2008年12月25日

6年の孤独

12月20日の産経新聞の記事に

東京のど真ん中で6年間誰にも発見されず、孤独死していた男性がいたとの

ニュースが掲載されました。なんとも年の瀬に悲しいお話です。

記事はコチラ→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081220-00000510-san-soci

なぜ、6年も発見されなかったのか?本当に不思議な現実の事件でした。

東京のど真ん中にある空き家に誰も興味がなかったのか不思議でなりません。

今回の発見も地権者が亡くなり相続した新しい地権者が家屋の中に

入り偶然の発見で、さぞかし発見者は驚かれたことでしょう。

孤独死は近隣のお付き合いが親密な田舎より、近所付き合いが希薄な

都会のほうが起きやすいもの。

孤独死しない為の対策が本当に重要だと思います。

また、都会の一部の団地では入居者が65歳以上の方ばかりとなり、

都会の限界集落が出現しているところもあり、

非常に孤独死しやすい環境にあるといえます。

一番の対策は定期的に誰かが家庭訪問する仕組みをつくること。

この問題を解決するためには行政の協力が不可欠なことだと思います。

「人間は生まれてくるときも死ぬ時も一人ぼっち」

とはいえ不幸にして誰にも発見されずに孤独死をしてしまった方の

お葬式はせめて心をこめてしっかりとしてあげたいものです。





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Posted by フューネ三浦 at 08:49 │コメントをする・見る(4)お葬式の知識
この記事へのコメント
いろんな“死”がありますが・・・・
“孤独死”、“自殺”・・・淋しいです!
あまりにも都会に色んなものが集中
しすぎたからでしょうが・・・
もっと人と繫がりを持って欲しい
世の中です!
Posted by きたのその家 at 2008年12月25日 10:47
孤独死というのは寂しいですね
ニュータウンという高度成長期に建てられたアパートでもそういった問題をかかえている、ということをNHKでも以前特集していました
そこでは独自に集まった住民の方々が巡回して訪問していました
そういうものが各地区にあったら良いのでしょうけど・・・・
Posted by M/F ART at 2008年12月25日 12:43
元タレントの飯島愛さんが急死でしたね。

色んな意味でお世話になった方ですが、それが何かは各々の想像力に任せて…

で、今日司法解剖したみたいで、死因の特定は出来ず、病理学的から死因の特定するみたいですね。

たた死後一週間だったらしいです。

孤独死は何もご老人だけでない事、人なら誰でもあり得る事なんだと改めて感じました。
よく、親より先に亡くなると親不孝って言われますが、こういった亡くなり方は親だけでない、本人にとっても不幸ですね。

よく言ったものですな…。
一寸先は闇

とは。

人生でも経済でも
Posted by 華玉山 衣芽呂 at 2008年12月26日 00:03
きたのその家さま
都会の人間関係の希薄さは確かに
「孤独死」を招きやすいのです。
年の瀬に「孤独死」「自殺」は是非とも避けたいものです。

M/F ARTさま
住民の方の巡回活動これがもっとも効果的な対策でしょう。
しかし、巡回の当番をする人としない人。いつも揉めてしまうのは
悲しいことです。結局非協力的な人が迷惑をかけることが多いのですが。

華玉山 衣芽呂さま
飯島愛さんの「孤独死」はショッキングでしたね。
本当に老いも若きもだれでも起こりえる事例でした。
死後一週間というと生前の美しい姿はなく、
腐敗もかなり進行している状態。
真冬でも暖房がつけっぱなしの状態では
真夏と変わりませんから。
なんとも後味が悪いニュースでした。
Posted by フューネ三浦 at 2008年12月26日 08:25
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    コメント(4)