2017年03月11日

須弥山

お仏壇の中には大抵の場合「段」があります。2段、3段となっている

ものがありますが、なぜ「段」があるのでしょうか。

単なる中に飾る仏具の見栄えの為ではないのです。

ではいったい何を模しているのでしょうか。

実は、「山」を模してつくられているのです。

その山の名前は「須弥山(しゅみせん)」といいます。

須弥山は、古代インドの世界観の中で中心にそびえる山であり

人間が計り知れないようなとてつもなく大きな山であるのです。

須弥山の上空には、仏様たちがいます。その天上も二十五段階に

なっていて、それぞれの階層には仏さまとたくさんの菩薩さまが

いる宮殿があるそうです。




お葬式で使う祭壇の「段」も須弥山を表しています。

祭壇は仏教的な意味合いが多く含まれているパーツが多い

のですが、いつしか、葬儀を取り扱っている葬儀社の社員すら、

その意味を知らないレベル社員が増えているのです。

プロですらこのレベルですから、お客様が仏壇や祭壇の「段」に

深い意味を求めてこないことも事実です。

もちろん、本来の意味よりも供養する「心」のほうが大事であり、

意味合いの重要性はそれほどでないと思いますが、

「段」の一つに仏教の世界観が秘めていることを知っているだけで、

見方が変わるのです。



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