亡くなりなられると位牌にはフルネームで記載をします。

お寺様に葬儀を依頼する時に、あえて戒名を付けずに「俗名」で

お葬式をされるケースは年々増えています。




言ってみれば、戒名をつけるかどうかは皆さまの自由です。

本来、仏教徒である人が頂く戒名ですが、とりあえず葬式は

お寺様に読経をあげていただこうと思っている方々が圧倒的に

多い今日において、仏教徒であるという意識の無い方に

「戒名は絶対に必要」と押し付けることは戒名の本質からも

外れているのです。













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この記事へのコメント
日本人と戒名 興味深い内容ですね。
日本では、ほとんどの方が仏式の葬儀で弔われ、戒名が与えられると思います。
戒律は本来、他の宗教でいう諡号ではないため、生前の徳や人柄を表すためのものではないそうです。飽くまでも仏門に入り戒律を守るための証 戒めの名ということでしょうか。
現在の、死んだらまず戒名という風潮や、読経と戒名を以て仏教徒とすることにも限界がきているような気もします。
ただ、鎌倉時代の位牌の伝来、江戸時代以降の仏壇の普及などの影響からか、現在では受戒は亡くなった方への懇ろな供養となっているようですね。
宗旨の違いなどにより多種多様な戒名があり、菩提寺のご住職が死者一人ひとりに、何らかの戒名考え与える。 この世での名前は俗名であり、死んだら名前が変わるという認識を、若い人からお年寄りまで持っている。
もはや、日本独特の葬制と言っても過言ではありません。
今後も、時代に合えば残すべき文化かもしれないですね。
Posted by 五作 at 2017年05月10日 18:04
五作さま
コメントありがとうございます。
日本独特の葬制ですよね。
これが残るかどうかは日本人の心の問題。
いらないという方ばかりでは何も出来ないはずです。
Posted by フューネ三浦フューネ三浦 at 2017年05月12日 11:30
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